筋肉少女帯/怒髪天

筋少といえばダメ人間とか印度化計画とか高木ブーとか、まぁ要するに有名なのしか知らないんだけど、筋少と怒髪天って組み合わせには興味があります。半分MC聞きに来たみたいなとこありますからね。

2010年9月13日(土) SHIBUYA-AX

まずは怒髪天から。増子さんは昔、筋少のライブはブラジャーとか飛んできて凄いという噂を聞き警備のバイトを申し込んだところ、実際はGASTANKの警備で、ダイバーが降ってくるばかりで泣きそうになったという過去の持ち主。

「ヤケっぱち数え歌」から「オトナノススメ」「労働CALLING」と、いきなりクライマックス的に盛り上げたあと、突然「今年の夏はどうでしたか」と切り出すと始まったのは、SLSでやった「君といつまでも」。「出番を先に終えて楽屋でビール飲んでる時が1番幸せなんだなぁ」と語ったあとでワンコーラス歌うと、そこから同じく「あの夏のバラード」へ。この流れ、本人達気に入ったんだろうか。ま、やるとしても夏限定だろうなぁ。もう終わりかけてるけど。

終盤「NO MUSIC, NO LIFE.」で盛り上がりは加速。まぁ盛り上がったっつっても、大したモッシュが起きたわけでもないんだけど、後ろに居たやつが無駄に押してきてムカついたので、そいつが俺を土台にクラウドサーフしようとしたのを華麗にスルーしてやりました。

ラストは「カレー食う前に一杯いっとくか? 俺にお酒を呑ませろ〜♪ 俺はアルコール度数にこだわるぜ〜♪」と、印度化計画を引用して「酒燃料爆進曲」に突入。

筋少の橘高さんがいたら誰も目立てないから俺たちは地味にしたとか、いつものようにMCでもしっかり盛り上げた増子さんだけれど、この日は筋少の方が上手だったな。

「今日はとても楽しみにしてきた。どれくらい楽しみかというと、内田くんが間違えて赤坂ブリッツに行ったくらいだ!」と、初っぱなからメンバー捨て身の大技で爆笑をかっさらう。他のミュージシャンでも会場間違えたとか日にち間違えたって話を聞くけど、何で確認しないのかね。

再結成して、いろんな若手バンドとか見るようになって、最近あることに気づいたという大槻氏。「気がついたんだけどさ……氣志團と衣装が被ってるじゃん! 悪いよ〜、申し訳ないよ〜」と、むしろ本家のくせにやたら恐縮。「背中に『筋肉少女帯』で、むこうは『氣志團』って……。被ってるよ〜!やばいよやばいよ〜」って、挙げ句には特効服を脱いでしまった。恐縮しすぎだし、そもそも今更気づいたのかい!

あとでまた特効服着たんだけど「ここで今度は(背中に)氣志團って書いてあったら面白いよね」って。これが自分でたいそう気に入ったらしく、今度絶対やろうって言ってた。それ是非見てみたいなぁ。JBがマント変えてく感じで、いろいろ着て欲しい。

この日は、これ以外にやたらと映画「BECK」を見に行った話をしてた。水嶋ヒロは肌つやつやだけど、俺たちは……みたいな。正確にはBECKと歳の話か。両バンド共40オーバーな人ばかりなことに対して「何やってんだよー! 誰か参院選とか出馬しろよー。(客に)君たちも君たちだ!」と。

中盤のMCでメンバー紹介では、紹介しようとしたのにメンバーが舞台袖にはけてていないという状態。以前ライブ見た時も、合間でちょこちょこメンバーが引っ込んでたし、オーケンも「うちはよくメンバーが居なくなるんです」なんて言ってたけど、何で? 休憩? なんとかメンバーを呼び込み紹介に至ったんだけど、キーボードのエディさんに至っては、結局出てこないままの紹介という自由さ。

このバンドを指して、ギターの橘高さんが「BECKで言うとこの『奇跡のバンド』だよね」とBECKネタで突っ込むと、オーケンが「何で君まで知ってるんだ!……そうそう、でBECKがさぁ…」と、またしてもBECKトークに。どんだけBECK気になってるんだよ。

最後は「X JAPANと被ってるよ〜、やばいよやばいよ〜。……俺たちもパチンコになりたいね」などと言いつつ、「踊るダメ人間」のダメジャンプで盛り上がって本編終了。

アンコールでは、筋少+増子&上原子が登場。増子さんは顔に即席のヒビをかいてた。マッキーで。SLSでヒゲかいた時もマッキーだったけど、油性で大丈夫なんだろうか?

一緒にやると言えば「日本印度化計画」で、間奏ではギターバトルをやるんだろうなぁと想像はついたんだけど、まずはフロント2人によるトークバトル。

両バンドともフジロックの出た時、始まる前に客が全然いなくて焦ったという話で盛り上がる。スタッフが無駄に励ましてきたとか、ステージ前が更地だから余計寂しい感じになるとか。更にそこから出演順についての話に突入。

筋少がパフュームと木村カエラの間とか、フランプールとオレンジレンジの間とかにされた事があることについて「別に犬神サーカス団と人間椅子の間にしろとは言わないけどさ……」とオーケン。それは濃すぎる(笑)。

何のライブだかよく分からないくらいガッチリ笑いを取ったところで、遂に演奏スタート。もちろん曲は「日本印度化計画」。

橘高 VS 上原子のギターバトルでは、上原子さんがボトルネックを持ち出すと橘高さんは高速タッピングで応戦と、激しいやり合いが繰り広げられるなか、舞台の反対側では大槻 VS 増子によるエアギター対決が静かに、そして地味に繰り広げられていた。

筋少初心者だけど、たっぷり笑わせてもらって大満足でありました。いや、演奏も良かったですよ。念のため。

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