BAYCAMP 2012

今回が2回目となるオールナイトイベント。入場券がなくても見れるDJブースでは昼間から音が鳴り始め、2つあるステージでは、15:30から交替制で次々演奏が行われて翌朝の5時過ぎまで続くという内容。楽しかったけど、やっぱオールナイトはキツいですなぁ。

2012年9月8日(土)川崎市東扇島東公園 特設会場

会場は海の側にある公園。川崎駅からバスで30〜40分くらいのところ。片道400円のシャトルバスが出てたんだけど、行きは200円の市営バスを選択。増便してたからほとんど待たなかった。

頭からフル参加は体が持たないと思ったので、17時前に会場入り。会場に着くとまずリストバンド引き換え。紐がプラスチックの輪で止めてあるタイプなんだけど、その気になれば強引に外して付け直しができるし、簡単に譲渡できる。ちょっとこれはどうなんだって気はしたな。あとこの時点で公式のグッズもクロークも売り切れてたらしい。俺ははじめから両方利用する気がなかったからいいんだけど、クローク使えないってのはキツいよなぁ。

とりあえず会場入りする前に、ゲート前にあるDJブースでダイノジを満喫。相変わらずの盛り上げ様で楽しかったけど、とにかく砂埃が凄かった。DJブースもステージ前も芝生なんだけど、これでもかってくらい砂埃が巻き起こる。演奏中は常時タオルをマスク代わりに巻いておかないとキツいくらい。そうしないと喉にくる。タオル巻いたりせず普通にしてる人もたくさんいたけど、よくあれで大丈夫だなと。終わったあとで鼻かんだら岩海苔みたいな黒いの出てきたし。できれば合間に少し水撒いて欲しかったなぁ。

約1時間のダイノジのステージで早くも疲れが。元々終盤に焦点を絞ってたので、暫くは後ろのほうでThe Birthday東京カランコロンをのんびり鑑賞。続くASIAN KUNG-FU GENERATIONPENPALSを半分寝ながら聞いてたんだけど、この頃には日も落ちてきて汗をかいた体に夜風が肌寒かった。念のための雨具はあったんだけど、それを着るほどの寒さでもないしシャツ1枚持っていけばよかった。失敗したな。

しばらく寝てるつもりだったけど、寒かったこともあって[Champagne]の途中でのそのそと復活。シャンペは初めて見たけどなかなか良かったな。でも長い夜に備えてここで食事タイム。飲食ブースはいつ見ても長蛇の列で参ったけど、とりあえずカレー買ってささっと食事を済ませ、そのままなんとなく物販へ。経費節約で買う気なかったんだけど、ヘルマンのメンバー3人が居てサイン&撮影会状態になってたので、Tシャツ買ってサイン&写真とってもらった。間近で見る溝田嬢は素敵でしたなぁ。

会場に戻ったところでLOSTAGEスタート。骨太でカッコ良かったなぁ。でも最後にボーカルの五味兄がマイク投げたり、何度もスタンド蹴り倒してたのは笑った。何がしたかったの、あれは。

そこからまたちょっと寝て、MO’SOME TONEBENDER再度復活。ステージが始まると、祭と書かれたデカイ団扇を持ったベースの武井さんが会場から客をかき分けて登場。そのままステージに登ると、ライトセーバーを振り回しながら踊りまくる。演奏する気なし。

音もかっこよかったしパフォーマンスにも惹かれたんだけど、隣のステージでセッティング中のヘルマンを横目でチェックしながら鑑賞。Knockin’ on heaven’s doorを何度か演奏してたな。しばらくすると、元メンバーの平床さんが客としてヘルマンのステージ前に現れたのを発見したので、モーサムから離れてヘルマン側に移動。平床さんの方をチラチラと見てたんだけど、やっぱ完全に「お客さん」で、もうステージには立たないんだなぁって思うとちょっと寂しかった。

モーサム終了後に少し休憩を挟み、0時になって日付が変わったところで、出囃子の「テケテケTengu」に乗ってHermann H.& The pacemakersが登場。1曲目の「東京湾」が始まると、ウルフが大きな旗を持って登場。しばらくは自分で振ってたんだけど、途中から前の客に渡して放ったらかし。あとは最後まで渡された客が適当に振ってた。最終的に見てなかったけど、あれどうしたんだろ。

「Come On,Ha!!」「エアコン・キングダム」「言葉の果てに雨が降る」「アクション」と続き、盛り上がる会場。盛り上がったからなのか、岡本さんが「最高だね。最高だから、本当はやるつもりなかったけど…」と前置きして「サマーブレイカー」を演奏。みんなで♪シャラララッララさまーぶれーいかーと合唱したあとは「Rock It Now!」でフィニッシュ。やっぱヘルマンはワンマンでがっつり見たいなぁ。聞きたい曲が多すぎる。

