ベリテンライブ 2010 Special

RADIO BERRY(FM 栃木)主催によるイベント。今年で8回目。そんなやってるとは知らんかったんだけど、今年は出演者がハズレなしだったんで参加を即決しました。林に囲まれた会場が、のんびりした感じでよかったなぁ。

もともと RADIO BERRY の10周年イベントで「ベリー10 → ベリテン」だったらしいけど、翌年以降もやることになって、今では「ベリーなテンション」ってことにしてるらしい。ソースは SPECAL OTHERS のMCより。

2010年9月12日(日)

宇都宮駅に着いたときの空は、いつ雨に転んでもおかしくない雰囲気の薄曇り。とりあえずレインウェア以外の荷物を駅のロッカーに預けて、会場へのシャトルバスに乗車。30分程走って会場である井頭公園運動広場に到着。ここからの入場行列が長くて地味に疲れたな。

入場した時には既にオープニングアクトの1組目が演奏中。会場は前の方に大きめのライブハウスくらいのスタンディングゾーンがあって、そこ以外がシートゾーンになってるんだけど、俺みたいに1人参加の人がいないんじゃないかってくらい、みんな2人かそれ以上で次々シートを敷いて座っていく。適当に座って休もうと思ったんだけど、そんな状況にどうも居場所が定まらず、何とも居心地が悪い時を過ごす。

何とか居場所を見つけると、そのまま2組目のオープニングアクトを見る。Dirty Old Men。栃木出身のバンドとの事。なんつーか「まぁ普通」って感じ。そこに居座ったまま待ってると、時間になったところでMCの2人がステージに登場。今日の出演者を発表した時は、やっぱユニコーンが1番歓声大きかったかな。ざっと会場を見た限り、ユニコーンとクロマニヨンズTシャツが、やたら多かった。

ミスタークハラ

前説が終わって1組目のandymori登場。初めて見たけど、リズムというか、間の取り方というか、そこはかとなく漂う緩さというか、独特な感じがして良かったな。最初は後ろで座ってみてたんだけど、途中から雨粒がかすかに落ちる程度の雨が降ってきて、じっとしてるのもなんだったから終盤はスタンディングゾーンに行って軽く踊ってきた。

終わると前まで進んで、次のフラワーカンパニーズ待ち。ある程度セッティングが出来たところでメンバーが登場してリハのセッションが始まった。

今回のフラカンは、ドラムのミスター小西がライブではなく打ち上げで骨折したため、サポートにクハラカズユキが入っている。ある意味貴重なステージ。

俺の後ろにいた人は事情を知らなかったようで、何で何でと話をしていたけど、前にいた人はマエさんがオーバーオールじゃない事に対して何でだと言っていた。一旦退場したあと、本番ではオーバーオールで登場すると「あー!やっぱり!」と納得した様子。ドラムの件は一切触れてなかったけど、あの様子だとそもそも気づいてたかどうかも怪しい。

キュウちゃんのドラムは普通にフラカンに馴染んでたけど、やっぱちょっと違うね。キュウちゃんの方が演奏に余裕がある感じで、ちょっとフラカンおしゃれになったなって音だった。ラストの「真冬の盆踊り」のとき、普段ないプチおかずが入ってた気がしたけど、ミスコニもあんなだったっけな……。

メンバー紹介では「ミスタークハラ」って紹介されてたんだけど、調子に乗った圭介が「Mr. Moonlight」のメロディーに乗せて「ミスタァ〜ァァ クハラァ〜♪」って歌いだして、いつものようにマエさんに軽くあしらわれてた。

個人的には、竹安の爽やかな挨拶をマネして、無駄に爽やかに「こんにちわ!」と挨拶するマエさんがツボだったな。

ナシ

終了後は空腹を満たすために飲食エリアへ。飲食エリアったって、会場の横にズラッと屋台並んでるだけで、テーブルとか置いてあるわけではない。フラカンの時は見事に晴れたんだけど、ここにきて軽く雨が降ってきたので、立ったままささっとカレーを完食すると、更に強まる雨足を避けるため会場後方の木陰に退避。食うもん食ったら眠くなってきたので、次のGOING UNDER GROUNDは、そのまま木陰で聴いてた。

半分寝てたんだけど、中盤「1000のバイオリン」のカバーが始まると一瞬で目が覚めた。雨も止んできてた事だし、ついつい誘われ前の方まで行ってみたんだけど、同じ考えの人が多かったらしく前の方に人が集まってきてた。やっぱブルーハーツすごいな。

1000のバイオリンが終わると、眠さに負けて再び木陰へ。仮眠をとって回復したところで、次のTHE BOOM

宮沢さんは着流しにサングラスという出で立ちで、冒頭から沖縄民謡色の強い曲で会場は琉球の踊り場に。そして会場がすっかり沖縄な雰囲気で満ちたところで始まったのは「島歌」。久々に聴いたけど、やっぱ良い歌だね。終盤の盛り上がり具合といい完成度高い。

スカ調の新曲も披露し、大いに踊らせたステージは「風になりたい」でフィニッシュ。次のSPECIAL OTHERSのときは、終盤に向けて木陰で休憩したり、会場ぶらついたり。

