COUNTDOWN JAPAN 07/08

3日目

2007年12月30日 10:00 幕張メッセ

前回は3日目ともなると疲れが抜けきらなくてキツかったんだけど、今回はそれほど疲れが残っていない。足を上にする、あの寝方のおかげだろうか。

この日も、まずはマックでレポ書きしつつ朝食をとって時間をつぶすと、便座が異様に熱いマックのトイレで用を足してから幕張メッセへ。

このフェスでは、オフィシャルグッズとはまだ違う8569シリーズというグッズが去年から登場している。前回のTシャツは見送ったけど、今回のTシャツはどれもいい感じだったのでどれか買おうと思っていた。本当なら荷物になるから最終日に買う予定だったけど、寝る時の枕にもうちょっとボリュームが欲しかったので、今日買うことに。

相変わらずの優柔不断ぶりを発揮し、さんざん迷った挙げ句、言葉が気に入った「MAKE FES. NOT WAR」Tシャツを購入。

入り口付近のロッカーに荷物を預けると、昨日と同じ入り口付近の席に座り開場を待っていると、昨日のさまよえる青い弾丸が登場。昨日と同じ格好で昨日と同じように辺りをキョロキョロしながらうろついている。昨日と違うのはグッズを買ったときに貰えるRISMOの袋を持ってることだ。何を買ったんだろうか。

暫く辺りをうろついた後、少し離れたところから女の子の集団をデジカメで盗撮するかのように撮影。気持ち悪い。何なんだろうか。もしかしたら私にだけ見える存在なんだろうか。

その後もうろうろし続けたあと、突然ベンチに座りリュックをおろしてジャケットを脱ぎ、空いてるロッカーを探し始める。遂に入場するのか! その時が来たのか! 緊張が高まる中、観察を続けると、リュックとジャケットを置いたまま暫くうろついたあと、再びベンチに座りジャケットを着てリュックを背負った。

帰れ! お前もう帰れ!

13:00 EARTHステージ

この日はEARTHステージの後ろのベンチに座って朝礼を待つ。去年の3日目は、渋谷さんが大阪会場へ行ってていなかったので、今回も兵庫さんが前説するかと思ったら、午前中大阪に行ってたけど皆さんの顔が見たくて帰ってきましたと渋谷さん登場。ステキ。

ツェッペリンの再結成ライブに感動した渋谷さんは、60過ぎても素晴らしいプレイをしているペイジのように、頑張ってこのフェスを続けていきたいのでヨロシクとのこと。こちらこそよろしくお願いします。

EARTHステージ一発目のレミオロメンを2曲目の途中でパスすると、会場を軽くぶらついた後MOONステージのおとぎ話を見てみる。曲は別にいいけど、MCが何となくイラッとしたので、これも2曲目でパス。

さらに転々とした後で休憩エリアに行ってみると、リクライニングチェアに空きがあったので確保し、そのままEARTHステージのフジファブリックの漏れてくる音を寝ながら聴く。今日は休息日と決めていたので、ひたすらまったりだ。さらにダラダラとしていると、EARTHステージを出たとこで毎年見る集合写真の撮影をしていたのでこっそり参加。しかし出遅れたため手しか写らず。

撮影が終わるとGO!GO!7188を見るために、EARTHステージに入って後ろのベンチに腰を下ろす。自らブサイクを売りにしていると公言する彼女らだけど、売りにするほどではないし、女の子がギターとかベース演奏してるだけで可愛く見えてくる私にしてみれば、アピールポイントが大分ずれている。楽しそうに演奏するベースの子の姿なんて、むしろストライクだ。

16:45 EARTHステージ

7188をホゲ~ッと見た後、やっと目を覚まして斉藤和義に備えてフロントエリアに移動。

相変わらずのやる気のない「イェ~」という声を皮切りに始まったステージは、いつもとちょっと違う雰囲気だった。今まではチンコだマンコだの言って悪ノリに近いノリになることもあったのに、今回はそれもなく真面目というかなんと言うか、小細工なしで楽しもうという感じ。特に「歌うたいのバラッド」のギターがとても切なくて、叫ぶような音だったのが印象的だった。

