PUNKSPRING 09

当初は行く予定じゃなかったけど、1週間前に見てみたら面子がなかなか良かった上にチケット余ってたんで、急遽行ってきました。

2009年4月5日(日)幕張メッセ

メッセに到着すると、まずはリストバンド交換。ドリンク代500円を取られたんだけど、どうもこのドリンク代というのが私は納得いかない。金が必要なら最初からチケットに組み込め。ってか、フェスでドリンク代取るって。

とりあえず物販をチェックしようと、物販はこっちという案内に沿って進むと、メッセから300m程離れたところで行列に遭遇。最後尾の看板を持った兄ちゃんに先頭は何処なのか聞いてみたら、メッセの端っこの何もないとこを指差して「あっちの方」というアバウトな答えが返ってきたので、こりゃダメだと物販諦めて入場。クロークに荷物を預け、ふと横を見ると、そこにはフェスでよく見る行列といっていいのかどうか分からない集団が。

punkspring09物販

ここに至までに300mくらい列がある訳ですからね。こんなの並んでたらライブ終わっちゃう。

13:00

支度を済ませて会場を一通りチェックした後は、目当てのステージの前で待機。今回は9~11ホールの3ホールを使った会場。2ホール分のエリアにメインステージが2つ並び、交互に登場するようになってて、もう1つ小さめのステージが残りのホールにある。

メインステージの1つ、レッドステージでは、サマソニでもおなじみのMCサッシャから、モッシュ禁止という無謀な注意事項等の説明があったあと、早速1組目が登場。1発目はラモーンズのドラマー、マーキー・ラモーンのバンド、MARKY RAMONES BLITZKRIEG。オープニングが、こんな凄いのでいいんでしょうか。

登場していきなり、マーキーの煽りでハイ!ホー!レッツゴー!の声が会場を満たす。メンバーが各々の位置に着くとラモーンズの曲をMC無しのノンストップで連発。一瞬にして目の前に大きなモッシュピットが登場。1発目からいったら体力が持たないなと思って自重したけど、ロックンロールハイスクールのあたりから我慢できなくなって突入。

この規模のモッシュは久しぶりで、見てたらとてもじっとしてられませんでした。途中で何度かボーカルが降りてきて柵のとこまで来たんだけど、そんなのは一切関係なくモッシュで遊んでるこの集団が素敵。

最後は電撃バップで再びハイ!ホー!レッツゴー!と叫んで終了。最高に楽しかったけど、途中でマーキーの噛んでたガムに髪が絡まって、ずっと髪にガムぶら下げてた姿が、ちょっとガッカリでした……。最後前に出てきてサンキューとか言ってんだけど、ガムがデローンってなってましたからね。

でもベースの女性がかっこ良かったなぁ。やっぱベースは女ですよね。セクシー。これから楽器やろうと思ってる女性は、まずベースを選ぶといいですよ。ベースを弾く女性はセクシーです。

14:00

マーキー終了後は、後ろの方で休憩しながらブルーステージのMADINA LAKEをちょっとだけ見て、REDEMPTION 97を見るためにサブステージのグリーンに移動。KEMURIの作曲をほとんどやってたTsudaさんとPOTSHOTの作詞、作曲をしていたRyojiさんが組んだバンドとなれば、楽しくない訳が無い。すっかり踊らされました。

ここで、次に備えて休憩。ついでだから物販の様子を見てみたけど、相変わらずの盛況っぷり。当分無理だなと思いながら隣のホールに行こうとすると、また別の行列を発見。何の列かと思ったらクロークに荷物預け待ちの列。これが考えられないくらい長い。早めに来てよかった。

15:00

しっかり休憩も取ったところでブルーステージにRISE AGAINST登場。知らないバンドだったけど、事前にmy spaceとか見て良さそうだったから見てみたら、これが素晴らしいじゃないですか。

当然知らない曲ばかりな訳だけど、そんなの関係なかったですね。最高でした。

想像以上に体力を削られたところで食事タイム。レッドステージの9mmを無視して、隣のホールでお好み焼きを食して休憩。ステージはセッティング中だけど、真横にあるDJブースでガンガン曲かけてるから、常に音楽がある状態。隣で食事してたグループの人は、お気に入りの曲がかかったと途端に前線に走り出してました。元気だなぁ……。

食後の休憩も終わった頃、グリーンステージにTHE BLACKOUT登場。こちらも知らないバンドだったけど、良かったです。ツインボーカルで片方がデスボイスを多用する感じ。パンクというより、ラウドロックとかメタルっぽい。

そんな音楽性のせいか、この時のモッシュが一番バイオレンスだった。モッシュに参加してみたいんですけど、みたいな中学生くらいの友達集団が前にいたんだけど、とても初心者が入れるようなモッシュじゃなかったですね。何か知らんけど回し蹴り連発してる人もいたし。それはもうモッシュじゃなくて演舞です。

