ドラマのおせん

ドラマのおせんを見ました。ってか第1回を見て、もういいやと思ったんですけど、昨日テレビ付けたらちょうどやってたんで、折角だから感想でも書こうかなと。

まず設定がいろいろ違うってのはいいんですけど、おせんさんが蒼井優ってのは、やっぱりしっくり来ないですね。大女将が由紀さおりってのも同様にしっくり来ません。原作とドラマじゃ別物とは思ってても、原作の読者としては、どうしてもイメージがあるのでダメですね。普通の料亭の大女将だったら由紀さおりでもいいけど、一升庵の大女将は、おもいきって夏木マリくらいでもいいと思います。

渡辺いっけいの珍品堂も原作と全然違うけど、これは嫌いじゃないです。杉本哲太の清さんもいいですね。元ヤクザって設定は生きてるんでしょうか。そこ生かして欲しいな。

それと、江崎のあだ名が「グリコ」から「よっちゃん」になってますね。グリコは使えないと分かってはいたけど、よっちゃんはこれまたしっくり来ない。苦肉の策って感じがしますね。

まぁ全体的には、いまいちです。とにかく蒼井優がいまいちです。

おせんがドラマ化だって

蒼井優がドラマ初主演 天才若女将に(芸能)―スポニチ Sponichi Annex ニュース

女優の蒼井優(22)が、4月にスタートする日本テレビのドラマ「おせん」(火曜後10・00)に主演する。これまでに映画は3作で主演しているが、意外にもドラマでは初めて。演じるのは天然ボケで酒好きだが、天才的な感性で仕事に取り組む老舗料亭の女将。「(視聴者にとって)週に1度の放送が楽しみになるよう、やるだけのことをやる」と意気込んでいる。

はぁ?

・・・・・・・・。

はぁ!?

蒼井優は無いでしょう! イメージ全然違うじゃん! 原作通りにすりゃいいってもんでもないけど、変えていいものと悪いもんがあるわ。おせんさんのキャラは生かせよ。

三上絵里子プロデューサーは「自分のハートに忠実で、身の丈にあった幸せを幸せと思う、当たり前のようで、なかなかできないことを、さらりとやってのけるおせんを、蒼井さんが演じると格好いいと思った」と起用理由を説明。おせんの髪形や着物など、原作の世界観はなるべく忠実に取り入れる意向だ。

取り入れられてねーよ!

蒼井優がびしっと啖呵切ったり、「今日はグリコさんにチュ」とかやるの? 蒼井優がうまそうに酒飲んで「くっはぁ~!」とかやるの? いやいやいやいや。違うぞ。それは違う。

おせんさんといえば、朝風呂だろ。あのセクシーな朝風呂のシーンはどうするんだ。もっと色っぽい人がいいよ~。麻生久美子とかどうよ。麻生久美子がいいよ~。

チナミの風景

野本明照の「チナミの風景」が単行本化されてた。

この人好きなんですよ。話の中身もいいし、何より絵。この人の絵、凄い好き。一目惚れでしたね。キャラクターもいいし、ちまちま描き込まれた背景もいいし、何よりこの線がたまらん。私は基本的に漫画は絵から入るんですけど、これはもうドストライク。

チナミの風景は、第一話だけ見たことあったんですけど、その後も続いてたとは知らなかったんで、単行本化は嬉しい驚きでした。しかも単行本見たら第一話が掲載されたのが2003年5月号だって。その回のやつ、未だに切り抜きを持ってますからね。時が経つのは早いねぇ…。

で、肝心の中身ですけど、これは素直にお薦めです。ってか、思わずお薦めしたくなる本。いいからとにかく読んでみろって感じ。1巻だけだし。リンク先で表紙の画像クリックすれば、ちょっとだけ中身も見れるんで、是非お試しあれ。

チナミの風景

いつもそこにあるのは、チナミと、変人と、素敵な風景…。新鋭・野本明照が描くヒネクレポップな町内物語、ついに単行本化!!

猫目町に住む、ちょっとヒネクレた小学4年生・チナミは、町のあちこちにいる「変人」たちとなぜか関わっちゃう日々。……あたし、そんなの全然望んでないのに! もう、何でなの!?

ちなみに、他にもスピリッツの増刊号に掲載された読み切りの切り抜きも持ってるんですけど、そっちは単行本化されてないようで。残念…。

「少年ポコポコ」は、世界観とかチナミの風景に通づるものがあって凄い好きなんですけどね。不思議な人たちと絡む普通の女の子が主人公のチナミの風景と違って、こちらは足音が何故かポコポコいう不思議な男の子が主人公。チナミの風景が気に入った人なら、同じく気に入ると思います。短編集とかでないかなぁ…。