SWEET LOVE SHOWER 2009

今年も友人と2人で参加。去年の経験を生かし、7時前に出発して渋滞無しですんなり到着。入場列も大して待たないで済んだ。

空は晴れ、日射しは強烈。雲も少なく、朝は富士山も丸ごと見えていたのに、気がつくと富士山を型取るように雲が掛かりはじめている。嫌がらせか。

1日目スタート

2009年8月28日(金)

時間までダラダラ過ごしたあとは、オープニングのcutman-booche。ほんわかして、いい感じ。青空が似合ってたな。

途中で抜けると、レイクサイドステージ前に移動してフラカン待ち。開演時間が来ると、ステージ脇の巨大モニターに数字が現れて、30からカウントダウンがスタート。年越しとか関係なく、カウントダウンって分かりやすく盛り上がるよね。

SWEET LOVE SHOWER 2009、1発目はフラワーカンパニーズ。登場するなり圭介は後ろに向かって「おーい! 始まるぞー! 走れー!」と呼びかける。

実際走って集まった人がどれくらいいたか分からんけど、正直アウェイ感は否めなかったかな。「深夜高速」でおぉっとなって、ラストの「真冬の盆踊り」は盛り上がったけど、前半いまいちパッとしなかった。客がね。個人的には良かったです。

盆踊りのとき、客にヨッサホイをやらせたまま圭介が「ボーカルは40代とは思えないキュートなルックス」などと、紹介ナレーションを始めた。「ギターの眼鏡の奥の目は変態の輝き」とか「ドラムのミスター小西はハンバーグ大好き」とか。小西の扱い雑!

MCでは、すっかり雲隠れしてる富士山に、「富士山見えないけど、おじさん見えるからいいよね」と、まさにおじさんらしいギャグをグレートが言うと、圭介は富士山にはのりピーハウスがあるから大丈夫と、地元民でもすっかり忘れてたネタで笑いを誘う。

続いての秦基博は、アコギ1本で弾き語り。朝早かったせいで早速眠くなって来たので、芝生に寝転びながらのんびり聴く。歌の途中でマイクが死んで、生声で歌うハプニングもあったけど、いいステージだった。歌うまいわ。

次はレイクサイドステージに戻ってLINDBERG。世代的にはそんな外れてないんだけど、テレビとかで流れてたようなヒット曲以外は知らない。だから、ちょっと見てみようくらいの気持ちだったんだけど、予想外に良かったです。

「今すぐKISS ME」から始まって、あ、これもあった。それもあった、みたいな感じで、思ってたより分かったけど、知らない曲の方が良かったな。メタルっぽいアレンジの曲とか、意外でカッコ良かった。

続いてはフジファブリック。まともに分かるの「銀河」だけなんだけど、いきなり「銀河」でスタート。あとはよく分からんので、雰囲気で盛り上がる。会場である山中湖のお隣、富士吉田出身のボーカル志村は、地元でライブできて最高だと何度も言ってた。それに尽きるって。

腹減りすぎたので、早めに抜けて食事タイム。友人と一緒に佐世保バーガーを食ったら、あまりのパンチ力に食い過ぎレベルで腹一杯。ボリューム満点なことは去年食って知ってたんだけど、こんなだったっけ……。結局この日は、この後2人とも全然腹が減らず、他何も食べなかった。恐るべし、佐世保バーガー。

次のチャットモンチーは、少しだけ見て物販タイム。まずはオフィシャルのTシャツ購入。続いてフラカンのとこに行ったら、グレート&ミスター小西のリズム隊2人がいた。

Tシャツがカッコ良かったんだけど、Tシャツは山ほどあるんで、夏フェスにまさかのジャージを選択。注文するなりスタッフの女性が「日焼け対策ですか?」と聞いてきた。わざわざそんなこと聞いてくるってことは、売れてないんだろうな、ジャージ。

最後にグレートから日比谷ワンマンの宣伝リーフレット渡されたんだけど、その日はラウドパークに行く予定だったから、すいませーんと正直に言ったら、「ラウドパーク行くの? いや、それはセンスがいいねぇ」と、グレートが想定外にのっかってきた。「土曜日ってジューダスとメガデスか。スレーヤーは次の日だよね。俺、そっちの方見たいんだよね」って。そういえばグレートはスレイヤー好きって何かで言ってたな。

