COUNTDOWN JAPAN 04/05

2日目

2004年12月30日 13:00 GALAXYステージ

2日目の1発目はTheピーズ。ロッキンオンの兵庫さんの前説中に、待ちきれないとばかりにボーカルのはるがフラ~ッと登場。メンバーも続いてフラ~ッと登場し、そのままスタート。

カッコイイわ~。特にギターのアビさんがステキ。はるのMCにも笑わせてもらいました。「年寄り朝強いから、任しといて」って、それは頼っていいのか?

かと思えば、無邪気に「ほら、見てよ。俺たちスポットライトだよ。あんな遠くから」って、まるで中学生のような発言も。最後には「こんなに沢山の人達が集まってくれて、俺たち本当に幸せでした。来年は普通のおじさんに戻ってやる!」とキャンディーズの解散コンサートでの名言も飛び出す。O.P.KINGでやった「ミサイル畑で雇われて」も聞けて満足。いや、でももっと見ていたかったな~。

14:15 EARTHステージ

EARTHステージはZAZEN BOYSを見るための人で溢れてた。この人の多さは、今回のステージを最後にナンバーガール時代からのメンバー、ドラムのアヒト・イナザワの脱退が決まっていることも手伝っているのかもしれない。実際、会場からは多くのアヒトコールが聞こえていた。

開始と同時に異様なグルーヴが会場を包む。何なんだろうか、このパワーは。会場の中で音を鳴らしているというより、音の中に会場があるような感覚。前を見ても後ろを見ても、そこにあるのはZAZEN BOYSで、音に乗って違う世界へ運ばれてくような感覚さえある。

「COLD BEAT」では向井が煽り、アヒトが鳥肌が立つほどのドラムソロを見せる。凄いとかカッコいいって言葉が陳腐に聞こえる。伝説を目撃したような気がした。ZAZEN BOYS。恐るべし。

15:20 EARTHステージ

予定時間よりも多少押してGRAPEVINEがスタートするころには、昨夜あまり寝れなかった事もあって、異常な眠気に襲われる。休憩もかねて後ろの方で座りながら聴いていたんだけど、気がついたら終わっていた。3曲目くらいまでは何となく覚えがあるんだけどねぇ……。終了後すぐ休憩エリアに移動して軽く寝る。

17:00 EARTHステージ

次はエレファントカシマシ。宮本さんが発するエネルギーは、ミュージシャンといより表現者という言葉の方が似合っている。どちらかに倒れれば、ただわめいてる変な兄ちゃんになってしまうような絶妙なバランスの上にいる感じ。不思議な緊張感を漂わせながらも、グイグイ引き込まれてしまう。終了後、思わず物販に行って、着そうもないトレーナーを買ってしまうくらいカッコよかった。

曲順を決めてなかったらしく、最後の方は時間気にしながら「じゃ何やろうかな」「楽しいな、おい」と、ホント楽しそうだった。途中、ギターの坊主頭をおもむろにマイクで叩いてたけど、あれは流石に痛そう。以前テレビで見たときも、突然頭叩かれたり演奏中に思いっきりシャツ引っ張られてボタンがブチブチにちぎれてたりしたし。中学生の時からの友達とはいえ、それはいいのだろうか?

17:50 GALAXYステージ

エレカシが終わった時点で、進行の遅れは20分。今日はいいけど明日こんな感じで遅れたら、カウントダウンの予定狂っちゃうけど大丈夫なの? そんな心配をしながらeastern youthを見にGALAXYステージへ行くと、前のスネオヘアーがまだやっていた。どうやらこっちも遅れているらしい。大丈夫か? ま、お陰でスネオヘアーも見れたんでいいんだけど。ってか、スネオヘアーの時、寝ててほとんど覚えてないけど。

イースタンの出番になると、会場が明らかに男臭くなった。全体的な客の入りもスネオヘアーより少ない気がする。おかしい。前行ったワンマンの時もそうだけど。イースタンユースだぞ! メチャクチャカッコいいじゃないか! ボーカルは柴田理恵そっくりだけどカッコいいじゃないか!

20:00 GALAXYステージ

イースタンの後の麗蘭では、さらに客が減る。切ない。いや~良かったですよ。麗蘭。熱い感じが。その熱さが、ちょっぴり古くさい感じもするけどいいんです。それでいいんです。ビートルズの武道館公演見に行ったときの話で、つい興奮してしまうあたりが素敵。

ただ、曲のフィニッシュでCHABOさんがジャンプして「見たか俺の跳躍。まだまだ若い!」って言ってたけど、言う程飛べてなかった気が……。いや、気のせい気のせい。

21:00 GALAXYステージ

20分押しのまま事は進行。ステージではサンボマスター本人がセッティングをしている。SWEET LOVE SHOWERの時もスタッフがセットした後、自分でいじり直してたからな。自分でやらないと気が済まないんでしょうかね。そういう職人っぽい感じは好きですけど。

一旦引っ込んだ後、客電が消えて再びサンボ登場。しかしみんなが待っているのはサンボではない。YO-KINGだ。

今回はYO-KINGのバックバンドをサンボマスターがやるというスペシャルコラボ。これを見逃す手はない。サンボ山口の呼び込みでアディダスのジャージ&スニーカーの主役が登場。山口が天才コールで客を煽り、フロアのテンションは一気にアガる。この人は盛り上げるのウマいな~。

山口の「あんた、どうしてそんなに天才なんだ!」という言葉に「生まれつき」と即答するYO-KING。イカス! 途中、同時刻にEARTHステージで演奏中のくるりに対し「くるりは明日見ればいいだろ!」と挑戦的なMCも。くるりは30,31と2日間出演するのだ。ちなみにサンボも31日に今度は単独で出る。しかもカウントダウンの時間帯。山口曰く、そのステージにゲスト出演してくれとYO-KINGに5回くらい頼んだのだが、ことごとく断られたとのこと。

「いいじゃないですか。寂しいもんが集まって…」みたいなことを山口が言うと、YO-KINGは「嫌だよ。だって今俺幸せだもん。家にいるよ」と、おのろけ発言。「じゃあ、寂しい俺はやりますよ…」とすねる山口。しかも、以前ラジオで、今年はサンボイヤーだって言われたのに対して、YUKIが「それは過言でしょ」と冷たくあしらったらしい。夫婦そろって何なんだ、あんた達は!と山口が怒ってた。

ちなみにカウントダウンジャパンの公式サイトに、裏話として山口が海浜幕張駅で「こぶ平だ!」ってしつこく言われてムカっとして振り向いたらピーズのはるだったという話が載ってた。何なんでしょうか、この人のいじられっぷりは。こんな人でもカッコよくなれてしまうんだから、やっぱ音楽は素晴らしい。

22:00 千葉駅

2日目終了。前日と同じように千葉駅前の漫画喫茶へ向かう。電車の中で近くにいる女の子の話し声が聞こえた。

「インディー……インディー……あ! インディ・ジョーンズ!」

えー! インディまで出てきてジョーンズ出てこなかったの!? セットでしょ、それは。あり得るの? それ、あり得るの?

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