COUNTDOWN JAPAN 07/08

4日目

2007年12月31日 幕張メッセ

メッセにつくと、まずは物販を物色。unkieのTシャツと清志郎のTシャツを購入したあと、緑のTシャツが欲しかったので、普通に服買いにきた客感覚でスクービーのTシャツを購入。

今日は年越しなので、前年の失敗をふまえ、超過料金を取られるロッカーではなくクロークに荷物を預けると、リクライニングシートを確保。今日はスタートが一時間遅いので、その分しっかり休憩だ。

軽く寝てから起きると恒例の撮影が始まってたので、今回こそはと参加。ギリギリ一番後ろで顔が写る場所を確保したが、この写真はどこかで使われることがあるのだろうか。見たことないんだけど。

14:00 GALAXYステージ

EARTHステージの後ろの方で待機していると、20人くらいのオレンジツナギ集団がハイテンションで現れる。これだけ居るとちょっと怖い。

渋谷さんの最後の朝礼は、「3日間、4日間参加の人。体力残ってるかー!今日からの人。君たちの体力に掛かってるぞー!」と、初日同様去年と同じつかみで始まった。もう恒例にする気のようだ。

最終日の一発目は、夏冬合わせて12回目の出演というロッキンオンフェスの顔、POLYSICS。ハヤシの「COUNTDOWN JAPAN 07/08 EARTHステージ or DIE!」でスタート。フロア中程まで足を進めてみると、オレンジのツナギを着た女の子が一人で踊っているた。別に一人で来てるのはいいけど、ツナギまで着るくらいのファンなら、何故こんな後ろにいるのかが分からない。前まで行って、あのツナギ集団に参加しちゃえばいいのに。

ポリシックスをちょっとだけ聴いてからリクライニングシートに戻り、続くthe brilliant greenも寝ながら聴く。

演奏中のステージ近くのトイレは空いてるので、トイレに行くために途中でEARTHステージに入ったけど、なんかいまいち。声自体はいいけど芯が無い感じ。カラオケだったらうまいね~って言われるだろうけど、金払って聴きにきたのがこれだと、ちょっとゲンナリする。

リクライニングシートに戻って再びダラダラした後、DOPINGPANDAで起きてウォームアップ。

「MIRACLE」「The Fire」と一気に会場を暖めた後は「バラードとか入れながら普通にやるのと、超無限大ダンスタイム。どっちがいい?」と会場に聞く。答えはもちろん超無限大ダインスタイムだ。非常に気になったけど、MOONステージにunkieが出る時間だったので、後ろ髪引かれつつ移動。

17:15 MOONステージ

まだセッティング中だったので人もまばらだったけど、本人がセッティングしてたんで、tokieさんの前まで行ってじろじろ見る。

tokieさんの可愛さに惚れ惚れしてると、ドラムの城戸さんが気持ちのいい音を鳴らし始める。セッティングで自由にやってる時って、ちょっとした中にその人の魅力が出ると思う。たまに本番よりカッコ良かったりするし。だからスタッフじゃなくて本人がセッティングしてるのを見るのが好き。

本番のステージは、地を這うようなイントロから1曲目の「Tecaba」へ。さっきまでは「可愛い」だったtokieさんも、演奏が始まった瞬間に「かっこいい」に変わる。今回一番の注目バンドだったけど、期待にそぐわぬかっこよさ。インストなのに表情豊かで、3人の音が絡み合って気持ちがいい。

終了後は、そのままそこに残ってScoobie Do。最高です。もう最高。自らライブキングを名乗るだけのことはある圧巻のステージ。

押し寄せるビートとコヤマシュウの煽りで、会場はのっけから沸点到達。「Funky New Day」では、会場がロックの縦ノリからファンクの横ノリにシフト。すっかりスクービーワールドに取り込まれた。

コヤマが「ギターでしか語らない男マツキタイジロウが、この30分間人間やめちゃくれませんかと言ってますよ。お前ら人間やめれんのか!」と客を煽り、人間をやめちまった客が更なる盛り上がりをみせる。

