ピヨディスクアワード2008

今年も、ピヨディスクアワードの時期がやってまいりました。私がその年に買ったCDの中で、一番良かったのはどれかを決めるという、この企画。今年で、もう3回目ですね。

今回まず、本編のアルバム部門にはエントリーしていないiTunes Storeで単品で買った曲を紹介したいと思います。

  • ザ・ファーム 法律事務所/Mark Ayres
  • U・ボート/Mark Ayres
  • ジュラシック・パーク メイン・テーマ/John Williams
  • HOOK プロローグ/John Williams
  • シンドラーのリスト メイン・テーマ/John Williams
  • The Final Test(Saw III)/Charlie Clouser
  • Crying Shame/Muse
  • 太陽と埃の中で/CHAGE & ASKA
  • 涙をとどけて/トータス松本
  • 深海魚/山崎まさよし
  • 昭和モダン/山崎まさよし

以上、11曲です。

この中で一番を決めようと思ったんですけど、数少ないし別にいいかと。だから、ざっと総評だけで済ませようと思います。

上6曲は映画のサントラですけど、全部素晴らしいですね。あえてひとつ選ぶとしたら「シンドラーのリスト」かな。やっぱジョン・ウィリアムズすげーなと。

Museの曲は、シングルのSupermassive Black Holeのカップリングです。これ、ジャケッド画像が結構好きですね。

チャゲアスは、中学生の頃かな? この曲好きでよく聞いてた頃があったんで、懐かしくて買ってみました。昔程の感動は無かったですけどね。

トータスの、この曲はいいですね。凄くいい。この11曲の中では、1番でいいんじゃないでしょうか。今年買った曲全体の中でも上位に来ると思います。泣ける。

山崎まさよしの「深海魚」も、大人の雰囲気でいいですね。最近の山崎まさよしは、こういうちょっと落ち着いた雰囲気の曲がいい感じです。

「昭和モダン」は、服部良一 生誕100周年記念トリビュート・アルバムに収録されてる曲で、作詞 松本隆、作編曲 服部隆之。山崎まさよしは歌ってるだけなんですけどいい曲です。かなりヘビーローテーションでした。

以上、おまけでした。では続いて本編いってみましょう。

今回のノミネートは、過去最多の69作品。シングルは7枚です。過去最多でありながら良作が多くて、過去最も迷ってます。まだ決まってません。

ちなみに、Nine Inch Nailsのアルバムは、ネットで無料配布してたから買っては無いんですけど、一応入れときました。

ノミネート作品一覧

  • Highway 61 Revisited/Bob Dylan
  • Awake/Dream Theater
  • Echoes, Silence, Patience & Grace/Foo Fighters
  • Chinese Democracy/Guns N’ Roses
  • Screaming Symphony/Impellitteri
  • The Bedlam In Goliath/The Mars Volta
  • Death Magnetic/Metallica
  • Metallica/Metallica
  • St. Anger/Metallica
  • H.A.A.R.P/Muse
  • The Spike EP/The Music
  • Strength In Numbers/The Music
  • The Slip/Nine Inch Nails
  • (What’s The Story) Morning Glory?/Oasis
  • Mer De Noms/A Perfect Circle
  • “V” Is For Vagina/Puscifer
  • Carnavas/Silversun Pickups
  • Show And Tell/Silvertide
  • Reign In Blood/Slayer
  • Mellon Collie And The Infinite Sadness/Smashing Pumpkins
  • All Or Nothing/The Subways
  • Ænima/Tool
  • Lateralus/Tool
  • Opiate/Tool
  • Forth/The Verve
  • This Is Music: The Singles/The Verve
  • Whitesnake/Whitesnake
  • Union/Yes
  • Evolver/311
  • too many secrets/Unkie
  • Boninの島/石田長生
  • 少年B/板尾創路
  • First Class Speed Of Light/winnie
  • The Darkest Eternal Lights/winnie
  • グッドラックイエスタデー/臼井嗣人
  • STARTING OVER/エレファントカシマシ
  • /エレファントカシマシ
  • 桜の花、舞い上がる道を/エレファントカシマシ
  • Fantastic OT9/奥田民生
  • Reconquista/GHEEE
  • Everyman,everywhere/GRAPEVINE
  • Sing/GRAPEVINE
  • 覚醒/GRAPEVINE
  • FIRE AGE/ザ・クロマニヨンズ
  • エイトビート/ザ・クロマニヨンズ
  • スピードとナイフ/ザ・クロマニヨンズ
  • リクノコトウ/the court
  • ZAZEN BOYS 4/ZAZEN BOYS
  • LIVE CHAMP -A BEST OF SCOOBIE DO-/Scoobie Do
  • STARS/STARDUST REVUE
  • Somos Japones/SPARKS GO GO
  • キラキラ!/曽我部恵一BAND
  • Stay Here/東京ピンサロックス
  • マリオ ザ ミュージック/Nintendo
  • GREEN/B’z
  • ANTINOMY/BRAHMAN
  • たましいによろしく/フラワーカンパニーズ
  • SATORI/FLOWER TRAVELLIN’ BAND
  • Bo & Gumbo/BO GUMBOS
  • あらためまして、はじめまして、ミドリです。/ミドリ
  • セカンド/ミドリ
  • 清水/ミドリ
  • みんなのうた3/ミドリカワ書房
  • Heart of Winter/山崎まさよし
  • 真夜中のBoon Boon/山崎まさよし
  • PANIC ATTACK/UNICORN
  • K.O./RIZE
  • Termination/9mm Parabellum Bullet
  • VAMPIRE/9mm Parabellum Bullet

