OTODAMA 09

深夜の高速バスで前日の夜に山梨を発とうとしたけど既に満席だったので、電車で早朝に出発。到着した時には、3組目のザ50回転ズが終わるとこだった。ホントは物販で買い物済ませて、荷物預けて会場入りしたかったんだけど、目当てのスクービーが始まる時間だったので荷物預けちゃって会場入り。

2009年9月5日(土)泉大津フェニックス

かなり腹も減ってたんだけど、飯もキャンセルしてフロントエリアまでいくと、ドンピシャでSCOOBIE DOが始まった。到着早々、空腹のフラフラ感と戦いつつ人間やめて踊りまくる。やっぱカッコいいなぁ。頭のMCで確実に痺れるもんなぁ。

終了後は何はともあれ腹ごしらえ。並びたくなかったので、一番空いてたカレー屋でカレー買って、クソ暑い中で熱々のカレーを食す。次のghostnoteはパス。

OTODAMA初参加なんだけど、まず驚いたのがシートエリアの広さ。広いというか、会場の大きさに対してシートエリアの割合が以上に大きい。普通シートエリアって後ろの方にあるもんだけど、ほとんどがシートエリア。スクービーがMCで、日本一ゆるいロックフェスといってたのもうなずける。

ステージは2つで、大きい方が「大浴場」、小さい方が「露天風呂」。露天風呂はライブハウス規模なんだけど、露天の名の通りメインエリアの外、入り口付近に設置されてて、パッと見、町内会の催し物会場みたい。ん〜、ゆるい。

強烈な日射しに晒され続け、休憩できたんだかよくわからない状態で次に始まったのはスイカ割り&熱湯コマーシャル。もうライブですらない、このゆるさ。

最初に入浴宣言を行ったガリガリガリクソンとレイザーラモンRGが登場。さらにスイカ割り要員としてカジヒデキ登場。ステージ横にはスイカが置いてあるんだけど、スウェーデンでパイナップルの着ぐるみを着てPVの撮影中に強盗にあって気を失ったというカジヒデキが、スイカに代わりパイナップルを包丁で一刀両断。

続いて熱湯コマーシャルに登場したのはSABOTEN。熱湯に入ってた秒数だけ告知ができるという、比喩でもなんでもなく普通に熱湯コマーシャル。SABOTENのメンバーがいざ熱湯に入ろうとすると、待て待ーいと、去年熱湯コマーシャルをやったというビークルのカトウタロウとマシータ登場。押すなよ押すなよのミニコントをグダグダやった後、ビークルの2人が次々入浴。更にRGも続いた後、ガリガリガリクソンが入浴した時に事故発生。浴槽が小さ過ぎて、ガリクソンがマジで出れなくなる。

何とか救出されるものの、結局SABOTENのメンバーが入ることなくコマーシャル終了。何このコーナー。

続いて始まったSABOTENのライブはパスして物販を覗いてみると、スクービーのブースに行列。メンバー全員が揃ってサインとかしてた。フラカンのところには圭介がいたんだけど、軽く人集りができてる程度だったのは多分気のせいだ。

オフィシャルTシャツは欲しいのが既に無くなってたので、諦めて次のdetroit7。映画「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のプッシーを連呼する下品きわまりないシーンをBGM代わりにして登場。菜花さんはTシャツにジーパン。裸足はいつも通りだったけど、ジーパン姿初めて見た。音は相変わらずの爆音でカッコいい。クソ暑い中で踊って疲れたから、続くBEAT CRUSADERSは端っこで休憩しながら鑑賞。

恒例のおまんコールは、関西ということで「おめコール」に。家族連れで来てる人は、何を思いながらこれを聞いてたんだろうか。とりあえず前にいたおばさんはガン無視で無表情だったけど。

途中でメロン記念日が登場して、一緒に数曲披露。メロン記念日って、結構いろいろコラボッてるよね。何かよく分からん不思議な集団ってイメージ。

次のカジヒデキを少しだけ見て再び物販に行くと、ちょうどdetroit7のメンバーが全員そろって呼び込み始めたとこだった。Tシャツもカッコ良かったし購入ついでに握手してもらった。前の人はみんなサインしてもらってたんだけど、普段着として着たかったからサインいいですって言ったら、ドラムの山口さんにすげー驚かれた。そんな驚かんでも。

ちなみにスクービーはまだ行列。フラカンまばら。圭介、普通にスタッフみたいだったもんなぁ……。

続いては大浴場のThe ピーズ。大浴場と露天風呂は、あまり間を空けずに交互にやる方式なんだけど、ステージ場でセッティングしてたメンバーは露天風呂の演奏が終わると、向こう終わったみたいだからって、開始時間はまだなのにそのままスタート。

アビさん、いつ見てもカッコいい。MCでは、今度DVDも売るというはるに、「DVDなんか作ったんか?」とアビさん。今回アビさんはこれしか喋らなかったけど、この声がまた渋いのよね〜。惚れる。ちなみにDVDは、はる曰く「これから。とりあえず言っとくの。メジャーのふり」だって。

続いてはBO GUMBO3。今回は他の出演者とかでゲストボーカルあるかとも思ってたんだけど無し。でも最高に楽しかった。ボーカルどんとの死で一度は死にかけたバンド。でも何も変わってない、ステージ場の立ち位置が変わっただけ、1人が空の上にいるだけだって。