あっという間の30分が過ぎて終了。今度は是非1時間くらいお願いします。

19:00 EARTHステージ

続いての登場はグループ魂。もうすぐ開始時刻ということで、まずは港カヲルが登場して恒例の前説を始める。「女は布団乾燥機みたいなもの。……大体3万円で買える!」と、早くも暴走気味な台詞のあとに、がっちりとした下ネタが続く。

カヲルのうまい棒食べたい? という問いかけに、食べたーい! と女性客が応えると「違うでしょ!『かじりたい!かじりたい!チンコかじり虫~♪』でしょ!」と、この台詞を言うことを要求。さすがにチンコかじり虫のとこは声が小さくなるが、言わないと始まらないぞと強要する。なんだこの空間。

それが終わると、突然「6時59分まで10・9・8.7…」と、中途半端なカウントダウン開始。カウントダウンジャパンなんだから誰がいつカウントダウンしてもいいだろ! 清志郎じゃなくてもいいだろ! と、RCの「スローバラード」をアカペラで歌いだしたとこで定刻となりメンバー登場。今年は3月以来ライブをしてないという彼らのステージは、沢尻エリカや船場吉兆など時事ネタ満載で、曲よりトークに花が咲いてる感じだ。最終的に、MCで喋りすぎたため1曲カットすると暴動が言い出すと、えー!という会場の声に「大丈夫、カットするのコブクロの蕾だから」って、何をしようとしてんだ。

メンバー紹介では、先程の港カヲルの勝手にカウントダウンに続いて「自己紹介まで10,9,8…」と、またもや勝手にカウントダウン。言う方も言う方だけど、いちいち乗っかる客も客だ。ドラムが結婚の報告した際には、11月11日コンセントの日に入籍したということから客が勝手にコンセントと呼びだし、以後ドラムはメンバーからもコンセントと呼ばれるはめに。ライブ慣れしてる客はノリが良すぎる。

最後は三三七拍子で締めた後、「このあとはCocco改め、にしおかすみこの登場です」という、これまた恒例な港カヲルのいい加減な紹介で終了。

21:20 MOONステージ

肉以外のものを食べようかと思ったけど、数多く並ぶ屋台のメニューは肉ばっかであることに気づく。ロックだからか。めんどくさくなったので、近くの店で肉まん買ってMOONステージ前のテーブルで休憩。漏れてくるmonoblightの音を聴いてたけど、なかなか良かった。

monoblightが終わると、MOONステージ入口に軽く列ができる。次はミドリカワ書房だ。

オープニングはアッパーにアレンジされた「保健室の先生」。なんとこの曲で電撃ネットワークのダンスで盛り上がる。1曲目が終わったところで、いつものようにナレーションが入り、あっという間に会場はミドシンワールドに引き込まれる。

いじめ問題を歌った「ごめんな」は、父さんお前がいじめられてることに気づけなくてごめんなごめんなと繰り返す、聴いてて胸が痛くなるような曲。終わった後のナレーションで「お祭りなんだから、こんな湿っぽい曲やっちゃ駄目だ」と反省すると雰囲気を一転させ、この世で一番怖いのは女に嫌われることだと歌う「わかった」で会場巻き込みコール&レスポンスで盛り上がる。この男、変幻自在だ。

最後はお馴染みのプロレスラブとアイム蝶野のポーズ、そして側転で退場。セッティングの時にアコギの低音がハウってしまうのを何度もいじってったのに、本番もやっぱりハウってるのが気になったけど、楽しいステージに満足です。

23:00 EARTHステージ

休憩エリアにはEARTHステージからサンボマスターの演奏が聴こえてきてたけど、今サンボなんか聴いたら無駄に疲れちゃうと思ったから、休憩エリアでまったりしながら耳を傾ける。それだけでも疲れるくらい、相変わらずの熱い音が響いていた。

サンボも終わり、メインステージであるEARTHステージも、いよいよ忌野清志郎 & NICE MIDDLE with NEW BLUE DAY HORNSを残すのみとなった。フロントエリアのやや右、伸ちゃんよりで待機。周りを見ると年齢層が明らかに高い。

