今年も、ピヨディスクアワードの時期がやってまいりました。私がその年に買ったCDの中で、一番良かったのはどれかを決めるという、この企画。今年で、もう3回目ですね。
今回まず、本編のアルバム部門にはエントリーしていないiTunes Storeで単品で買った曲を紹介したいと思います。
- ザ・ファーム 法律事務所/Mark Ayres
- U・ボート/Mark Ayres
- ジュラシック・パーク メイン・テーマ/John Williams
- HOOK プロローグ/John Williams
- シンドラーのリスト メイン・テーマ/John Williams
- The Final Test(Saw III)/Charlie Clouser
- Crying Shame/Muse
- 太陽と埃の中で/CHAGE & ASKA
- 涙をとどけて/トータス松本
- 深海魚/山崎まさよし
- 昭和モダン/山崎まさよし
以上、11曲です。
この中で一番を決めようと思ったんですけど、数少ないし別にいいかと。だから、ざっと総評だけで済ませようと思います。
上6曲は映画のサントラですけど、全部素晴らしいですね。あえてひとつ選ぶとしたら「シンドラーのリスト」かな。やっぱジョン・ウィリアムズすげーなと。
Museの曲は、シングルのSupermassive Black Holeのカップリングです。これ、ジャケッド画像が結構好きですね。
チャゲアスは、中学生の頃かな? この曲好きでよく聞いてた頃があったんで、懐かしくて買ってみました。昔程の感動は無かったですけどね。
トータスの、この曲はいいですね。凄くいい。この11曲の中では、1番でいいんじゃないでしょうか。今年買った曲全体の中でも上位に来ると思います。泣ける。
山崎まさよしの「深海魚」も、大人の雰囲気でいいですね。最近の山崎まさよしは、こういうちょっと落ち着いた雰囲気の曲がいい感じです。
「昭和モダン」は、服部良一 生誕100周年記念トリビュート・アルバムに収録されてる曲で、作詞 松本隆、作編曲 服部隆之。山崎まさよしは歌ってるだけなんですけどいい曲です。かなりヘビーローテーションでした。
以上、おまけでした。では続いて本編いってみましょう。
今回のノミネートは、過去最多の69作品。シングルは7枚です。過去最多でありながら良作が多くて、過去最も迷ってます。まだ決まってません。
ちなみに、Nine Inch Nailsのアルバムは、ネットで無料配布してたから買っては無いんですけど、一応入れときました。
ノミネート作品一覧
- Highway 61 Revisited/Bob Dylan
- Awake/Dream Theater
- Echoes, Silence, Patience & Grace/Foo Fighters
- Chinese Democracy/Guns N’ Roses
- Screaming Symphony/Impellitteri
- The Bedlam In Goliath/The Mars Volta
- Death Magnetic/Metallica
- Metallica/Metallica
- St. Anger/Metallica
- H.A.A.R.P/Muse
- The Spike EP/The Music
- Strength In Numbers/The Music
- The Slip/Nine Inch Nails
- (What’s The Story) Morning Glory?/Oasis
- Mer De Noms/A Perfect Circle
- “V” Is For Vagina/Puscifer
- Carnavas/Silversun Pickups
- Show And Tell/Silvertide
- Reign In Blood/Slayer
- Mellon Collie And The Infinite Sadness/Smashing Pumpkins
- All Or Nothing/The Subways
- Ænima/Tool
- Lateralus/Tool
- Opiate/Tool
- Forth/The Verve
- This Is Music: The Singles/The Verve
- Whitesnake/Whitesnake
- Union/Yes
- Evolver/311
- too many secrets/Unkie
- Boninの島/石田長生
- 少年B/板尾創路
- First Class Speed Of Light/winnie
- The Darkest Eternal Lights/winnie
- グッドラックイエスタデー/臼井嗣人
- STARTING OVER/エレファントカシマシ
- 風/エレファントカシマシ
- 桜の花、舞い上がる道を/エレファントカシマシ
- Fantastic OT9/奥田民生
- Reconquista/GHEEE
- Everyman,everywhere/GRAPEVINE
- Sing/GRAPEVINE
- 覚醒/GRAPEVINE
- FIRE AGE/ザ・クロマニヨンズ
- エイトビート/ザ・クロマニヨンズ
- スピードとナイフ/ザ・クロマニヨンズ
- リクノコトウ/the court
- ZAZEN BOYS 4/ZAZEN BOYS
- LIVE CHAMP -A BEST OF SCOOBIE DO-/Scoobie Do
- STARS/STARDUST REVUE
