板尾創路の脱獄王

たまたま通りかかった映画館でやってたので、ふらーと入って見てみたんですけど、これは感想が難しいですね。嫌いじゃないんですけど、面白かったと言ってしまっていいものかどうかも迷う。

予備知識は一切無い状態で見たんで、シリアスなのかお笑いなのかも分からなかったんですけど、これはそういう状態で見た方が良いと思います。というか、そういう状態で見てほしい。そして是非感想を聞いてみたい。

映画見たあとってのは、他の人の意見聞いてみたりしたくなるもんですけど、これは特に板尾創路という人をあまり知らない人の感想が聞きたいです。この人は何を考えとるんだというシーンが何カ所かあるんで、そこら辺を特に聞きたい。

同じお笑い芸人監督である松ちゃんの「大日本人」と「しんぼる」は、商業的な面を気にして抑えてる感じがあったけど、板尾さんは好き勝手やってる感じがしました。そこが良かったです。あとから思い返してまた見たくなりますね。

※以下ネタバレありです。

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リミッツ・オブ・コントロール

ジム・ジャームッシュの最新作。見るつもり無かったんですけど時間潰しで見てみたら、なかなか良かったです。ジム・ジャームッシュの作品って、ちゃんと見た事無いんですけど、ぶっ飛んでますね。この分だと他の作品も多分異質なんだろうけど、この作品は特に際立ってるんじゃないかなって気がしました。

私は好きですね。ここまでくると、もうコントです。面白かった。

ストーリーはあって無いようなものというか、大雑把過ぎて理解不能。ある男が仕事の依頼を受けるところから物語は始まるんだけど、この時点でもう意味不明です。

依頼内容は「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」。これだけ。一応、この男は殺し屋らしいいうことは分かるけど、具体的な指示は「タワーに行ってからカフェに行って、数日待ってバイオリンを探せ」とスゲー曖昧。

渡されたマッチ箱の中には何やらメモが入ってたんだけど、書いてある内容は暗号じみてて謎。でも男には理解できたらしい。

そこから次々現れる謎の人物に導かれて、ターゲットを探し旅を続けるんだけど、説明が全然ないからストーリーを理解しようなんてことは無理です。だから、頭固い人は見ない方がいいですね。意味分からな過ぎて、ふざけんな!ってことになりますから。

仕事を依頼される時に「想像力とスキルを使え」って言われるんだけど、観客もこれを使わないと楽しめないと思います。

人を選ぶ作品だから特にお勧めはしないけど、見た人といろいろ話したいから、誰か誘ってもう1回見に行きたいって感じ。

しんぼる

松本人志第2回監督作品「しんぼる」。結論から言うと、まぁ面白かったです。映画として。お笑い的には大したことない。ま、これは「期待してた分」って言葉も含むかな。

以下はネタバレ含みますのでご注意を。

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連続ものの海外ドラマってどうよ

今更ながら24の1stシーズンを見ました。まぁ面白かったけど、12話くらいで終わるものを24話まで引き延ばしたって感じですね。海外ドラマ好きだけど、こういうとこ嫌い。

プリズンブレイクとHEROSも1stシーズンだけ見たけど、中盤から明らかにダラダラするんですよ。人気が出てきたから延ばしたっていうのが、露骨に出る感じ。プリズンブレイクのグダグダ加減は半端じゃなかたもんなぁ。最初の頃すげー面白かったのに、途中からしょーもない問題ばっか起きやがって。でも最後はそれなりに終わってくれると信じて見てたらグズグズで終わるし。

HEROSは特殊効果が楽しめた事もあって、それほどダレずに最後まで見れたけど、最後の最後で次期シーズンに繋げようとする終わり方するでしょ。ああいうことやられると、もう見たくなくなるんですよ。

この3つは、どれも2ndシーズン見たいと思わないですね。海外ドラマは、やっぱ1話完結物が好きです。

マクガイバー映画化決定

『冒険野郎マクガイバー』が映画化 | エンタテインメント | マイコミジャーナル

ニューラインシネマはテレビドラマ『冒険野郎マクガイバー』を映画化することを決定した。The Hollywood Reporterが報じている。

エグゼクティブ・プロデューサーは『コナン・ザ・グレート』や『ハンニバル』などを手がけた映画プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティス。その娘であるラファエラ・デ・ラウレンティスとテレビシリーズの企画を担ったリー・デヴィッド・ズロトフが製作総指揮を執る。

キャストやその他スタッフ、公開時期等は未定。

何ですってー!

