笠地蔵

この前テレビで武田鉄矢が、昔話の解説してたんですよ。「世界一受けたい授業」とかいう番組。視点を変えれば新しいものが見えてくる、みたいなことで、昔話の新しい解釈ってのをね、説明してたの。

笠地蔵って話あるでしょ。おじいさんが笠売りにいった帰り道で地蔵に気付いて、雪降ってるから可哀相だっつって売れなかった笠をあげて地蔵にお礼をされるという。いい行いをすれば、自分にもいい事があるよって話。

で、鉄矢は本当におじいさんがいい人だったら、町に笠を売りにいく時に地蔵に気付いて笠あげてるはずだって言うんですよ。売りにいく時は金儲けの欲があったから地蔵なんかに目がいかなかったと。言うんですよ。鉄矢が。

そうはどうだろうかと。

地蔵はね、最後に米だぁ何だぁ礼の品を渡すのに、おじいさんの家まで歩いてきてるんですよ。つまり地蔵は動けるんです。ってことは、おじいさんが笠売りにいく時はいなかった可能性があるんですよ。でしょ。

行きにいなかった地蔵が帰りに突然現れたことを、おじいさんが何故不審に思わなかったかというと、おじいさんだからですよ。悲しいくらいにおじいさんなんですよ。彼は。

じゃあ、何で地蔵はあそこいたかというと、私は昔話にありがちな狸が化けていたっていうパターンだと思うんですよ。狸がお供えを期待して地蔵に化けてたと。で、おむすびとか団子とか期待してたのに笠渡されたもんだから、テメェ何してんだってことで腹いせまぎれにドッキリで、お礼の振りして偽物の米とかを置いてったんですよ。

お礼の品が偽物であることに、じいさんとばあさんが何故気付かなかったかというと、おじいさんとおばあさんだからですよ。悲しいくらいにおじいさんとおばあさんなんですよ。それはもう。悲しいです。

COUNTDOWN JAPAN 06/07

2006年12月29日 11:00

ちょっと遅めの幕張メッセ到着。初日の朝という事もあって、まだそれほど混んではいない。並ばされる事もなくリストバンドを交換しタイムテーブル表を受け取ると、物販クロークエリアへ行ってグッズを物色。

とりあえずオフィシャルの長袖Tシャツを購入。ピーズのTシャツを買うかどうか迷ったけど、散々悩んだ挙げ句、無駄遣いしない男ヒヨスケは、これをパス。フロアの端で今買ったばかりのTシャツに着替えた。

一昨年参加した時は寒さに苦労したので、上に羽織る為にパーカーを持ってこうか悩んだけど、Tシャツ1枚でも行けそうな雰囲気だったので、とりあえず薄手のシャツを取り出し腰に巻く。本当なら300円のコインロッカーで十分なんだけど、後々何かあるかもしれないので今日のところは1000円で1日出し入れ自由のクロークに預けることにした。

ステージが始まる1時まではまだ時間があるので、食事エリアで角煮ラーメンを平らげるとEARTHステージ隣りにある休憩エリアのリクライニングシートで横になった。

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30size

元OUTLAWの山口進のソロプロジェクトが始動し始めました。バンド名は30size。30歳だから30サイズ。まだメンバー1人みたいだけど。

同郷の同じ30歳として応援していきたいと思います。

グランディア

さっきプレステのグランディアをクリアしました。元々サターンで出てたのがプレステに移植されたRPGです。本家のサターン版は発売当時クリアしてたんですが、名作だったからまたやりたいと思ってたので、サターンなき今、プレステ版を買いました。

やっぱいいですね。名作。私がやったRPGの中ではNo.1かもしれん。冒険、勇気、友情。困難を経て成長していく主人公。この手の冒険ものの王道的ストーリーなんですけど、こういうベタな王道って難しいと思うんですよ。それを、きっちりやっているのが素晴らしい。

