COUNTDOWN JAPAN 07/08

2007年12月28日 12:20 幕張メッセ

ひとまずロッカーを確保しようしたけど、この時間になると、さすがにどこも埋まっていたので、今日のところは大人しく1000円で出し入れ自由のクロークを利用することにした。

クロークの受付をすませてから物販へ。オフィシャルグッズのとこはまだ混んでいたので、アーティストグッズを物色。とりあえず一通り見た後、フラカンの七分袖Tシャツを七分袖だからという理由で購入。普段半袖か長袖ばっかりなので、七分袖は新鮮だった。

Tシャツ代3000円の支払いに5000円札を売店の女の子に渡すと、おもむろに電卓をたたき出す。衝撃映像だ。5000-3000が出来ないような人がどうやって自宅からここまで来たのか。どうやって今まで生きてきたのか。世の中には科学でも数学でも解明できないことがたくさんあるらしい。

フェスの時はタオルではなく手拭いを愛用する私としては、民生とイースタンの手拭いも気になったけど、自分のがあるのでとりあえず見送って、帰り際に気が向いた買うことにした。

そうこうしてるうちに開演10分前。そそくさと準備をすませて荷物を預けた。預ける際に、確認用に名前と携帯番号を用紙に書くんだけど、今まで覚えたことがなかった自分の携帯番号を覚えてることに気づく。携帯を持つようになっておよそ8年目の冬だった。

12:50 EARTHステージ

EARTHステージに来ている人は、それほど多くなかった。去年も初日の最初は少なかったけど、それにしても少ない気がする。この日だけチケットが余ったようだけど、結構余ったんじゃなかろうか。やっぱり28日は仕事で来れない人が多いんだろうか。

中程に腰を下ろして5分もしないうちに、始まりを告げるツェッペリンの「永遠の詩」が場内に鳴り響いた。この曲を聴くと、いよいよ気分が盛り上がってくる。

ステージに登場した渋谷陽一氏が、いつものように前説を始める。これを聞かないと始まった気がしない。まるで特撮ヒーローの秘密基地のような照明の櫓を指して「照明も気合い入ってます。まるでローリングストーンズやU2が出てきそうです。でもうちはサンボマスターやグループ魂が出ます。似合いません」と、去年と全く同じ掴みで笑いを誘う。恒例にするつもりだろうか。

通路の拡大や飲食エリアの充実など、去年からの変更点や注意点などを一通り説明した後、早速一組目のGOING UNDER GROUNDを紹介。その紹介を聞き終える前にEARTHステージを後にしてDJブースに向かった。

13:00 DJブース

DJブースではダイノジのステージが始まったところだった。大谷が陣取るターンテーブルの前で大地と黒スーツのダンサー(?)4人がエアギターで盛り上げている。

1曲終わったところで黒スーツ2人が引っ込み3人体制になったとこで、早くも初めてエアギター世界一になった時の曲、JETの「Are You Gonna Be My Girl?」が流れる。世界一の技で更に会場を盛り上げたところで、立て続けにオフスプの「COME OUT AND PLAY」。2回目の世界一になった時の曲だ。出し惜しみなし。

その後も、大地と黒スーツが前でエアギターしたり振り付けしたりして客を盛りあげる。端でゆっくり見るつもりだったけど、KEMURIの「Ato-Ichinen」が流れ出し、盛り上がりも沸点に達すると、我慢できずに参戦。やっぱりDJブースでおとなしくしてるのは無理がある。ここで体力消耗しすぎるのと後が持たないので、途中退場して腹ごしらえすることに。

飲食エリアは、去年まで丸テーブルがメインで置いてあったけど、今年は長机と長椅子が整然と並んでいる。これだと相席もしやすいし無駄がなくていい感じ。ひとまず出ている店を一通り見てみる。

フェスではお馴染みのケバブやら中華やらカレーやらの中で、新顔の佐世保バーガーが大人気。ダントツで長い行列ができている。佐世保バーガーといえば有名なので、ちょっと食べてみたかったけど、あまりにも並んでるのでパス。何となく精が出そうな海老ニラまんじゅうと、フェスのときくらいしか飲まないコーラを購入して一休み。

