マイクル・クライトン死去

「ジュラシック・パーク」などで知られるSF作家のマイケル・クライトンが11月4日、闘病生活の末がんで死去した。66歳だった。

1942年にシカゴで生まれ、1968年に「緊急の場合は」で作家デビュー。「ジュラシック・パーク」「ディスクロージャー」などの作品が映画化されている。テレビドラマ「ER」の制作にも携わった。

ナヌー!!

ショックだ……。好きだったんですよねぇ。ガンだったのか。

高校の時に「ジュラシックパーク」読んでハマったんですよ。ストーリーの合間にでてくる雑学的な知識がいいんですよね。どの作品も2回以上は読んでます。

最近は日本人作家の作品読むことの方が多かったから、久々にクライトンの作品でも読みたいなぁと思ってたとこだったんですよ。「恐怖の存在」と「NEXT」は、まだ読んでないんで、さっそく本屋行ってみよ。

ドラマのおせん

ドラマのおせんを見ました。ってか第1回を見て、もういいやと思ったんですけど、昨日テレビ付けたらちょうどやってたんで、折角だから感想でも書こうかなと。

まず設定がいろいろ違うってのはいいんですけど、おせんさんが蒼井優ってのは、やっぱりしっくり来ないですね。大女将が由紀さおりってのも同様にしっくり来ません。原作とドラマじゃ別物とは思ってても、原作の読者としては、どうしてもイメージがあるのでダメですね。普通の料亭の大女将だったら由紀さおりでもいいけど、一升庵の大女将は、おもいきって夏木マリくらいでもいいと思います。

渡辺いっけいの珍品堂も原作と全然違うけど、これは嫌いじゃないです。杉本哲太の清さんもいいですね。元ヤクザって設定は生きてるんでしょうか。そこ生かして欲しいな。

それと、江崎のあだ名が「グリコ」から「よっちゃん」になってますね。グリコは使えないと分かってはいたけど、よっちゃんはこれまたしっくり来ない。苦肉の策って感じがしますね。

まぁ全体的には、いまいちです。とにかく蒼井優がいまいちです。

読書の年

このところ本が読めないんですよ。集中力が持たないの。今年読んだ本って何があったかな~と思い返してみたんですけど、ちゃんと読んだの一冊だけなんですよね…。

サイモン・シンの「暗号解読」です。

サイモン・シン 『暗号解読』|新潮社

文字を入れ換える。表を使う。古代ギリシャの昔から、人は秘密を守るため暗号を考案してはそれを破ってきた。密書を解読され処刑された女王。莫大な宝をいまも守る謎の暗号文。鉄仮面の正体を記した文書の解読秘話……。カエサル暗号から未来の量子暗号に到る暗号の進化史を、『フェルマーの最終定理』の著者が豊富なエピソードとともに描き出す。知的興奮に満ちた、天才たちのドラマ!

「フェルマーの最終定理」の作者だったんで面白そうだと手に取ったんですが、期待通り面白かったです。この人は本当うまいですね。読んでてワクワクするんですよ。

最後に紹介されてる量子暗号なんかは、量子力学自体が難解なんで、解ったような解らんようなって感じですけど、それでも面白かったし知的好奇心を大いにくすぐられる内容でした。

とまぁ、それはさて置き、たった一冊なわけですよ。今年読んだのが。びっくりです。

昔は多少つまらなくても本一冊読むくらいのことはできたんですけど、最近は全く駄目です。ホント集中できなくて、読み始めても自然消滅しちゃうんですよね。読みかけの本を枕元においてあるんですけど、もう山積み。読みかけだらけです。

こんだけあります。これは一応読むつもりがある本で、既に読む気がない本も入れると、もうちょっと増えますね。

今読んでるのは、真ん中あたりにある「シリアル・キラー~心理学者が公開する殺人者たちのカルテ」ってやつです。シリアルキラーってのは連続殺人者のことですね。連続殺人というのはひとつの病気だとして、連続殺人者たちの生の声を取材し、殺人のメカニズムを医学、心理学、脳神経学などあらゆる方面から徹底的に解明する、旋律のレポート!だそうです。

これは今んとこ3分の1くらいを読んだとこですけど、興味深い内容ですね。今年中には読み終えたいと思ってます。まぁここまで読むのにだいぶ時間経ってるんですけど。途中で間空いてるいてるから、最初の方の内容ちょっと忘れかけてるし。

とりあえずこれ読み切って、来年は読書の年にしたいなと思ってます。

チナミの風景

野本明照の「チナミの風景」が単行本化されてた。

この人好きなんですよ。話の中身もいいし、何より絵。この人の絵、凄い好き。一目惚れでしたね。キャラクターもいいし、ちまちま描き込まれた背景もいいし、何よりこの線がたまらん。私は基本的に漫画は絵から入るんですけど、これはもうドストライク。

チナミの風景は、第一話だけ見たことあったんですけど、その後も続いてたとは知らなかったんで、単行本化は嬉しい驚きでした。しかも単行本見たら第一話が掲載されたのが2003年5月号だって。その回のやつ、未だに切り抜きを持ってますからね。時が経つのは早いねぇ…。

で、肝心の中身ですけど、これは素直にお薦めです。ってか、思わずお薦めしたくなる本。いいからとにかく読んでみろって感じ。1巻だけだし。リンク先で表紙の画像クリックすれば、ちょっとだけ中身も見れるんで、是非お試しあれ。

チナミの風景

いつもそこにあるのは、チナミと、変人と、素敵な風景…。新鋭・野本明照が描くヒネクレポップな町内物語、ついに単行本化!!

猫目町に住む、ちょっとヒネクレた小学4年生・チナミは、町のあちこちにいる「変人」たちとなぜか関わっちゃう日々。……あたし、そんなの全然望んでないのに! もう、何でなの!?

ちなみに、他にもスピリッツの増刊号に掲載された読み切りの切り抜きも持ってるんですけど、そっちは単行本化されてないようで。残念…。

「少年ポコポコ」は、世界観とかチナミの風景に通づるものがあって凄い好きなんですけどね。不思議な人たちと絡む普通の女の子が主人公のチナミの風景と違って、こちらは足音が何故かポコポコいう不思議な男の子が主人公。チナミの風景が気に入った人なら、同じく気に入ると思います。短編集とかでないかなぁ…。