ゲームとしては難易度もそれほど高くないし、普通にレベルアップしながら進んでけばラスボスも楽勝だし、内容はガチガチの一本道で自由度はかなり低いので、ゲームがしたいという人には物足りないと思いますが、ストーリーがよく出来ているので、飽きずに一気に楽しめます。

内容だけじゃなくて、グラフィック、音楽、戦闘。全部素晴らしいです。

グラフィックは、3Dの背景にドット絵のキャラが合成してあるんですが、これが非常にいい。ドラクエ6なんかも、この手法を使ってるんですが、グランディアの生き生きと動くドット絵キャラは別格。一体何パターン動くんだと。最近の作り込まれた3Dモデルよりも贅沢で味があるし、もはや職人芸です。

キャラや建物、乗り物等のデザインもカッコいいし、ムービーシーンの3DCGも、下手な3Dだと不自然さが目立つ人物はアニメで合成しているので無理がなく、表現力は最近の奇麗なCGにも負けてない感じがします。

最近の家庭用ゲーム機の性能向上を見てると、過去のゲームを奇麗な映像でリメイクして欲しいなんて思う事ありますけど、これは特にリメイクして欲しいとは思いませんね。それくらい完成度が高い。

音楽は、ゲームによっては音消して違う音楽かけながらやったりするけど、これはゲームの音楽で十分楽しめます。それぞれの音楽がシーンに合ってるし、特にテーマ曲は「さぁ冒険だ!」って感じがして、聴いてるだけでワクワクしてくる名曲。

ヒロインのフィーナの声を日高のり子さんがやっているのもポイント高いですね。私あの人の声大好き。

もうね、映画化して欲しい。ま、映画化したらしたで、どうせ残念な事になるんだろうけど、それでもして欲しいと思ってしまう程いいんです。この感動をね、多くの人に知って欲しいって感じ。

2以外の続編もプレイ済みですが、軒並み駄作なのが残念。もう、続編やめりゃいいのに。

ピヨディスクアワード2006

そろそろ2006年も終わりが見えて来たという事で、ヒヨスケ的ベストディスク2006を決めてみようかと思います。名付けて「ピヨディスクアワード2006」。

選考基準は、ヒヨスケが2006年に購入したCD。2006年発売ではなく、2006に購入したものです。とりあえず今年買ったものをリストアップしてみました。

アルバムが39枚で、その内iTunes Store(iTS)で購入したアルバム2枚。シングルが9枚で、トータル48枚です。

11月入ってからは1枚しか買ってないので、1月から10月の10ヶ月で47枚ってことか。週一以上のペースで買ってますね…。

それではノミネート作品です。

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CDJ06/07タイムテーブル発表

COUNTDOWN JAPAN 06/07のタイムテーブルが発表されたので、恒例のシュミレーションでもするかな。

まず1日目。いきなりくるりか。その次は、まぁTheピーズだな。その流れでスパルタローカルズ見て、Salyuをちょっと見てからACIDMANだ。

その後は10-FEETでもいいけど、まぁ適当に気分でって感じだな。んで奥田民生見て、次は…、東京スカパラダイスオーケストラミドリカワ書房が被ってるじゃないか!ん~、しょうがないからスカパラ諦めるか。1日目ラストが、ミドシンと。

2日目は…、いきなりZAZEN BOYSYO-KINGが被ってる!これは迷うな~。ん~、ZAZENかな。で、GRAPEVINE見て、電気グルーヴ見て、KEN YOKOYAMAスネオヘアーか…。KEN YOKOYAMAだな。で、斉藤和義…ってEARTH STAGEばっかだな。

その後の東京事変もいいけど、MASTER LOWとかBahashishiとかも気になるな。ん~、その場の気分だな。ほんで最後はCaravanと。

さぁ、大晦日ですよ。うわ~、BEAT CRUSADERSRIZE被ってる。ビークルは次こそ見ようと思ってたのに、これは迷うな~。ん~、保留!

