年に1回のお楽しみ。1年間の俺の音楽生活を俺が振り返る、俺による俺のための音楽の祭典 オレミュージックアワードのお時間がやって参りました。
今年は全体的にアタリが多くて、選ぶのがホント大変だった。その分楽しかったけど。
審査基準は個人的好み。自分が好きか嫌いか。要は、その時の気分次第。ということで、早速いってみましょう。まずはこちら。
ベストステージ部門
ベストステージ部門とは:今年行ったライブで1番印象に残っているものを発表する部門。ステージ単位で判断。
- フラワーカンパニーズツアー 〜 チェスト!チェスト!チェスト!(2010年12月4日 SHIBUYA-AX)
これは迷ったなぁ。山崎まさよしのライブと2択で迷った。でもミスコニ復活で感動もあったし、ネタもいろいろあったし、やっぱこっちかなぁと。ホントいいライブだった。
ちなみに今年行ったライブ及びフェスは、あわせて26でした。
ベストトラック部門
ベストトラック部門とは:印象に残った曲、好きな曲を発表する部門。アルバム・シングル等は問わず、買った曲全てが対象。10曲を選出。
- Treat Me Like Your Mother/The Dead Weather
- Just To Get High/Nickelback
- Left Brain Ambassadors/Spiritual Beggars
- Free Planet/Superfly
- All Is Love/Karen O and the Kids
- ブランコ/山崎まさよし
- はじめぼくはひとりだった/友部正人
- 友へ/高橋優
- 行動/385
- 天国の扉/遠藤ミチロウ
順不同です。
Karen O and the Kidsの「All Is Love」は映画「かいじゅうたちのいるところ」の主題歌。まさにLoveって感じの曲で心地いい曲です。
友部さんの「はじめぼくはひとりだった」は、三宅伸治のアルバムでもコラボしてて前から知ってた曲だけど、今回オリジナルを聞いて改めていい曲だなと。別にアレンジが全然違うとかじゃないんだけど、曲そのものが素晴らしいなと。
山崎まさよしは、最近いまいちなと思ってあんだけど今回のアルバムは良くて、この「ブランコ」は特に良かった。
ミチロウさんの「天国の扉」は、ボブ・ディランの「Knockin’ On Heaven’s Door」のカバーなんだけど、オリジナルの日本語詞をつけてて、全くの別物になってる。噂では、歌詞をディランに送って承諾をとったとかなんとか。初めて聞いた時はショックだった。名曲です。
あと、385はなかなかの衝撃でしたね。あのベースが。すさまじいなと。癖になります。
ベストアートワーク部門
ベストアートワーク部門とは:優れたアートワークを決定する部門。アルバム・シングルはもちろん、ネットで購入したものもアートワークがついてるものは対象。基本的にはジャケットの見た目で判断。曲の良し悪しは関係無し。
- Permanent Waves/Rush
これはもう単純にジャケットが面白いなと。
「パーマネント・ウェイヴ」ってタイトルで、巨大な波をバックに瓦礫の上でパーマかけた姉ちゃんがなぜか笑ってパンツ見えてる。意味不明ですね。アルバムの内容とは特に関係ないんで、タイトルに掛けただけのお遊びだとは思いますけど。アホでいいな〜と。
さぁ、次はいよいよメインイベント。ベストアルバム部門です。
ベストアルバム部門
ベストアルバム部門とは:その年に買ったアルバムの中でどれが1番良かったかを決める部門。対象はその年に買ったアルバム。シングルや、ネット等で1曲だけ購入したようなものは対象外。ネットで購入したものでも、アルバム単位で買ってる場合は対象とする。
今年買ったアルバムは全部で68枚。いまずは、その一覧。
ノミネート作品
- Black Ice/AC/DC
- Greatest Hits/Alice In Chains
- Humbug/Arctic Monkeys
- Black Sabbath Vol.4/Black Sabbath
- Paranoid/Black Sabbath
- A Weekend In The City/Bloc Party
- All Night Long/Buckcherry
- Black Butterfly/Buckcherry
- Fifteen/Buckcherry
- Horehound/The Dead Weather
- Sea Of Cowards/The Dead Weather
- Deftones/Deftones
- White Pony/Deftones
- DOUBLE DIAMOND/Firebird
- Hot Wings/Firebird
- The Oracle/Godsmack
- Homerun/Gotthard
