リミッツ・オブ・コントロール

ジム・ジャームッシュの最新作。見るつもり無かったんですけど時間潰しで見てみたら、なかなか良かったです。ジム・ジャームッシュの作品って、ちゃんと見た事無いんですけど、ぶっ飛んでますね。この分だと他の作品も多分異質なんだろうけど、この作品は特に際立ってるんじゃないかなって気がしました。

私は好きですね。ここまでくると、もうコントです。面白かった。

ストーリーはあって無いようなものというか、大雑把過ぎて理解不能。ある男が仕事の依頼を受けるところから物語は始まるんだけど、この時点でもう意味不明です。

依頼内容は「自分こそ偉大だと思う男を墓場に送れ」。これだけ。一応、この男は殺し屋らしいいうことは分かるけど、具体的な指示は「タワーに行ってからカフェに行って、数日待ってバイオリンを探せ」とスゲー曖昧。

渡されたマッチ箱の中には何やらメモが入ってたんだけど、書いてある内容は暗号じみてて謎。でも男には理解できたらしい。

そこから次々現れる謎の人物に導かれて、ターゲットを探し旅を続けるんだけど、説明が全然ないからストーリーを理解しようなんてことは無理です。だから、頭固い人は見ない方がいいですね。意味分からな過ぎて、ふざけんな!ってことになりますから。

仕事を依頼される時に「想像力とスキルを使え」って言われるんだけど、観客もこれを使わないと楽しめないと思います。

人を選ぶ作品だから特にお勧めはしないけど、見た人といろいろ話したいから、誰か誘ってもう1回見に行きたいって感じ。

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