- Somos Japones/SPARKS GO GO
- キラキラ!/曽我部恵一BAND
- Stay Here/東京ピンサロックス
- マリオ ザ ミュージック/Nintendo
- GREEN/B’z
- ANTINOMY/BRAHMAN
- たましいによろしく/フラワーカンパニーズ
- SATORI/FLOWER TRAVELLIN’ BAND
- Bo & Gumbo/BO GUMBOS
- あらためまして、はじめまして、ミドリです。/ミドリ
- セカンド/ミドリ
- 清水/ミドリ
- みんなのうた3/ミドリカワ書房
- Heart of Winter/山崎まさよし
- 真夜中のBoon Boon/山崎まさよし
- PANIC ATTACK/UNICORN
- K.O./RIZE
- Termination/9mm Parabellum Bullet
- VAMPIRE/9mm Parabellum Bullet
さぁ、それではピヨディスクアワード2008発表です。
ピヨディスクアワード
過去2回、発表形式を変えてきましたが、今回はベスト10形式にしてみました。良いのがありすぎて、ひとつかふたつだけ選ぶってのが難しかったからです。でも決めました。涙をのんで決めました。
発表の前に今一度説明をしておきますと、ピヨディスクアワードとは、私がこの1年で買ったCDの中で一番良かったのは何かを、個人的な好みに偏った判断で決めるというものです。
では早速いってみましょう。まずは10位から。
- 第10位:たましいによろしく/フラワーカンパニーズ
- 第9位:H.A.A.R.P/Muse
Museがウェンブリースタジアムで行ったライブの模様を納めたライブアルバム。初回盤についてるDVDが素晴らしいんですけど、それを抜いてもいいアルバムだと思います。1曲目で鳥肌立ちますね。ライブバンドとしての魅力が詰まってます。
- 第8位:Death Magnetic/Metallica
プロデューサーを、長年連れ添ったボブ・ロックから、リック・ルービンに変えて制作されたわけですが、プロデューサー変更大正解です。リック・ルービンはメンバーに、デビュー前のバンドがレコード会社の契約を勝ち取るつもりで曲を書けと言ったそうですが、まさにそんな感じのアルバムになってます。デビューアルバムらしい勢いとパワー。原点回帰して辿り着いた、新たな出発点って感じがします。音が生々しいのもいいですね。
- 第7位:ZAZEN BOYS 4/ZAZEN BOYS
前作を聞いた時に、元ナンバーガールからZAZEN BOYSになったなと感じがしたけど、あれはまだ序章だったんだなと思わせる傑作。とにかくいろいろ混ざり合ってるけど、ごちゃ混ぜという訳でなく、ガッチリ組み合って、ZAZENの音が作られてる。おそらくZAZENにしか作れない音。向井秀徳恐るべし。
- 第6位:”V” Is For Vagina/Puscifer
Toolのメイナードのソロプロジェクト。ToolともA Perfect Circleとも違う独特な雰囲気が素晴らしい。聴いてて何か癖になります。寝る前とかよく聴いてました。
- 第5位:Chinese Democracy/Guns N’ Roses
14年越しの奇跡のリリースという事を考えると1位にしてもいいところですが、単純にひとつの作品として見てこの順位です。発売されたのは嬉しいけど、やっぱりもうちょっと早く出てたらってのは思ってしまいますね。アクセルのボーカルは相変わらず素晴らしいけど、もしあれから第一線で活動し続けてたら、もっと進化してたんじゃないかなんて期待をしてしまいます。
- 第4位:SATORI/FLOWER TRAVELLIN’ BAND
1971年の作品でありながら、全く古さは感じない。東洋的な響きが私の心をがっちりつかみました。これだけの実力派バンドが売れなかったなんて、時代の不運としか言いようが無いですね。
- 第3位:STARTING OVER/エレファントカシマシ
エレカシは、衰えってものを知らないんですかね。年を重ねるごとに良くなってるって感じがします。タイトル曲の「starting over」と荒井由美のカバー「翳りゆく部屋」あたりがたまらんですね。
- 第2位:Show And Tell/Silvertide
これぞという感じのアメリカンなハードロック。70年代の雰囲気と今の雰囲気がうまく融合してるって感じです。パワーのあるツインギターがいいですね。ボーカルの声も凄い好きです。
ちなみに、私が持ってるのはボーナストラック入りのやつなんですけど、これがいいんです。最後に入ってるボーナストラックの「Adult Child」が、初めからアルバムの曲であったかのようにしっくりきてる。これがなくて前の曲で終わってても、ちゃんと締まるんですけど、少し雰囲気の違うこの曲が入る事で、エピローグ的にアルバム全体を噛み締める時間が出来るんですよ。これが素晴らしい。1stアルバムにして傑作です。
- 第1位:Lateralus/Tool
栄えある1位は、Toolです。最初はもっと低い順位だったんですけど、改めて聴いたら1位しか無いなと。こんなの聴かされたら1位しか無いなと。
終始隙がないです。素晴らしい。凄い。もうそれしか言えない。何故日本では売れないのか。もっとみんな聴くべきです。
フラカンのメジャー復帰作。いい感じで丸くなったなーと。聞いててライブに行きたくなる1枚です。最後の「サヨナラBABY」がいいですね。
あれとかあれとか、いい作品は他にもあったんですけね。悩んだ末の結果です。いやー、面白かった。ではまた来年。