フラワーカンパニーズ ~ LIVE TRASH TOUR

2007年11月3日(土) SHIBUYA-AX

フラカンのワンマン初参戦。

AXは会場の外にコインロッカーがあるので、荷物預けてから場内へ。荷物預けちゃったし、物販はライブ終了後にしようかと思ったけど、終わってからだとTシャツのサイズがないとか言われたら嫌だから先に済ませることに。無駄に悩んだ挙句攻めなデザインなTシャツとライブ会場限定のCDを購入して会場入り。

折角だからTシャツを着替えて、脱いだTシャツとかCD等をズボンの腿んとこのポケットに突っ込んで、ポケットパンパンにしてフロアの前の方へ。マエさんの前当たりに陣取って開始を待つ。

会場に流れるAC/DCを30分くらい聴いたところでフラカン登場。オープニングは「It’s Only Roc’kyun’ Roll」。そこから「パンクはうまく踊れない」「脳内百景」「トラッシュ」「はぐれ者讃歌」と、最新アルバム「脳内百景」の曲を中心に演奏して、ひとしきり盛り上げたところでMCへ。

フラカン1年ぶりのAXだが、去年はHOME MADE 家族のライブだと思ってきてた客が1人いたらしい。HOME MADE 家族はいつ出るのかっつって。チケット見たら1日前のだったそうで。真冬の盆踊りまで聴いて気づいたって言ってたけど、それアンコールとかでやる曲じゃん。圭介も言ってたけど、来る方も来る方だし、入れる方も入れる方だ。何故誰も気づかないのか。

そんな話を興奮して一気にまくしたてるのだが、相変わらずの早口で何を言ってるのか分からなくて、マエさんに落ちつけと突っ込まれる。

去年は空調入れ忘れのせいで灼熱地獄だったから、今年はガンガンに冷やすんで動いてないと死んじゃうよ、ということで本編再開。

「青い春」の後は、マエさん曰く、ロックアイドル時代の代表曲「モンキー」。さらに「春の手前」「蜃気楼」「真っ赤な太陽」、そして「発熱の男」と続く。演奏が終わって一息ついてるところで、発熱の男はベスト盤の最後に入ってるねとマエさんが圭介に振るが、圭介が完全無視。いい曲だな~と、もの思いに耽ってたらしい。いや~今の良かったな~と満足そうにしている。確かに良かったが、そう言うには後で楽屋で言ってとマエさんにたしなめられる。

しっかり満足した後は、新曲を披露。タイトルは「この胸の中に」だったかな? 何かそんな感じ。途中、30年前の自分と今の自分の会話というかたちで、圭介らしい語りが入る聴かせる1曲。更に続けて新曲をもう1曲。タイトルは「大人の子守唄」。歌詞は1曲目と同じようなテーマで、自分を見つめ直そうって感じの内容。どっちもフラカンらしい、ちょっと臭くて心に響くいい曲だった。

新曲披露に続いてメンバー紹介。まずは新曲いいよね~と竹安さん。大人の子守唄の方は、バンドで合わせたのは3日前にが初めてだったそうで。今日やりたかったから何とか仕上げたんだけど良かった~と、さっきの圭介に続いて自画自賛。

続いては圭介が、プロレスのリングアナばりの伸びのある声でミスター小西を紹介。期せずして出た今日一番のいい声に、本人もおもわず笑い崩れる。マエさんは真似して突っ込もうとするも、笑って喋れなくなる始末。こんなことしてるからポリープできるんだよと反省する圭介。この前ポリープができたのも、医者曰く喋り過ぎらしい。歌手なのに。

続くグレートマエカワの紹介は、反省を踏まえ一転して粗雑な扱いに。マエさんの話すことは、やはりライブ当日3日前に、大ファンである中日ドラゴンズ53年ぶり日本一になった話題。野球に興味がない圭介も、人間には興味があるので感動したというが、いざ話しはじめたのは野球と言えばということで古田敦也引退の話。あっという間に中日の件どっかいった。

古田敦也引退のシーンに感動した鈴木氏は、それを真似したいからそろそろ解散かなと言い出すが、もし今解散したら半年もすりゃフラカンなんて忘れられる。アジカンでいいじゃんってことになる。それは勿体ないしフラカンは残したいということで、落語家のように弟子とってフラカンを襲名させたいとのこと。歌い方からシャウトの仕方、ポリープの作り方まで全部教えて襲名させるんだと。

ただ我々は18年かかって積み上げてきたものがあるので、弟子も18年仕込んでからデビューさせるって。だからフラカンは、このメンバーであと18年やりますって。このメンバーであと18年やったら、弟子がデビューするのにもさらに18年必要になるから、一生デビュー出来ないですけどね。

あと18年やるんでヨロシク!イェー!と盛り上がったとこで圭介が突然小西に「じゃあドンドンいこうか」と振るが、振られた小西はいまいち意味が分からない様子。とりあえずバスドラをドスドス鳴らし始めるが、圭介の思ってたこととは違ったようで、一旦止めて一言。「あ、これマイク入ってたんだね」。

完全にマイク持ってたくせに、マイク外してメンバー同士の打ち合わせのつもりで喋ってたらしい。大丈夫だろうか。で、結局何がしたかったかというと、ポリープ出来てからはやめてたというフラカンコールをしようということらしい。

で呑気なMCから一転、フラカンコールで盛り上がると、そのままラストまで一気に突っ走る。「馬鹿の最高」「どしゃぶり地獄」「捨鉢野郎のお通りだ」「アイム・オールライト」で本編終了。

すぐさまアンコールの要求に入るが、ちょっとおとなしい気もする。ステージでセッティングしてるスタッフの人が、もっと来いとさりげなく拍手を催促してた。アンコール1発目は「深夜高速」。日本のロック史に残るであろうこの名曲をしっかり聴かせた後は「Nude Core Rock’n’roll」。ここで遂に前の方の客が一気に詰まってプチモッシュスタート。そのテンションのまま「Yes,Future」と続けて締め。

2度目のアンコールでは、メンバー全員ドラゴンズのユニフォームを着て、というかマエさんに着せられて登場。圭介の背中にはアラキ、竹安にはウッズの名前。マエさんだけはファンから貰ったという「GREAT」と書かれた自前のユニフォームで、すっかり上機嫌。

これ汗吸わねーから気持ち悪いんだとブーブー言う圭介をマエさんがなだめて「真冬の盆踊り」突入。途中のコール&レスポンスでは、「ヨッサホイヨッサホイヨッサホイのホイ」が「ヨッサホホイホイ」そして「小西ウッシッシ」と意味不明の変化を遂げる。ミスター小西苦笑いする中、みんなで踊りまくった後は「ホップ ステップ ヤング」で終了。

終わった後は実に気分すっきりな、さすがフラカンといった感じの楽しいライブでした。

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