余韻を楽しみたい気持ちはやまやまだったけど、終了後は即隣のステージに移動してMAN WITH A MISSION。まずはリハで「DON’T LOSE YOURSELF」を途中まで演奏。客のエンジンも掛かり準備万端となったところで本番スタート。マンウィズは前から見たいと思ってて、今回が見るのは初めてだったけど期待通り良かったなぁ。「distance」で幕を開けると「GET OFF OF MY WAY」「Bubble of life」「DANCE EVERYBODY」と、午前1時にもかかわらず休むことなく上げっぱなし。集まった客も多くて、この時がピークだったんじゃないかなってくらい盛り上がってたな。

その後「ニュートラルコーナー」で少しクールダウンするとMCタイム。先週SLSで山下達郎を見たJean-Ken Johnnyは、「さよなら夏の日」に感動しすぎて「俺の夏は終わりました」とツイートしたところ、まだBAYCAMPがあるだろうとお叱りを受けたということで、それを挽回すべく「我々とあなた達の夏にとどめを刺しにきました!全部ブチ撒けろ!」と「smells like teen spirit」のカバーに突入。最後は「Fly Again」で締め。もはや疲労困憊。確かにとどめを刺された気がした。

続くgroup_inou鎮座DOPENESS & DOPING BANDは、後ろのほうでほとんど寝ながら聞いてた。どっちもなかなかいいなぁと思いながら聞いてたんだけど、同じく休憩タイムの人が多かったのか、鎮座DOPENESSなんかはステージ前の客が結構少なかった気がする。チラッとしか見てないけど。

当分寝てるつもりだったけど、続くSuiseiNoboAzの聞こえてくる音が良かったので、のそりと起き上がって復活。名前聞くのも初めてなバンドだったけど、結構好きだな。良かった。できることなら体力の残ってるうちに見たかったな……。

次は0.8秒と衝撃。こちらも気になってたんだけど、いかんせん眠気と疲れがあったので、次のsmorgasに備えて隣のステージ前から遠巻きに鑑賞。でもいまいちピンとこなかったかな。ボーカルがパンツ一丁になって半ケツになったりしてたけど、遠巻きに見つつ「ふーん」って思ってた。いまいちだったから代わりにDJブースで演奏中のSawagiを見に行ってみたら、これがなかなか良かった。最初からこっち来とけばよかったなと。

しっかり休んで体力も多少回復したところでsmorgas。時刻は午前4時。 まずは「ワイバーン」から「惑星探索団」で大盛り上がり…と言いたいところだけど、客は少なかったな。前から2番めにいてスペースばっちり確保できてたし、後ろは確認してなかったけど「盛り上がってるけど、これ後ろに人いねーな」って気配が伝わってきた。時間的な問題もあるんだろうか。前のハチゲキは結構集まってたから、そのあとで休憩って人が多かったのかな。

「Against power of System」「Kill You Softly」「Emotion Rider」と、新曲を披露し少しクールダウンしたあとは、「がっつりステーキいきましょうかステーキ!」ということで、「Seems Like It’s No Time For Wondering」「Rise to Greatful」と古い曲で盛り上げて締め。人は少なかったけど、その分広いスペースで好きなように楽しませてもらったから楽しかったな。

午前4時40分。東の空が薄っすら明るんできた頃、オオトリのZAZEN BOYSがスタート。「Himitsu Girl’s Top Secret」「Riff Man」といきなり上げてきたあとは新曲タイム突入。「ポテトサラダ」「サイボーグのオバケ」「はあとぶれいく」と次々新譜からの曲を披露。「気がつけばミッドナイト」が終わる頃には、気が付けば夜が明けていた。更に「暗黒屋」「サンドペーパーざらざら」「泥沼」と続くが、もう眠いし疲れてるし後ろのほうで座りながらボケーッと聞いてた。ただでさえ不思議な雰囲気のZAZENの世界。疲労と眠気が襲う明け方に聞いてると、輪をかけて不思議な感覚に陥る。

いったい自分は何をしてるんだろうかという自問自答の末、違う世界の扉が見えそうになった頃、早朝の海に「Cold Beat」が鳴り響き、最後は「Asobi」で終了。歌の中で「女は言った 聞いてなかったが」と何度も言ってるけど、俺の方が聞いてなかったけどね。疲れてて。

終了後は終わっちゃったという寂しさもあったけど、やっと終わった……って安心感もあったな。ただし、ここから帰りのシャトルバスに乗るのに1時間ちょっと並ぶことになったわけだけど。列がなかなか進まなくて精神的に堪えたなぁ。

BAYCAMP、楽しかったけど体力の衰えている中年にはなかなか過酷だった……。

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