その後、持ってきた日本手拭いを鞄の中に忘れてきたことに気づいたけど、クロークから出すのが面倒だったので、民生手拭いを購入してEARTHステージに向かった。

14:15 EARTHステージ

「マクハリ、時に女とマグワリ」というお馴染みの向井秀徳の言葉でZAZEN BOYSがスタート。

2月にベースの日向秀和が脱退し、吉田一郎が加入。新生ZAZENを見るのは始めてなので楽しみにしてたんだけど、個人的には日向さんのベースの方が好きだった。ただ、バンドとしての音は衰えるなんてことはなく、相変わらずの迫力。

特にドラムの柔道二段松下氏は、ドラムまでメンバーチェンジしたのかと思うほどの激やせっぷりで、余計なものが落ちた分、より音が鋭くなったような気さえする。ステージ中央に4人が固まり向かい合って演奏する姿は、まるで強固な城壁を築いている様でもあるが、その音は決して守りではない。彼らの歌の詞の中に「鉄壁のディフェンス」という言葉があるが、これは「鉄壁のオフェンス」だ。

ZAZEN BOYS。何度見ても圧巻のステージ。

ZAZENの後は8ottoを見るつもりだったけど、なぜか異常に眠くなったのでEARTHステージを出たとこにある休憩エリアのリクライニングシートで軽く寝る。

移動が面倒だったので、GRAPEVINEの出る近場のEARTHに入って、後ろの椅子に腰を下ろす。バインは過去に見る機会があったけど、1回目は見送り。2回目はほとんど寝てて聴けず。そして今回は目を閉じて半分寝ながら聴いたということで、毎回確実にステップアプしている。次回は必ず完全に見ることが出来るだろう。

バインが終わる頃には、すっかり目も冴えてきて元気を取り戻してきたので、そのままそこに残って奥田民生の登場を待つ。

ステージのセッティングが整ったところで会場に流れ出したBGMは、なんと「雪が降る街」。そして、そのまま奥田民生登場。まさかこの曲を出囃子にするとは。04/05の時は、雪が降ったからということで急遽この曲をやってくれたけど、今回はそういうのしない代わりにBGMでサービスってことだろうか。

演奏の始まったステージを見ると、ギターが民生1本だけだ。よく見るとキーボードの斎藤有太以外は、いつものメンバーではない。いつのまにメンバー変わったんだろうか。

ギターが民生1本という構成は非常に気になったけど、COSMOステージでイースタンが始まる時間だったので、1曲だけ聴いてEARTHステージを出た。

17:00 CISMOステージ

eastern youthのステージは、いつもなら「吉野ー!」とか言う客が結構居るんだけど、この日は結構おとなしめ。ただバンドは相変わらずかっこいい。いろんな枝があるけど、幹がしっかりしてるから力強くてぶれがないって感じ。

じゃあ最後の曲ですと言われた時に、ウソつけ!と思うほど時間が短く感じた。終わった後で時計見たら30分やってたけど、それでも短い。せめてGALAXYあたりでやって欲しいものだ。

イースタン終了後、一旦外に出てCOSMOステージ近くの椅子に座って休んでいたら、COSMOステージから、次のThe ピーズのセッティングしてる音が聞こえくた。マイクチェックの声が、はるっぽかったので、ちょっと行ってみたらメンバー自らセッティング中。

その場で軽く頭のとこだけ3曲ほど演奏。早くも盛り上がる客に、もうちょっと後で始めますと告げてから一旦退場し、時間通りにスタート。

ギター下げてるだけで様になるアビさんの渋さには、毎度惚れ惚れする。バンドの一体感もいいし、ステージを見るたびに好きになるバンドだ。楽し過ぎて、これまたびっくりするくらい、あっという間に終了。いいステージだったけど、できればMCでアビさんの渋い声が聞きたかった。

終了後、RYUKYUDICKOを見に行こうかとも思ったけど、腹が減ったので、がっつりお好み焼きを食す。ソースがかかってる部分とかかってない部分の差が激しいので、焼き上がったお好み焼きを混ぜるという斬新な食べ方をあみ出す。