終わったらフルカワミキを軸にブラブラする感じで、少年ナイフ見たりなんかして、で、次のtoeってバンドが気になるのよね~。良かったらBOOM BOOM SATELLITESをパスしてこっちだな。で、PANTA見て、GANGA ZUMBA見ながら休憩。

そしてザ・クロマニヨンズ! ここでごっそり体力削られた後にeastern youthと。この頃には、グッタリしているだろうから休憩挟んでカウントダウンは吉井和哉だ。

いよいよ最終日。最初はマキシマム ザ ホルモンBase Ball Bearか。どっちでもいいな。序盤は結構どれでもいい感じだな。いろいろブラブラするか。ブラブラした後は、smorgasちょっと見てからエレファントカシマシ見て、曽我部恵一BAND佐野元春って感じかな。ラストはサンボマスターホフ ディランか。ん~…。ホフかな。初めて聞くhare-brained unityってバンドを見てみるってのもアリだな。

ふ~、今年も楽しかった~。ね、楽しかったね。来年はどうなるのかな~。

HELLOWAYS

the courtの1stミニアルバム「HELLOWAYS」購入いたしました。

ちょっと前のJ-POPって感じ。最近重たいメタルばっか聴いてたんで新鮮ですね。メロディーが耳に馴染みやすくてついつい聴いてしまうので、ヘビーローテーション過ぎて既に飽きてきた感もありますが、もうちょっと続くと思います。

2曲目の「AUBE」はO-front時代からやってる曲で、ライブで紹介する時は「ダンゴ虫」ってタイトルだったんですが、いつの間にか変わっちゃいましたね。私は「ダンゴ虫」の方が好きだったんだけど、何で変えちゃったんでしょうか。カッコつけちゃったんでしょうか。

ちなみにiTunesがCD読み取ると、普通はネット上のデータベースから曲名とかのデータ拾ってくるんですが、このCDはまだ曲名とか登録されてなかったようで名前が出てこなかったので、私が登録しておきました。

ザ・クロマニヨンズ ~ ザ・クロマニヨンズ出現!!ツアー

2006年10月29日(日)長野 CLUB JUNK BOX

新人バンド、クロマニヨンズの初ツアー。こっちも、いつも一人のところ初の友人4人との参戦。場所は長野。車で約3時間。ドライバーをやらされたらどうしようかと思ってたが、友人Nがその役を買って出てくれた。運転好きじゃないはずなのに随分やる気だなと思ったら、そんなに遠いとは知らなかったらしい。皆の大きな期待と、Nの大きな後悔を乗せて車は一路長野へ。

収容人数400人の長野 CLUB JUNK BOXは、長野駅近くのビルの7階にある。エスカレーターを上がりきった目の前にライブハウス入口があり、その隣りに物販があった。すぐさまTシャツとピンバッジを購入すると、着替えて臨戦態勢を整える。ヒロト&マーシーを見るのは4回目だが、小さい箱で見るのは初めてなので楽しみだ。

ライブハウス横の大きな部屋には、整理番号順位にが並んでいる。俺らのチケットは整理番号無しなので、その後ろだ。荷物を預け一番後ろに並ぶ。どうせ始まったら前も後ろも関係ないだろう。

列に続き中に入ると、想像以上の密集っぷり。前の方に余裕がある気配もなく、嫌な予感が頭をよぎる。

客入れも終わり暫く待っていると、もう少し前にお詰めくださいとのアナウンス。ちょっと詰めろと言っただけなのに、一気に前に押し寄せる群衆。その流れに乗って一気に中心部へ移動。早くも寿司詰状態だ。開始前のこの段階でここまでになるとは完全に想定外。この期に及んでヒロト&マーシーの力を見くびっていた。