途中、宮兄ィに捧げますとICEの曲をカバー。後で知ったことだが、この日のわずか10日ほど前に、ICEのメンバーであり斉藤が非常に親しくしている宮内和之さんが他界していたとのこと。ギターが感情的で胸に刺さるようだったのはそのためかもしれないが、そんな辛さは感じさせない爽快なステージだった。

斉藤和義が終わった後、時間が空いたので物販に行ってみると、物販手前のGALAXYステージでTHE BACK HORNが演奏中だったので、ちょっと寄ってみる。ふらっと行ったらバックホーンがライブしてました。そんなフェスの面白さを改めて感じた。

18:30 GALAXYステージ

バックホーンを途中で抜け出し物販をざっと見た後、物販エリアの端っこで半分寝ながらステージから漏れてくるバックホーンの音に耳を傾ける。

しっかり休息を取った後は腹ごしらえで、がっつりとステーキ丼を食す。こういうとこで出される肉は固くて筋っぽいのが相場だけど、想定外の柔らかさ。そして想定内の焼き肉のタレ的味。うまかった。

食べた後も暫く座ったまま休んでたら、いつの間にかOVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDが始まる時間になってたので、いそいでGALAXYステージに移動。

BRAHMANのメンバーに2人加わってできたバンドだけど、BRAHMANとはまた違う音楽性はCDJの中では異質な雰囲気。バイオリンの叙情的な演奏にTOSHI-LOWの語りが乗って情熱が会場を満たすと、すっかりロックフェスとはちょっと違った空気が出来上がるも、ボーカルのマーティンが流暢な日本語のMCで「千葉県船橋市から来ましたベニーKです……嘘です」と、狙い所がよく分からないジョークで雰囲気をぶちこわす。

その後も「玄米のおかげで痩せました。やっぱ玄米ですよね~」などと、場違いとも言える内容のMCで場を盛り上げる。が、しかし、彼らの魅力はあくまでその曲だ。バンド名のアコースティックという言葉が示すように、表情豊かで素直に響くその音は、是非一度アンプなしの生音で聴いてみたいものだ。

19:30 GALAXYステージ

セットチェンジの間、フロアの端の方で座って休んでたら、普段長く感じるこの時間があっという間に過ぎた。瞬間的に寝てたっぽい。結構疲れてきてるみたい。

続いての登場は曽我部恵一BAND。始めは端で大人しくしてたけど、「テレフォンラブ」が始まったとこで堪えきれずに前まで進んで、みんなと一緒に「T・E・L・E~」と合唱。やっぱこの人スゲー。聴いてると嫌でも楽しくなる感じ。この人のライブは、音楽っていいなぁと改めて思わせてくれる。特に今回は今までで一番楽しかった。何がどうって訳じゃなくて、こっちの気持ちの問題かもしれないけど、とにかく最高に楽しかった。

楽曲をライブで聴いてもらって、気に入ったら買ってもらうという本来のスタイルでやっていきたいということで、ライブ会場限定で販売してるというシングル「魔法のバスに乗って」を披露。気に入ったら買って行ってくださいということだったので、購入決定。気に入った。

終わった後、一息ついてから早速物販に行ってみると曽我部恵一BANDのブースの前に行列ができてた。売り場を確認したけど、本人が来てる訳でもなく、純粋にライブを見て気に入った人が並んでるようだ。素晴らしい。

23:00 千葉駅

後ろの方で半分寝ながら椿屋四重奏を聴いたあと、さっさとメッセをあとにして今年最後の漫画喫茶入店。

昨日までよりTシャツ1枚分高くなった枕で床についた。

〜4日目につづく〜

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