19:30 GALAXYステージ

自らの音楽を「デスジャズ」と称するSOIL & “PIMP” SESSIONSの繰り出す音で、GALAXYステージは沸騰していた。セッティングの時からドラムが気持ちいい音を出していたのでいい感じだなと思ってたけど、これはヤバい。破壊力のあるグルーヴと社長の煽りに誘われ、気がつくとフロア端からど真ん中に移動し踊りまくっていた。想定外に体力を削られた。まさにデスジャズ。

19:30 MOONステージ

SOIL終了後、その足でMOONステージへ移動。本日の締めはフラワーカンパニーズだ。1曲目からボーカルの圭介に合わせて、みんなで手を振りながら盛り上がる。

MCでは、自らのワンマンカウントダウンライブの告知から話が流れ、圭介がどうせ渋谷陽一もフラカンなんか見に来ないんだとすねだす。渋谷陽一なんて会ったこともないもんと言う圭介に、おいおい「さん」を付けろよと言うグレートだが、そんなグレートもサポートとして参加してるYO-KINGの現場で見たことあるだけ、とのこと。

未だに会ったことないというのは意外だった。さすがにこれだけ出演者が居ると、全員に会う訳ではないんですな。でもフラカンは素敵なバンドだよ。YO-KINGもいいけど、フラカンも会ってやって、渋谷さん。

時間は短かったけど、アンコールもしっかりやってくれて満足。アンコール終了後も、再度のアンコールを要求する客が、なかなかステージを離れなかった。

途中のMCで、物販でTシャツ買ってくれたら鈴木のサインがついてくるよとグレートが言ってたので、本当かなと思いつつ帰り支度をしていると、ちょっと目を離した隙にフラカンの物販の前に長蛇の列。よく見たら圭介だけじゃなくグレートも一緒にTシャツ購入者にサインをしている。

既に購入済みの七分袖Tシャツがあったものの、普段着のつもりで買ったのでサインを貰うか迷ったけど、山梨にライブしに来てくれって言いたかったので、Tシャツを手に列に並ぶ。

こういうことはリーダーに言った方がいいだろうと思い、まずはグレートにサインをもらいつつ、今度山梨に来てくれとお願いしたところ「あぁ、山梨ね。前行ったよね。確か銀杏BOYZとかと」と、覚えていてくれたので、そのとき行けなかったからまた来てと念押しすると、「山梨は確か土日じゃないと駄目なんだよね」と、謎の情報を付け加えてきた。何故土日じゃないと駄目なのか理由が分からなかったけど、こっちとしてはその方が都合がいいので、是非それでお願いしますと返しておいた。

続いて圭介にサインを貰おうとするも、前の女の子たちが圭介と写真を撮りだしたので、それを所在なく待つ。彼女らはグレートにも撮らせてくれとお願いしてたけど、今日はお肌の調子が良くないからと断られてた。それが済んだ後、圭介にサインを貰いながら、数日前に公式サイトで再婚したと言っていたので、結婚おめでとうございますと一言。「お、よく知ってるね」と言う圭介に、折角だから再婚おめでとうございますと言い直したら「結婚おめでとうでいいよ」と返された。

また来てねと言う圭介に、心の中で山梨来たらねと返しつつその場を後にした。

23:00 千葉駅

幕張メッセの外に出た時はパラパラ程度だった雨も、千葉駅に着くころには少し強くなっていた。

駅を出ると、もはや自分の中でお馴染みとなった千葉駅前のコンビニで食事を購入し、お馴染みとなった漫画喫茶に入店。フェス組と思われる方の入店待ちの列に並んで入店すると、さっさと食事を済ませて一息ついてから、さっきサインを貰ったTシャツを見てみる。

袋から出した後は畳んで鞄に入れてたのに、背中のとこに醤油のシミみたいな小さいシミがついている。最初から付いてたとしか思えない。何なんだろう。仕様だろうか。

リクライニングチェアでは足が伸びきらいない個室の中で、床に寝るという手法を編み出し、フラカンのサイン&シミ付きTシャツを枕にして眠りについた。

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