程なくしてフロア暗転。一気に周囲の圧力が強まり、地鳴りのような歓声が響く。1曲目の「クロマニヨン・ストンプ」が始まると、猛烈な熱気で一瞬のうちに汗びっしょり。自由に動く隙など微塵もない。収容人数を大幅にオーバーしてるんじゃなかろうかと思う程、密集している。

その後も「キラービー」「まーまーま」と、バンドはしょっぱなから飛ばしっぱなしだ。今回は、まだアルバム1枚シングル1枚しかリリースしてないので、クロマニヨンズとしての持ち歌数は16曲しかない。今回披露した未発表曲1曲を足しても17曲。その殆どがノリのいい曲ばかりで普通にやったらどうやったって飛ばしっぱなし状態になってしまう。しかも、今回は一番落ちついてる曲「夢のロッケンロール・ドリーム」をやらなかったから尚更だ。

あまりの熱気に、曲の合間で客の一人が「水くれー!」と叫ぶ。おそらくそれは多くの人が思っていた事だろうが、ヒロトが歌いながら「♪お前だけにやる水はない~ ♪ごめんね~」と、あっさりかわす。

前の方では動けなすぎてつまらないので、少し下がって若干スペースの空いているところでプチモッシュして遊んでいたが、10曲程が終わったところで、軽く脱水気味になる。そういえば食い物も水分もあまり口にしていない。

この状況で無理はヤバいと思い、とりあえず端の方に退避。暫くそこで見てたが、ヒロトが最後の曲だといって「タリホー」が始まったとこで、ものすごくウンコがしたくなり、仕方なく出口付近まで下がって、すぐ外に行ける体制を確保。前線でクロマニヨンズ対オーディエンスの熱い戦いが繰り広げられる中、後ろでは密かにヒヨスケ対ウンコの静かな戦いが展開しているなどと誰が思うだろうか。

アンコールは、ハイロウズコールに変わるお決まりのクロマニヨンズコールもまだなく、まばらなオイオイコールやクロマニヨンズコールが繰り返される。ここはひとつコールの先導をしたいところだが、今自分に出来るのは、ウンコを我慢する事だけだ。

程なくして再び登場したメンバーに、またも地鳴りのような歓声。その中で、なぜか「ちんこー!」と叫ぶ客に対して、ヒロトが「長野は教育県なんだからそんな事言っちゃ駄目でしょ」と諭し、「おちんこ」と丁寧に返す。

その後ヒロトの先導で、「おちんこ」と「おまんこ」を全員で繰り返す。それを聞いて「うん、教育が行き届いてる」と満足するヒロト。

アンコールでは「弾丸ロック」とアルバムの最後に入っているシークレットトラック「BAT MAN」を演奏してフィニッシュ。普段なら名残惜しくて暫くフロアに残るところだが、トイレに行くため、すぐにフロアを出る。

脱水も気になったので、ドリンクチケットと引き換えに置いてあったコーラを取ると一気に流し込み、一路トイレへ。

和式便器の上にしゃがむと、先ほどまでの熱気とは正反対の涼しい風をむき出しのケツに受けながら踏ん張る。「プス~~~~~・・・プリッ」。

ウンコ2cmで終了。あんなに我慢したのに!

その後ファミレスで飯を食い、満足した男2人と、若干の虚しさを残した男1人。それと疲れきったドライバーを乗せて、車は山梨へ3時間の帰路につくのであった。

ザ・クロマニヨンズ命名の舞台裏

クロマニヨンズ結成が決まったあと、ヒロトとマーシーがバンド名を決める為にホテルの部屋で向き合っていた。その時、ヒロトの頭の中には「ザ・クロマニヨンズ」という名前だけがグルグルと回っていて、もうそれ以外浮かばなかった。

ヒロトがマーシーにその名前を提案してみると、マーシーは低い声で「おぅ?!」と一言洩らし、ポケットからバンド名がいくつか書かれた紙を出した。その一番上には「クロマニヨンズ」と書かれていた。

やっぱり、この二人は一緒にいる運命なんですね。