今年もカウントダウンライブやるのか聞いたら、「あー、今年は多分やんないな」って言ってたから、今年はCDJ行こうかなぁ。

グレート&小西さんと握手したあと、1番端にあるユニコーンブースに並んでると、真横を竹安さんが通り抜けてった。声かける間もなく裏に入ってっちゃったんだけど、後で見たら物販のとこでサインしてた。結成20年のベテランなのに、この庶民的雰囲気。ステキ。

後半戦

買ったものを車まで置きに行って、そのままflumpoolをパスしてだらっと休憩。そして、しっかり休憩取ったところでユニコーン。今回は富士山の麓だし「富士」をやって欲しかったんだけど、フェス仕様のノリノリセットで「富士」の付け入る隙はなかったです。

途中メンバー紹介で、名前を呼ばれたEBIがいきなり「シャワー!」と謎の雄叫び。続くメンバーもマネをして、民生と阿部は「シャワー!」。川西さんは「ラブシャワー!」テッシーは流れを無視して「ゥワー!」って。こんな一言にも、メンバーの個性が出ますね。

今回はこれ以外特にMCもなく、あっという間に終了。じゃあ最後の曲です、みたいな言葉もなくいきなり終わったから、会場のあちこちで「え? 終わり? うそ!?」って感じでブーイングにも近い声が上がっていた。この日はユニコーングッズを身につけてる人が1番多かったもんなぁ。

次のサカナクションはパスして、レイクサイドステージ前の、真ん中モッシュピットで待機。軽く睡眠とって元気回復したとこで、いつもの呼び込みでザ・クロマニヨンズ登場。当然、始まるなりみんな暴れだしたんだけど、とにかく砂埃が凄かった。下は一応芝生なんだけど、ほとんど禿げてるような状態で乾燥してるもんだから、煙のような砂埃。

MCでは、ヒロトが富士山を背に一言。「これがホントのフジロック」。おっしゃる通り。

マーシーが水色のギターに持ち替えると、ヒロトが「ギターの人が水色のギターに変えた」とか「水色のギタ〜、なんだか特別な気合いを感じる〜」と無駄に水色を強調してから新曲を披露。新曲やると思ってなかった。かっこ良かったな。

最後はMCで「こんな最高のロックンロールを体験したら、明日から社会復帰は無理だと思います。1週間の逃亡をお勧めします」と、もはや今年の定番と化した、のリピーネタを持ち出していた。確かにフェス明けの社会復帰は難しい。

クロマニヨンズ終わりでMt.Fujiステージに向かう途中、ふと後ろを見ると去年までは隠れっぱなしだった富士山に小さな笠雲。

この笠雲は、まさに奇跡の始まりだったんだと思う。続くFISHMANS:UAのステージは奇跡的に素晴らしかった。

当然演奏は良かったんだけど、それ以外の要素も最高だった。陽が暮れかけてピンクとダークブルーのグラデーションを描く空に、富士山の笠雲。ステージが進むにつれ辺りは暗くなり、ふと横を見ると遠くでランプのように輝く気球。そこに広がるまるで全てが用意された演出のように美しかった。

正直、FISHMANSもUAも,ちゃんと聴いたことないんだけど、このステージはそんなこと関係なく素晴らしかった。笠雲を見て「富士山、眉毛がすてきー」と、眉毛呼ばわりするUAのセンスもキュート。1日目にして今年のSWEET LOVE SHOWER のベストステージが決定です。もう、こういうバンドとして活動してけばいいのに。

1日目終了

1日目ラストはDragon Ash。これまたほとんど知らないんだけど、まぁ間違いなく盛り上がるだろうということで、今回初めてPAテント裏で待機。ステージの見えないPA裏は、人がいない。すなわち好き勝手暴れるのに好都合のエリアということで、元気がいいのが集まってくる。

PA裏は予想通り、始まったとたんにお祭り騒ぎとなったけど、ステージは予想外の音。Dragon Ashって、こんなラテン色強いのね。

アンコールまで踊って騒いで遊んで帰宅。幸い大して渋滞することもなく、すんなり帰れた。

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