2009年8月9日（日）
前日に欲しかったTシャツが売り切れてたので、今日は朝から並んでやろうかと思ってたけど、かったるかったのでパス。例年通り、入場の列が無くなるまで、ひたすらダラダラ過ごして会場入りすると、オープニングアクトのFACTが演奏中のマウンテンステージへ。中々いい感じだったけど、何せ頭も体もダラけきってたので後ろでまったり。
たっぷり休憩して体調万全になったとこでCANCER BATS、そしてFIVE FINGER DEATH PUNCH。この2組の連発で、早くも首がやられ気味に。特にFIVE FINGER DEATH PUNCHが良かったな。予習してくりゃよかった。見た目もかっこ良かったな。ギターのヒゲってば。CANCER BATSがやった、ビースティーのサボタージュのカバーも良かった。あれは上がってしまうわ。
当初はこのまま残ってTHE QEMISTS見ようと思ってたけど、サマソニのマリンで歌う宮本浩次がどうしても気になって、エレファントカシマシを見るためにマリンにダッシュ。到着時は既に演奏中。やっぱりエレカシはどこでやってもエレカシでした。カッコいい。宮本さんは、いつも以上に叫んでる感じがしましたね。特にラストの「ガストロンジャー」なんかは、中々の迫力でした。
エレカシ終了後は、楽しみにしていたREGEND of ROCKです。まずはVAN HALENのトリビュートバンド、VON HALEN。盛り上がったけど、ちょっと長過ぎないか？ 後の2組が、やたら短かった気がするんだけど、お前らのせいだろ！
続くZEPのトリビュートバンド、Mr.JIMMYは、いきなり「アキレスの戦い」。10分以上ある曲選んできたよ！ それにしても相変わらず完成度高い。ペイジの悪ガキっぷりに、ジョンジーの堅実な仕事っぷり。ロバートのハイトーン。ボンゾは見た目から本物だもんなぁ。「Whole Lotta Love」をワンコーラスやった後は「Rock & Roll」でフィニッシュ。もっと聴きたかった。VON HALENめ……。
最後はジミヘンのトリビュート、JIMISEN。前回見れなかったから一番楽しみだったんだけど、良かったなぁ。こちらも完成度高い。本物は右利き用のギターを逆さまにして左利き用の向きで使ってたけど、こちらはその雰囲気を出すために左利き用のギターを逆さまにして右利き用の向きで使ってた。ジミは実は右利きだったという説もあるけど、本当に左で弾くのは流石に無理だったのね。
ジミも良かったけど、リズム隊もかっこ良かったな。ベースいかしてた。でも、やっぱ短い。もっと聴きたかった。VONめ……。
レジェンドを堪能したところで、RAZORLIGHTを見るためにスタジアムのアリーナへ。RAZORLIGHT自体は、ちょっと気になるくらいなんだけど、次のユニコーンに備えて入っとこうと。しかし、この時点で空は怪しい灰色。前にいた女の子の、雨降らないでよーという願いも空しく、ステージが中盤にさしかかったところで舞い出した滴は、あっという間に土砂降りに。
前日はレインポンチョが入った鞄を持ち歩いてたけど、今日は全部メッセのロッカーの中。替えの服が無いからTシャツが濡れると面倒なので、とりあえず上半身裸になってTシャツをポケットに入れて保護。これで乗り切ろうとしたけど、それを拒むように雨も風も強まり続け、まさにバケツをひっくり返したような状態に。たまらず、ひとまず退場して雨宿り。自分は良くてもiPhoneとか濡れたらまずいなということで、どうしようか考えた結果、スタジアム横のロッカーに濡れたらまずいものを預けてることにした。これで万事解決。
上半身裸のままアリーナ再入場したら、見事に止んでいく雨。それどころか、アリーナ入り口にできた巨大水たまりのせいで靴がズブズブに。全身びしょ濡れなら諦めつくけど、靴だけびしょ濡れってどうなの！ 上脱いで靴だけ濡れるってどうなの！
雨が上がったこともあって、RAZORLIGHTが終わるとユニコーン目当ての人で次第に高まる人口密度。そんな中、舞台には千葉市の熊谷市長が登場し、千葉を盛り上げてくれてありがとうございますと挨拶。熊谷市長は全国最年少市長で弱冠31歳。サッシャの、31歳よりも年上の人いるかという問いかけに、1人上半身裸の32歳は手が挙げられませんでした。
ビヨンセが見たいのに、仕事で盆踊りに行かないといならない市長を見送った後は、いよいよユニコーン登場。良かった。良かったけど、やっぱ阿部義晴アワーのないユニコーンは、ちょっと物足りないかな。
一度は止んだ雨も、ユニコーンのステージが中盤にさしかかった頃、再び降り出した。さっき程ではないにしろ、そこそこの強さ。RAZORLIGHTの時は退散してく人が何人もいたけど、今回は誰も動く気無し。
民生が実に素晴らしい天気で、なんて言ってたけど、上半身裸になってる身としては、降ってくれて精神的に救われました。脱いで何もないなんて虚しすぎる。
終盤に差しかかったところで、そろそろCAVALERA CONSPIRACYを見るためにマウンテンステージに移動しようと、人混みかき分けて外へ向かい出したら、始まったのが「大迷惑」。しかも、モッシュピットに遭遇してしまい、たまらず参戦。結局、そのままラストの「HELLO」に突入して、最後までガッツリ楽しんでしまいました。
しかも、モッシュの途中で水たまりに落ちてるiPodを発見したせいで、終了後に持ち主探ししてたら余計時間食った。程なくして現れた持ち主に、一切のキー入力を受け付けず、画面が変なんなってるiPodを返すと、ロッカーに預けてたTシャツ等を回収して、マウンテンステージにダッシュ。
マウンテンでは既にCAVALERA CONSPIRACY演奏中。熱い音が鳴ってたけど、客が大人しかったな。サークルができてるのもホント前の方だけで、棒立ちが多かった。最終日で疲れてんの？
かく言う私もダッシュで無駄に体力使っちゃったので、ピットに入ってくの躊躇って、1人で首振りまくってました。でもSEPULTURAの「Attitude」が始まったあたりから疲れも吹き飛んできた。最後は、準トリなのにアンコールに応えてくれて、始まったのは「Roots Bloody Roots」。ここはもう我慢できないでしょう。今年のマウンテンステージは、トリ／CAVALERA CONSPIRACY、クロージング／LIMP BIZKITで決まりです。
カヴァレラ兄弟に満足して帰ろうとしたら、サイドショーステージでDJダイノジがまだやってたので参加。さすがお笑いもやるプロDJ。サマソニ1盛り上がる鉄板ステージです。
終了後も止まないアンコールに出てきたダイノジの2人は汗だくで、もう勘弁してくださいと懇願。代わりに「ダイノ」と言ったら、みんなで「ジー」って返して終わりましょうという提案に、当然ブーイングの会場。じゃあ、と「サマー」「ソニック」に変えたけど、やっぱりご不満な客。結局「のり」「ピー」のコール&レスポンスで幕を閉じた。サマソニ10周年の最後がそれかよ！
まだやってるステージあったけど、最高のクロージングDJに満足して、そのまま帰宅。今年は初めて、物販で何も買わなかった。