さぁ、それではピヨディスクアワード2008発表です。

ピヨディスクアワード

過去2回、発表形式を変えてきましたが、今回はベスト10形式にしてみました。良いのがありすぎて、ひとつかふたつだけ選ぶってのが難しかったからです。でも決めました。涙をのんで決めました。

発表の前に今一度説明をしておきますと、ピヨディスクアワードとは、私がこの1年で買ったCDの中で一番良かったのは何かを、個人的な好みに偏った判断で決めるというものです。

では早速いってみましょう。まずは10位から。

  • 第10位:たましいによろしく/フラワーカンパニーズ
    たましいによろしく
  • フラカンのメジャー復帰作。いい感じで丸くなったなーと。聞いててライブに行きたくなる1枚です。最後の「サヨナラBABY」がいいですね。

  • 第9位:H.A.A.R.P/Muse
    H.A.A.R.P

    Museがウェンブリースタジアムで行ったライブの模様を納めたライブアルバム。初回盤についてるDVDが素晴らしいんですけど、それを抜いてもいいアルバムだと思います。1曲目で鳥肌立ちますね。ライブバンドとしての魅力が詰まってます。

  • 第8位:Death Magnetic/Metallica
    Death Magnetic

    プロデューサーを、長年連れ添ったボブ・ロックから、リック・ルービンに変えて制作されたわけですが、プロデューサー変更大正解です。リック・ルービンはメンバーに、デビュー前のバンドがレコード会社の契約を勝ち取るつもりで曲を書けと言ったそうですが、まさにそんな感じのアルバムになってます。デビューアルバムらしい勢いとパワー。原点回帰して辿り着いた、新たな出発点って感じがします。音が生々しいのもいいですね。

  • 第7位:ZAZEN BOYS 4/ZAZEN BOYS
    ZAZEN BOYS 4

    前作を聞いた時に、元ナンバーガールからZAZEN BOYSになったなと感じがしたけど、あれはまだ序章だったんだなと思わせる傑作。とにかくいろいろ混ざり合ってるけど、ごちゃ混ぜという訳でなく、ガッチリ組み合って、ZAZENの音が作られてる。おそらくZAZENにしか作れない音。向井秀徳恐るべし。

  • 第6位:”V” Is For Vagina/Puscifer
    V Is For Vagina

    Toolのメイナードのソロプロジェクト。ToolともA Perfect Circleとも違う独特な雰囲気が素晴らしい。聴いてて何か癖になります。寝る前とかよく聴いてました。

  • 第5位:Chinese Democracy/Guns N’ Roses
    Chinese Democracy

    14年越しの奇跡のリリースという事を考えると1位にしてもいいところですが、単純にひとつの作品として見てこの順位です。発売されたのは嬉しいけど、やっぱりもうちょっと早く出てたらってのは思ってしまいますね。アクセルのボーカルは相変わらず素晴らしいけど、もしあれから第一線で活動し続けてたら、もっと進化してたんじゃないかなんて期待をしてしまいます。

  • 第4位:SATORI/FLOWER TRAVELLIN’ BAND
    SATORI

    1971年の作品でありながら、全く古さは感じない。東洋的な響きが私の心をがっちりつかみました。これだけの実力派バンドが売れなかったなんて、時代の不運としか言いようが無いですね。

  • 第3位:STARTING OVER/エレファントカシマシ
    STARTING OVER

    エレカシは、衰えってものを知らないんですかね。年を重ねるごとに良くなってるって感じがします。タイトル曲の「starting over」と荒井由美のカバー「翳りゆく部屋」あたりがたまらんですね。

  • 第2位:Show And Tell/Silvertide
    Show And Tell

    これぞという感じのアメリカンなハードロック。70年代の雰囲気と今の雰囲気がうまく融合してるって感じです。パワーのあるツインギターがいいですね。ボーカルの声も凄い好きです。

    ちなみに、私が持ってるのはボーナストラック入りのやつなんですけど、これがいいんです。最後に入ってるボーナストラックの「Adult Child」が、初めからアルバムの曲であったかのようにしっくりきてる。これがなくて前の曲で終わってても、ちゃんと締まるんですけど、少し雰囲気の違うこの曲が入る事で、エピローグ的にアルバム全体を噛み締める時間が出来るんですよ。これが素晴らしい。1stアルバムにして傑作です。

  • 第1位:Lateralus/Tool
    Lateralus

    栄えある1位は、Toolです。最初はもっと低い順位だったんですけど、改めて聴いたら1位しか無いなと。こんなの聴かされたら1位しか無いなと。

    終始隙がないです。素晴らしい。凄い。もうそれしか言えない。何故日本では売れないのか。もっとみんな聴くべきです。

あれとかあれとか、いい作品は他にもあったんですけね。悩んだ末の結果です。いやー、面白かった。ではまた来年。

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