- Need To Believe/Gotthard
- Halestorm/Halestorm
- Wavering Radiant/Isis
- Where the Wild Things Are (Motion Picture Soundtrack)/Karen O and the Kids
- KOЯN III: Remember Who You Are/KOЯN
- Kollected: The Best Of Kula Shaker/Kula Shaker
- Mekanik Destruktiw Kommandoh/Magma
- Blood Mountain/Mastodon
- Dark Horse/Nickelback
- Silver Side Up/Nickelback
- 永遠/ORIGA
- Blizzard Of Ozz/Ozzy Osbourne
- No More Tears/Ozzy Osbourne
- Vanishing Point/Primal Scream
- Permanent Waves/Rush
- Mr. Holland’s Opus/Shawn Stockman
- Music from Braid/Sieber, Kammen, Fulton and Schatz
- Ad Astra/Spiritual Beggars
- Another Way To Shine/Spiritual Beggars
- Ascendancy/Trivium
- The String Quartet Tribute to Godsmack’s Godsmack/Vitamin String Quartet
- Having A Rave Up/The Yardbirds
- Roger the engineer/The Yardbirds
- Shake / Shiver / Moan/22-20s
- FOUR SEASONS/THE YELLOW MONKEY
- Punch Drunkard/THE YELLOW MONKEY
- 対決・復讐するは我にあり・/泉谷しげる・CHABO BNAD
- GOD/忌野清志郎
- KING/忌野清志郎
- 冬の十字架/忌野清志郎 Little Screaming Revue
- 交響組曲 ファイナルファンタジー/植松伸夫
- 悪魔のささやき ~そして、心に火を灯す旅~/エレファントカシマシ
- AIPA/遠藤ミチロウ
- Here Are OKAMOTO’S/OKAMOTO’S
- OTRL/奥田民生
- アキラメタノハ/OHIO101
- Kimonos/Kimonos
- Oi! Um bobo/ザ・クロマニヨンズ
- ビー・マイ・ケトル/KETTLES
- >COSMIC e.p./the court
- 7716 e.p./the court
- アンテナ/GO!GO!7188
- 魚磔/GO!GO!7188
- GODIEGO SINGLE COLLECTION/ゴダイゴ
- ドリフのシングルコレクション/ザ・ドリフターズ
- きみのためにつよくなりたい/サンボマスター
- Single Best/柴崎コウ
- ROAD TO FUNK-A-LISMO!/Scoobie Do
- 頭脳警察1/頭脳警察
- Sunburst/SPARKS GO GO
- 2EASY/SPARKS GO GO
- Box Emotions/Superfly
- 僕らの平成ロックンロール/高橋優
- LIFE BOWL/怒髪天
- オトナマイト・ダンディー/怒髪天
- 1976/友部正人
- ロックンロール、やってます/友部正人と三宅伸治
- Present # 55/仲井戸 “CHABO” 麗市
- FAB FOX/フジファブリック
- MUSIC/フジファブリック
- RARE TRACKS & COVERS/フジファブリック
- チェスト! チェスト! チェスト! /フラワーカンパニーズ
- フラカンのマイ・ブルー・ヘヴン +5/フラワーカンパニーズ
- 深海/Mr.Children
- shinsekai/ミドリ
- みんなのうた4″ever”/ミドリカワ書房
- みんなのうたベスト/ミドリカワ書房
- ホーム・シック/MOJO CLUB
- HOBO’s MUSIC/山崎まさよし
- 勤労ロードショー ~LIVE IN JAPAN:勤労の夏・G10ツの秋/UNICORN
- 脳みそあらおう/385
毎回数が増えくな……。では、ベスト10の発表。
ベストアルバムランキング
- 第10位:HOBO’s MUSIC/山崎まさよし
雰囲気がファーストアルバムっぽい。俺が1番好きだった頃の感じ。力抜いて本人が楽しんでるって気がするから、聴いてても心地よかった。