物販では、フラカンとゴーイングのとこに行列ができてた。フラカンはマエさんがいたんだけど、ゴーイングは見えなかったな。ささっと通り過ぎただけだったけど、今になって思えばマエさんに、ミスコニの代打にドリームシアター脱退したばかりのマーク・ポートノイはどうかと提案してみたら良かった。メタル好きのマエさんなら賛成してくれたはずだ。

栃木JAの屋台で売ってた梨を食ったんだけど、うまかったなぁ。フェスで梨っていいね。水分多いし。最近キュウリとかトマトとか、そのまんまのやつを売ってること多いけど、ああいうのって人が食ってるの見ると妙にそそられるのよねぇ。

ガチョーン

梨で気力体力回復したところで、いよいよ怒濤の終盤。まずはTHE BAWDIES。いつのようにリハから客を盛り上げると、本番では1曲目の「IT’S TOO LATE」から一気に全開。BAWDIES は、演奏中でも途中のMCなんかでもメンバーが仲良さそうな感じが好きだわ。楽しそうで。

途中、ドラムのMARCYをみんなで呼んでくれってとこでは、この次に出番を控えたクロマニヨンズのマーシーを引き合いに出して「今日は大先輩のマーシーさんも来てるし」とROYに余計なプレッシャーをかけられ、MARCYは「ダメなんだよ、今日はマーシーとか言っちゃぁ……すいません……」と申し訳なさそうに恐縮してた。

最後は「夏の終わりに花火はどうですか? 『ほぉ〜、BAWDIES 秋の花火ですか』……違います!あなたたちひとりひとりが花火です!」と、お馴染みのひとりノリ突っ込みから「YOU GOTTA DANCE」、そしてTAXMANのわっしょい!で終了。

続いては大先輩のマーシーがいるザ・クロマニヨンズ。終了後すぐ前まで行ったんだけど、予想してたよりも密度が高かった。たぶんユニコーンファンが沢山いるんだろう。もうホントにあの場所取りどうにかならんかな。

最初はセンターまで行けなかったんだけど、開始と同時に隙間が出来たところでセンターに突進。演奏と同時に始まった激モッシュに耐えかねたか、退散する人がちらほら。

この日の客は元気だったなぁ。「草原の輝き」なんかは普通休憩タイムなんだけど、普通にクラウドサーフした奴いたし。

MCでは、数日前に谷啓さんが亡くなったことをうけて、マーシーが「ガチョーン」を連発。しかもマーシーらしく囁くようなガチョーン。普段喋らないだけに貴重なもの聞いたなぁ。

一方ヒロトは「歩くチブ」の最後の一旦止まるところで、独特の喋り方で最近話題の戦場カメラマン、渡部陽一氏のモノマネを披露。「イランの……イラクの……戦場では……ガチョーン」と、ここでも谷啓登場のゆる〜いモノマネ。こんだけやったら谷啓さんも喜んでくれてるんじゃないでしょうか。

時間的に陽は落ちてきてたけど、湿度が高いからとにかく暑かった。ヒロトが「雨降ってよかったって思うくらい汗かいてってくれよ」って言ってたけど、終わったあとはまさに雨降って欲しいと思うくらい暑くてフラフラ。

ローラーズ

下がって休もうとも思ったけど、次のUNICORNの為に、若干下がりつつも前に残る事に。

今年の夏はベイシティーローラーズのコスプレで通してきたユニコーン。今回も「Saturday Night」をBGMに同じくその格好で登場し「どうもー、ベイシティーローラーズでーす」と挨拶。「いやまさかベイシティーローラーズがトリになるとは」と、あくまでもユニコーンではないらしい。しまいにはテッシーのことを「手島ローラー」と紹介してた。そういう意味での「ローラーズ」だったのか。

「トリとトリ前が逆なんじゃないか」って言ってたのは、クロマニヨンズファンとして何か嬉しかったな。

ユニコーンのライブは今年に入ってから初めて見るんで、「裸の太陽」とか「薔薇と憂鬱」とか「命果てるまで」とか、初めて生で聴く曲が多くて嬉しかったけど、噂の新曲「晴天なり」が聴けなかったのが残念。是非聴いてみたかったな。あと、できれば「HELLO」は聴きたかった。

今まで参加してたフェスは土曜日だったので、「WAO!」の冒頭で「Saturday Night」の「S.A.T.U.R.D.A.Y Night!」のコールをやってたようなんだけど、生憎今日は日曜日。「WAO!」の前奏と共に前に出てきた阿部ローラーは「土曜日じゃないぜ!どうする?どうする?」と、まわりをきょろきょろ。

「S.A.N.D.A.Y?」などと言ってるのを奥田ローラーに正されつつ「S.U.N……D.A.Y Night!」と、妙に間が抜けたサンデーナイトコールで幕開け。どうするのやり取りのとこからして、もうグダグダ。事前に決めとけよ(笑)。

アンコールは「ヒゲとボイン」をやって、あっというまに終了。やっぱフェスのステージは短いね。ただ、この日のタイムテーブルはセットチェンジも含めて1バンド1時間って割り振りだったんだけど、転換が速くてテンポよかったな。スタッフの皆さん素晴らしい。

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