マクガイバー役は誰なんだろう。リチャード・ディーン・アンダーソンは年取りすぎてるしなぁ。ん~、あの人以外がマクガイバーって名乗るのは違和感あるな。まさか年を取ったマクガイバーの設定とか。……それはないか。アクションできないだろうし。

ピーターは、どうするんだろ。気になる……。マクガイバーの名を使う以上、私を含め、ファンは相当期待しますよ。大丈夫ですかね。

いや、ここは素直に良いものができることを期待しておくとしましょう。マクガイバーを広く知ってもらうチャンスでもあるし。

最終シーズンのDVDの発売も決まりましたけど、せっかくだからスペシャル版のDVDも出してくれないかなぁ……。

攻殻機動隊2.0 始動

「スカイ・クロラ」公開記念VERSION2.0始動!『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0』 – 押井守監督最新作 映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」公式サイト

押井監督の名を世界に轟かせ、”世界のOSHII”と全世界が賞賛し、ウォシャウスキー兄弟(「マトリックス」シリーズ)、リュック・ベッソン監督(「フィフス・エレメント」)ほか多くの映像クリエイターに影響を与えた記念碑的傑作『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)を、押井監督自ら全カットを完全リニューアルし、次世代に向けて、21世紀版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』を製作中です。

6月中旬完成予定のグレードアップ・バージョン『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』が押井監督最新作『スカイ・クロラ』(8月2日公開)の公開を記念して、7月12日(土)より新宿ミラノほか全国5大都市で限定劇場公開が急きょ決定しました!

ナヌーーー! 何ですかそれは! エヴァの新しいやつより断然見たい! エヴァの新しいやつはストーリーも新しいのに対して、こっちはストーリーそのままだろうけど、こっちの方が断然見たい。

■ 最新デジタル技術で新規制作!”映像””音響”すべてがグレードアップ!

最新デジタル技術を使用し、新作3DCGカット&デジタルエフェクトを活用して新規制作。

■ サウンドデザインもフルリニューアル。新たに榊原良子声優参加!

サウンドデザインもフルリニューアル。豪華オリジナル声優に加え、押井監督が最も信頼する声優・榊原良子が新たに参加。榊原は草薙素子が追跡する犯罪者・通称:人形使いを演じ、全編新規にアフレコを慣行!

人形使いの声が女性になるのか。見た目は女性なのに、おっさんの声なのが好きだったんだけどね。でも考えてみたら、ある種ネットという原始の海で最初に生まれた生命な訳で、性別はメスである方が自然なのかな。

いや~、しかし楽しみだな。リニューアルする必要があるのかと聞かれたら、多分ないですけど、見たいからいいじゃない。オリジナルの方はもう何十回と見てるけど、今でも見てますからね。

見たこと無い人は、これを機会に見ちゃうといいよ。名作見ちゃいなよ。

ん~、ネットは広大だ。

ドラマのおせん

ドラマのおせんを見ました。ってか第1回を見て、もういいやと思ったんですけど、昨日テレビ付けたらちょうどやってたんで、折角だから感想でも書こうかなと。

まず設定がいろいろ違うってのはいいんですけど、おせんさんが蒼井優ってのは、やっぱりしっくり来ないですね。大女将が由紀さおりってのも同様にしっくり来ません。原作とドラマじゃ別物とは思ってても、原作の読者としては、どうしてもイメージがあるのでダメですね。普通の料亭の大女将だったら由紀さおりでもいいけど、一升庵の大女将は、おもいきって夏木マリくらいでもいいと思います。

渡辺いっけいの珍品堂も原作と全然違うけど、これは嫌いじゃないです。杉本哲太の清さんもいいですね。元ヤクザって設定は生きてるんでしょうか。そこ生かして欲しいな。

それと、江崎のあだ名が「グリコ」から「よっちゃん」になってますね。グリコは使えないと分かってはいたけど、よっちゃんはこれまたしっくり来ない。苦肉の策って感じがしますね。

まぁ全体的には、いまいちです。とにかく蒼井優がいまいちです。

攻殻がハリウッド映画化決定、だそうで

Variety Japan | 「攻殻機動隊」ハリウッドで3-D実写映画化

ドリームワークスは日本の漫画「攻殻機動隊」の映画化権を獲得した。実写による3-D作品にする計画だ。

士郎正宗作の「攻殻機動隊」は、1989年5月に「ヤングマガジン海賊版」に初登場。未来都市の警察組織を描いた物語で、これまで劇場版アニメ、テレビアニメ、小説、ゲームなど派生作品が多数生まれている。

特に押井守が監督し、95年に公開した『 GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、ウォシャウスキー兄弟が監督した『マトリックス』に多大な影響を与えるなど、アメリカをはじめとした海外での評価が先に高まったことでも知られている。04年の続編『イノセンス』は、北米ではドリームワークスによって公開されている。

個人的には、マトリックスは既に攻殻機動隊の実写版だと思うんですけどね。あんだけ被ってりゃね。ってか実写による3-D作品って何? CGをいっぱい使った実写ってこと?

ん? もしかしてメガネ掛けて飛び出すやつか!? 3Dってそれしかないだろ! 大丈夫か!? いろもんになっちゃうんじゃないのか!?

ドリームワークス製作部門の社長アダム・グッドマンは「『攻殻機動隊』は、3-D実写版にするための要素をすべて兼ね備えている」とコメントしている。

電脳空間に居る感じを3Dで表現するのかな。通信の時とかのインターフェイスがポッと出てくるとか。あー、それは面白そうだな。アクションシーンの迫力ある3Dよりも、そっちの方が楽しみだ。