- 第9位:Dark Horse/Nickelback
ニッケルバックは今年初めて手を出したんだけど、前半1番のヒットだったかな。聴きやすいからヘビロテだった。
- 第8位:Roger the engineer/The Yardbirds
いわゆる3大ギタリストが在籍してたことで有名なバンドですが、これはジェフ・ベック時代の作品。だけど、ボーナストラックとしてジェフとペイジのツインギターの曲とかも入ってる。
これはもう単純にカッコいいですね。この頃の時代の作品は「あぁいいね」くらいで終わることが多いんだけど、これは「おぉ!」ってなった。どうしてもギターに注目が集まるバンドだけど、わたしはキース・レルフが結構好きなんですよね。ハーモニカもカッコいいし。
- 第7位:Where the Wild Things Are (Motion Picture Soundtrack)/Karen O and the Kids
とにかく聴いてて心地いい。映画が良かったっから、それを思い出して尚良いってのもあるけど。休日の午前中とかに、ほけーっとしながら聴くと最高ですね。
ジャケットもいいですね。映画のワンシーンですけど、この気持ち悪いけど愛くるしいかいじゅうのデザインが素晴らしい。
- 第6位:チェスト! チェスト! チェスト! /フラワーカンパニーズ
結成20年にして、初めてメンバーが名盤作るぞってのをはっきりと公言して作ったというアルバム。確かに良い。
個人的好みだとフラカンのNo.1ではないけど、誰かにフラカン勧めるとしたら、このアルバムを選ぶ。曲が良いし、聴きやすいし。特に歌詞が良い。
亀田誠治さんが1曲プロデュースしてたりと、今までにない試みしてるけどフラカンらしさはなくなってない。それがこのバンドの強みなんだろうな。ひたすらにフラカン。
- 第5位:悪魔のささやき ~そして、心に火を灯す旅~/エレファントカシマシ
これはもうタイトルが素晴らしい。最後に入ってる「悪魔メフィスト」がアルバムの中では異色な雰囲気で、全体としては「心に火を灯す旅」って感じのアルバムなのに、タイトルが「悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅~」ですからね。
最初は単純に面白いタイトルだなとだけ思ってたけど、聴き終えてからだとその印象が変わって、繰り返し聴いてるうちに内容にあった実にうまいタイトルだと思えててきた。シングル曲も多く入ってるけど、アルバムとして完成度が高いと思う。
- 第4位:ビー・マイ・ケトル/KETTLES
ネットでたまたま知ったバンド。バンドて言ってもギターとドラムだけなんだけど、この2ピースから生まれるローファイサウンドがクセになる。2人っていうことが武器になってるなって感じ。
曲自体が良いから、アレンジのシンプルさも気にならないし、気がつくとヘビロテしてるアルバム。全くノーマークだっただけに衝撃も大きかったってことで、この順位です。
それにしてもジャケット緩すぎるだろ。
- 第3位:Ad Astra/Spiritual Beggars
最初これを1位にしてたんですけど、ジャケットがいまいち好かんのでやめました。70年代ハードロックに、ちょっぴりメタルを混ぜてみましたって感じですかね。音は最高です。こんなん大好き。
ボーナストラックが2曲入ってて、アルバム全体の構成としてはそれが無い方が良いけど、その2曲もバッチリかっこいいです。
LOUD PARKで知ったバンドなんだけど、前回のオレディスクアワードで1位になったFirebirdも同じくLOUD PARKで知ったバンド。そして、どちらもカーカスのメンバーが作った別バンド。カーカス聴いた事無いのに。
- 第2位:Fifteen/Buckcherry
再結成後の作品は今回初めて聴いたんだけど、「あれ?バックチェリーってこんな良かったっけ?」と。1stと2ndを聞き返してみたら再結成後の方が良かった。前のもいいけど、こっちの方が好き。
初期に比べたら勢いは無いかもしれんけど、その分安定感が増したって感じ。曲が粒ぞろいで聴きやすいし飽きがこない。再結成後の作品はどれも好きだけど、これが1番かな。
- 第1位:White Pony/Deftones
Deftonesの分岐点的なアルバムらしいんですけど、なにせ初めて聴いたのがこれなもんで、もうこういうもんだなと。ヘヴィネスだけど官能的。独自の世界を作り出してて素晴らしいですね。
Toolのメイナードが参加してる曲もあるんだけど、これがまた素晴らしい。聴きこむほどに良いアルバムだと思います。
こういう音楽って日本ではいまいち人気薄い気がするんですけど、なんででしょうね。
ということでオレディスクアワード2010、これにて終了。あー楽しかった。さすが俺による俺のための企画。
それでは来年をお楽しみに、俺!