Dr.TOSH?はそう言ってたけど、何だかどんとはステージ上にいるような感じだったな。Dr.TOSH?のシャウトが、一瞬どんとの声に聞こえた。

楽し過ぎてあっという間に終わっちゃったけど、これまた踊り過ぎて頭痛くなってきたから、次のPOLYSICSも休憩。もうグッタリだったから、更に次のTOMOVSKYまで休もうと思ったけど、セッティングの時にはるが、ピーズの「日が暮れても彼女と歩いてた」を一節歌ってるのが聴こえてきて、そそられて行ってみた。行って正解。良かった。客との一体感が素敵。

登場前から巻き起こったトモフコールに、本人は登場するなり一言、「お前ら俺を泣かす気か!」

客も演者も終始楽しそうで、トモフ知らない人でも楽しくなるようなステージだったんじゃないだろうか。MCでは、以前はるがこのステージでやった時に、楽し過ぎて過呼吸になったっていうのが分かったって言ってた。

ちょうど太陽も暮れてきて、疲れた体を癒すような風も心地よかったし、今回のベストステージかも。

次はユニコーン。フェスで見るのは3回目だけど、どこ行ってもやっぱ人気凄いですな。必ず子供にユニコーンTシャツ着せた人がいて、世代を感じる。

セットリストはサマソニと同じだった。「BLACKTIGER」では、EBIが最後を間違えてグダグダに。阿部は爆笑。民生には、POLYSICSの高音を意識しすぎだからだと突っ込まれてた。

次のフラワーカンパニーズに備えて、ユニコーンが終わり切る前に露天風呂に移動。ステージ前は既に人が沢山。ユニコーン終了と同時に巻き起こった拍手は、ユニコーンにではなくフラカン待ってましたの拍手だ。

先週のSLSでは、若干アウェイ感があったけど、OTODAMA皆勤のフラカンにとって、ここはホームみたいなもの。最高に盛り上がって楽しかった〜。

MCでは、名曲「深夜高速」のセルフカバー「深夜高速2009」がFM802のヘビーローテションに決まった事を勢いよく言おうとして、「この度FM802のヘビテー……!」と噛む。しかも言い直そうとして2回連続全力で噛む。結成20年目にして始めてのヘビロテなので、緊張したんだとグレートが自虐的フォロー。

ラストの「真冬の盆踊り」では、ピーズのアビさん乱入。めちゃめちゃ踊って、途中めちゃめちゃ疲れてた。

盆踊り後、退場しようとしたんだけど、グレートがもう1曲やっちゃおうかと楽器を担ぎ直す。多分、本当ならアンコールでやろうとしたんだけど、時間がないからそのままいったんだろう。引っ込んでも無いからアンコールも起きてないんだけど、圭介が「それではアンコールにお応えして」と「サヨナラBABY」。この曲聴きたかったから嬉しかった〜。

フラカン終了後、預けてた荷物を受け取って帰り支度を済ませてから筋肉少女帯。1曲目の「踊るダメ人間」では、Xジャンプにしか見えないダメジャンプで会場を盛り上げる。

しかし筋少を大トリに持ってくるとは、やはりOTODAMAただ者ではない。オーケンも大トリは初めてだと浮かれてたんだけど、ギターに、この後にまだDJハヤシのステージがあると言われると、なんでメンバーに水を差されなきゃいけないんだ!と嘆いてた。

このおそらく台本どおりのミニコントが終わると、ハヤシの為に暖めまくるぞと演奏再開。場違いな程のメタルサウンドで会場を盛り上げると、アンコールではPOLYSICS・ハヤシ、ビークル・カトウタロウ、ユニコーン・テッシーの3ギタリストが登場。

演奏の前に、昔は日本をインド化しようなんて言ってたけど、もうそんなこと言いたく無いというオーケンに、そんな事言わないでくださいよとハヤシが絡むグダグダミニコントがスタート。このやりとり聞いてないんで不安だと言うカトウタロウをよそに、コントを最後までやり切ると「日本印度化計画」がスタート。総勢5人のギタリストによるギターバトルを展開して終了した。

ステージが終わって花火が上がり、みんなが帰りだしたところにガリクソンとRG登場。後説をする2人を背に、DJシングルマン目当てでライブハウステントに行くと、スケジュールが押し押しでまだ始まってなかったので、露天風呂のDJハヤシへ。

大入りの客を前に、筋少やユニコーンを掛けまくってた。ハヤシがエアギターとかやる度に爆笑してる女の子がいたんだけど、そんな面白くねーだろ。

DJハヤシのユニコーンタイムが終了したとこでライブハウステントに移動すると、シングルマンがプレイ中。清志郎に捧ぐということで、流す曲は全部RC。集まってる人少なかったけど良かったなぁ。やっぱ清志郎はいい。最高のクロージングでした。

押し押しで始まったためか、結局ここが1番遅くまでやってて、終わった時には大分人も減って混雑もすっかり解消されてた。出口にはゴミ箱とともに並ぶスタッフの列。会場で拾ったゴミを捨てると、テンションの上がったスタッフとハイタッチ。こういう雰囲気もいいよね。いや〜、OTODAMAいい。いいゆるさ。来年も来たいなぁ。

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