バンマスの伸ちゃんを先頭に、バンドメンバーがステージに登場。いつものメンバーに加え、ドラムは新井田耕造と江川ゲンタのツインという豪華さ。

司会の「ミスター完全復活!」の紹介で、マントに身を包み執事を従えた清志郎登場。まさに割れんばかりの歓声が会場を満たす。一発目から「JUMP」で一気に最高の盛り上がりをみせると、早くも会場に巨大バルーンが投入される。見た目は派手でいいけど、これはやっぱり邪魔だ。そろそろ回収かと思ったらまた戻ってきたりして鬱陶しい。

1曲歌い終えた後出た言葉は「応援してくれた全ての人に感謝します。勇気をくれた全ての人に感謝します。おかげで復活できました」。こちらこそ戻ってくれてありがとう。

「愛と平和だ」と前のサンボマスターの言葉を借りたあとは、「みんなに聞きたいことがある……。愛し合ってるかい!」といういつもの台詞。そんな愛し合ってるみんなのために、甘いラブソングを聴いてくれと始まったのは「babyなにもかも」。

後半の盛り上がったとこは、何度もマントを羽織るお馴染みの演出。ということは、やっぱりここでカウントダウンなんだろうか。開始時間が11時くらいだったから、カウントダウンまでは約1時間あったはずだけど、とてもそんな風には感じなかった。なんて時間が経つのが早いんだろう。

倒れて起き上がるた度に、KINGコール、GODコール、と来て3回目でマントではなく布団が登場し御就寝。観客の夢コールで眠りから覚めた夢助だが、次にこたつが登場。前回のカウントダウンの時の同じだ。渋谷さんが前説の時に臭わせてた通り、前回と同じくこたつで年を越すつもりらしい。

こたつの上にはみかんやおとそ、鏡餅などが置かれ、メンバーも演奏をやめて次々とこたつに集まりだす。清志郎は半天も着込んですっかり年越し準備が整ったが、なかなかその時は訪れない。マントパフォーマンスのときに結構時間を稼いでいたけど、まだ余ってるようだ。客席の苦笑いに「のんびり行こーや」と余裕の清志郎。

いよいよその時が近づいても「あ、40秒前…。あ、すごい20秒前だ」などと、まるで人事。じゃあ10秒前からいこうかと言う清志郎の言葉に、勝手に盛り上がる会場。大歓声の中、こたつで落ち着く清志郎。こんなの、この人にしか出来ない。

2008年1月1日

キャノン砲から打ち出された銀のテープと紙吹雪がきらきらと輝きながら会場に舞落ちる。ふとステージに目をやると、こたつは既に片付けられ、「いや~、年をとりました」と言う清志郎の頭にはハゲヅラが乗っている。いつの間に……。

天井から大量の風船が落ちてきて、新年一発目の曲「毎日がブランニューデイ」がスタート。「雨上がりの夜空に」で本編を終えたあと、アンコールでは「上を向いて歩こう」のカバーを演奏。最後は全員ステージ前に並んで肩を組み、お辞儀をして清志郎完全復活のステージは幕を閉じた。終演後の場内には、至る所で風船を踏みつけて割る音が祝砲のように響いていた。

1:00 COSMOステージ

今年はオールナイトが復活したけど、年明け後はライブではなくお笑いステージやらラジオの公開放送やらのイベントが朝まである。

そんなわけで、新年を迎えた後の飲食エリアは、ステージがすべて終了したせいで人で溢れていた。店の前はどこも行列。椅子は満席。その人ごみから逃れるように階段上のスペースに腰を下ろして、暫くぼんやり過ごすしたあと、1時になったところで、ワハハ本舗のショーを見るためにCOSMOステージへ移動。

1組目は3ガガヘッズ。何度も見たことがある全身タイツネタだったので、特に感動なし。2組目は元氣安。おいおい教の布教ということで、おいおいと言うようなことをやるみたい。ライブ慣れしてる客の無駄な盛り上がりに押されてる感じだった。ネタよりも、いちいち盛り上がる客が面白かった。

3組目は猫ひろし&ジジぶぅ。これが尋常じゃないくらい酷かった。グズグズ中のグズグズ。目も当てられないとはこのことです。ジジぶぅが作り出した冷えきった空気は、猫ひろしの勢いでも挽回不能だったけど、最後の梅垣義明が盛り上がりを取り戻す。前にいたスタッフ4名をステージにあげ、サランラップ越しにキスをするネタでは、眼鏡をかけたスタッフの大江くんが、なぜか自らそっと眼鏡を取る。その無駄な雰囲気作りに、冷め気味の会場が盛り上がる。スタッフの鑑である。