ただそれも、途中からもう少し平和的なモッシュに変わって、最後はボーカルの回れと言う指示で、巨大なサークルピットが出来上がるまでに。フロアの左右で1個ずつ。2つでフロアが埋まるくらいの規模。マーキーやRISEの時もそうだけど、今回はみんな慣れてるし分かってるって感じでしたね。モッシュもピットで回るのもみんな協力的というか、やりやすくてスゲー楽しかった。楽しすぎて、最後はお好み焼きが出てきそうになったから、ちょっと引っ込みましたけど。

16:30

いい加減空いてきた物販で、着替え用にTシャツを購入。隣のフロアに移ると、細美武士の新バンドが演奏を終えたところでした。今回はバンド名もまだ無い状態で、出演者一覧にクレジットさえされてないので、貴重なのかもしれんけど、興味ないわぁ……。エルレってそんなにいいかね。ベース、ウエノコウジってとこだけちょっと気になったけど、別にいいわぁ。

戻りかけたお好み焼きを落ち着かせるために、後ろの方で休憩しながらLESS THAN JAKEを鑑賞。前の方は相当盛り上がってる感じだった。

途中ボーカルのクリスが、日本語勉強シテマスつって紙を読みながら日本語を披露する場面も。今回は全体的に日本語喋る人が多かったですね。アリガトーとかサケベ!とか。ただクリスが披露した日本語は「オレノ、チンコガ、チイサ、スギテ、セキュリティニ、トメラレタ」

何で止められるんだよ! 意味分かんねーよ!

その他にも「ドラマーノ、ヒゲ、ハ、200%、チンゲ」などと、下ネタ全開で客を掌握。こういうパーティー系のバンドってチンコ好きよね。

17:00

続いては、いよいよザ・クロマニヨンズ。あまり前に行くと密度高すぎて動けないと思ったから、少し後ろめで待機。それでも動けなかったから、ちょっとずつ下がってみたけど、どこまで行っても人だらけだったから、それならばいっそということで再び前進。

なんとか、ちょっとスペースが空けられそうなとこに辿り着いたので、突っ込んで押し広げときました。それでも狭いスペースでの軽いモッシュだったから、大して激しく動いてないんだけど、一緒に歌ってたら酸欠になりそうだった。

ヒロトのMCでの、チンケな国からチンケなミサイルが飛んできたけど、という発言で、初めてこの日北朝鮮がミサイルを発射したことを知る。

ヒロトはそれに続けて、ロックンロールはその100倍破壊力があります、日本どころか世界をぶっ壊すほどの破壊力があります。ぶち壊せー!と叫んでました。かっこいい。そしてマーシーのギター四角過ぎ。

18:00

続いてはレッドステージでTHE DAMNED。ダムドは今回、ボーカルのデイブ・ヴァニアンが「本人の事情により」という理由で来日をキャンセル。代わりにギターのキャプテン・センシブルがボーカルを務め、3ピースでのステージということに。

ある意味では貴重なステージだけど、猛烈に眠くなってきたので、後ろで半分寝ながら鑑賞。ライブ終盤では、キャプテン・センシブルがカルビーのジャガビーを持ち出して「This is オイシー」と一気にボリボリ食ってました。

最後はキャプテンがケツ出して退場。ケツは完全に出てるのに前は隠してるパンツの伸び具合が絶妙でした。

19:00

BAD RELIGIONが始まる頃には眠気も去って元気になってきたので、ひとまず食事タイム。人がカレー食ってるの見たらカレー食いたくなってきたので、うろうろしてたらホワイトカレーを発見。注文して待ってたら、後から来てホワイトカレー注文した人が、すいませんカレー終わっちゃったんですよと言われ、もう1つのメニュー、ビフテキ丼に変更してた。俺がカレーにとどめを刺してしまったようだなと思ってたら、おもむろにビフテキ丼を差し出す店員。

「すいませんカレー終わっちゃったんですよ」

俺もかい!

19:30

カップヌードルに入ってる肉みたいな、パスパスのビフテキ丼を片付け、一息ついたところでTHE HIVES。これがもう最高でしたね。今回のベストステージはRISEだと思ってたんですけど、ハイヴス見たら揺らぎました。甲乙つけがたい。

RISEは「かっこいい」の方が大きかったけど、ハイヴスは「楽しい」でしたね。かっこいいし楽しい。ボーカルのハウリンの、サケベ!と日本語を交えての煽りが最高でしたね。途中演奏を止めて、メンバー全員マネキンのように止まったまま、ハウリンが表情だけで煽ってたのは面白かった。

ドラムはスティック投げまくって、スタッフが何度も補充してました。スティック上に投げては取り損ねてましたね。ってか、取る気ないでしょ、あれ。

最高に楽しかったけど、終盤でジャンプしてたら腿がピキー!ってなって、運動不足の32歳は、これにて終了しました。

ホントは、そのあとのNOFXを最後まで見て帰るつもりだったけど、ハイヴスで満足したし疲れきってたので、NOFXの途中で帰宅しました。これくらいのコンパクトなフェスっていいですね。

いやー、急遽参加決定してよかった。来年も来ようかな。

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