2:00 GALAXYステージ

梅垣さんが豆を飛ばし始めたところで抜けだし、ヒダカトオルのオールナイトニッポンを生放送中のGALAXYステージに移動。6時間にわたる放送をこのステージかやってしまおうという豪快な企画だ。このあとCOSMOステージでライブ出演する予定の中川翔子がゲスト出演。紅白を終えて駆けつけてくれましたという言葉で、そう言えば紅白なんてあったんだなということを思い出す。

さらに、しょこたんがゲストを連れてきたと言ってダイノジが登場。ラジオなのにエアギターと、細かすぎて伝わらないモノマネ選手権で放送できなかったというネタを披露。だからラジオだって。

3:30 COSMOステージ

しょこたんを見にCOSMOステージに行くと、ものすごい行列。とても並ぶ気にはなれなかったし、さっきちょっと見れたのでCOSMOに入るのやめて小腹を満たすことに。

あんなに並んでいたハム焼きも、すっかり人が居なくなってたので、試しにハムハムドッグなるものを食ってみた。確かに旨いが、あそこまで並んでまで食いたいかと言われれば疑問である。大体に於いて、世の中で並んでまで食いたいものなんてそうそうない。なぜ人はそこまで並ぶのか。並んでるやつ全員舌が肥えてるとも思えないし、どうせ何食っても旨いんだろ。意味が分からん。

DJブースの前で、漏れてくる音を聴きながら休憩。COSMOステージのアコーステイックライブが終わったところで、退場の列を待ってから入場すると、POISN GIRL BANDが既にネタを始めていた。

何度か見たことがあるストレス解消のネタ。マイクの音が小さくて、ポイズンのあのトーンがマイナス効果な感じ。新鮮みがなかったので、個人的にはややウケ。

続いてはトータルテンボス。結構ウケてたけど、個人的にはこの突っ込みがどうしても好きになれない。突っ込みというより、ボケが喋ってるのを聞いてる時の佇まいが嫌い。テレビショッピングで、無駄に驚くゲストの感想を適当に聞く販売員、みたいな感じ。

最後は野性爆弾登場。まさか正月早々、野性爆弾を見ることになるとは思ってなかった。個人的には嬉しいけど、この面子で場所が関東なのに野性爆弾がトリとは、ロッキンオンも随分冒険をする。案の定、前にいる女の子は野性爆弾って誰? っていう話をしている。まぁ、こういう場では当然の反応かなと思ってたら、後ろから「ロッシー!」という女の子の歓声。マニアがいた。

下ネタ満開で喧嘩始めて、殺し合いするネタ。会場ややウケ、というか、ちょい引き。個人的には自由にやりたい放題なのが面白かった。

これで終わりかと思い客が帰り始めたところで、先ほどオールナイトニッポンにゲスト出演してたダイノジが登場。ネタの最後にエアギターを披露。今回のCDJの4日間で、見るの3度目だ。これだけ見て確信したことは、世界一になった要因は絶妙な腹の出具合だと思う。

5:00 GALAXYステージ

ダイノジが終了して、COSMOステージのショーは全部終わったけど、まだオールナイトニッポンはまだやってたのでGALAXYステージに移動。放送はちょうどエンディングを迎えるところだった。最後は今日のゲスト総登場で、スクービーやマキシマムザホルモンのダイスケはんまで居る。ん~、こっちも魅力的だったな。

最後はみんなで歌って終わろうということで、ヒダカ氏が選択した曲は「サライ」。しかも、この5時間生演奏でやってきたのに、最後はカラオケ。

ヒダカも全部聞いたこと無かったのか、間奏の後「あれ、まだあるの?」と意外と長い曲に苦笑いしながらも、最後はしっかり様になって大団。

サライが終わり、CDJ 07/08の全行程が終了。長くて短い4日間が終わりを告げた。前回まではライブが終わってフェス終了だったのが、今回は年明け後はイベントだったから、なんだか煮え切らない感じもあったけど、最後の最後は何となく形になってしまった。サライの力恐るべし。

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