SWEET LOVE SHOWER 2008

当初、友人と4人で参加するはずだったけど、2人が仕事の都合で急遽参加できなくなるという、なんだか煮え切らない幕開けを迎えた今回のSweet Love Shower。夜中の3時頃に雷鳴轟く豪雨で目が覚めた時は、どうなることかと思ったけど、7時過ぎに友人を拾った時には、とりあえず雨は上がっていた。

2008年8月30日(土)

今回の会場は山中湖畔にある交流プラザ・きらら。車で2時間程走って会場入りする頃には、時折晴れ間が見えるくらいまで天気は回復していた。でもここは高地。山の天気は変わりやすいということで、今降ってなかいらと言って安心は出来ない。とは言え雨具を持ち歩くのも邪魔臭いということで、一先ず雨具は車に置いたまま会場入り。

入った時にはオープニングアクトのlego big morlのステージがもう始まっていたので、とりあえずそれをチラッと見てから会場を一回り散策。

今回のステージは、Mt.FUJIステージとLAKESIDEステージの2つ。「富士とロック。再び!!」のキャッチコピーの通り、本当ならどちらのステージにいても富士山が見えるはずだけど、今は完全に雲に隠れている。普段から富士山を見てる私にしてみれば富士山が見えようが見えまいがどっちでもいいけど、イベント的にはやっぱり見えてないのは寂しい。しかもこのイベントは、前回も濃霧のため富士山が一切見えなかったらしい。つくづく縁がないみたい。

他には気球やカヌーという、一風変わったアトラクションもあるけど、カヌー1500円、気球2000円という値段は、とりあえずパスだ。

11:00

会場を一通り見回って落ち着いた頃、LAKESIDEステージに本日の1発目、10-FEETが登場。いつもの荘厳なBGMが、今回のフェス自体のオープニングテーマであるかのように流れて、否が応にも気分が盛り上がってしまう。

今回は1ステージが軒並み30分程度で、トリでも40分程と時間が短いので、その分内容がぎゅっと詰まってる感じ。

会場の熱が一気に上がったせいか、ステージが始まって暫くした頃に雨がぽつぽつと落ちだしてきたけど、「雨降ってるくらいの方が、思い出になるんとちゃうんかい!」というTAKUMAのMCで、会場は余計盛り上がる。確かに、野外ライブでこんな天気が悪いのは初めてなので、思い出になることは間違いなさそうだ。

10-FEET終了後、次のサカナクションはパスして、物販で買い物を済ませる。ステージのあるエリアは芝生だからいいけど、飲食・物販エリアは土なので、地面が雨のせいで泥レスのリングのようになっていて、みんなコントの泥棒みたいな歩き方だ。

オフィシャルTシャツと、一番カッコ良かったスカパラTシャツ。それに友人に頼まれた10-FEETのTシャツを購入してから、一旦車に戻って雨具を装備。泥沼エリアに戻ると、空いている店でケバブチキンを購入して小腹を満たした。

12:30

雨が降ったりやんだりする不安定な天候の中、LAKESIDEステージにSuperfly登場。今回は生憎の空模様だけど、青空が似合いそうな気持ちいい歌声で、心が洗われた気分。

終了後、人の流れに乗ってMt.FUJIステージに移動すると、程なくしてDOESが登場。今回は2つのステージか交互に使われるから、待ち時間が殆どなく次から次へという感じ。

DOESは、演奏はカッコ良かったけどボーカルがいまいち。Superflyの直後に聴いたせいか、余計平凡に聴こえる。とりあえず次に備えて座ったまま、まったり聴く。

14:00

LAKESIDEステージにマキシマム ザ ホルモンが登場すると、雨は一層強さを増した。

とりあえず少し後ろの方で様子を見ていたら、PAテント裏で大騒ぎしてる集団発見。楽しそうなので早速突入する。PA裏はステージが見えないから人が居なくて広々と使えるので、好き勝手踊ったり、モッシュしたり、みんなで輪になって走り回ったり。これぞフェスの醍醐味。ホルモンでここまで体力使うつもりなかったけど、楽し過ぎて一気に削られた。

ナオちゃんの「これ演出だから」というMCが本当かのように、ホルモン終了後には雨は上がっていたので、休憩も兼ねて、SPECIAL OTHERSをパスして食事タイム。以前から気になっていた佐世保バーガーを食べてみることにした。1000円という想定外の高値に一瞬ビビるも、思い切って購入。ハンバーグのサイズに対してパンズが2倍程あって、具が端に片寄ってるもんだから、最初はパンしか口に入らない。が、このパンが既にうまい。やるじゃないか、佐世保バーガー。

16:00

気がつくと、ずっと雲に隠れていた富士山山頂が顔を出していた。とはいえ、富士山は裾野まで稜線が広がってく様が全部見えないと、はっきり言って迫力がない。後ろに居た人が「富士山って意外と小さいんだね。ガッカリだな」なんて言ってたけど、上半分しか見えてない今の状況では、それも仕方がない。

富士山が申し訳程度に顔を出したところで9mm Parabellum Bullet登場。相変わらずの激しいステージで、ベースに至っては最後、碌にベース弾かずにシンバルを叩きまくっていた。ギターボーカルの菅原が、このギター全然チューニングが駄目だと、チューニングに苦労している裏で、ギターが気の抜けるような短いフレーズを弾いて遊んでいる。以前見た時も、ギターが合間で余計なことしてたけど、迫力ある演奏とのこのギャップが如何なものか。

続いてはMt.FUJIステージでEL-MALO。今回のメンバーの中では期待大きい方だったけど、客はちょっと少なめ。後ろの方も寝ている人が結構いた。ステージはDOES同様、演奏はいいけどボーカルがイマイチ。ツインドラム、ツインギターという構成に負けてる感じで、存在が何だか中途半端。演奏がカッコいいだけに、余計煮え切らない感じだった。

この時間になると、疲れと朝早かったこともあって眠気がピークだったので、次のストレイテナーをパスして、そのまま芝生の上でダラッと休憩。

18:00

1日目もいよいよ大詰め。Mt.FUJIステージのトリ、BOOM BOOM SATELLITESが登場。

世界レベルのダンスロックでひたすら踊らされたあとは、LIKESIDEステージにて本日の大トリ、東京スカパラダイスオーケストラが登場。なんて濃いタイムテーブルなんだ。

ホルモンの時同様、PA裏で待機していると、予想通り始まった途端にダンスゾーンが出来上がる。相変わらずステージなんか見る気ゼロで勝手に盛り上がる素敵な人達。輪になって回る人。その輪の外に立ってハイタッチで迎える人。勝手にコール&レスポンス始める人。それに当たり前のようについてく人。知らん者同士だけど、音楽がそこにあるだけで生まれる一体感。こんな平和な空間が他にあるだろうか。これだからフェスはやめられない。

20:00

終了後、PA裏の即席チームも解散かと思いきや、会場にビートルズの「All You Need Is love」が流れると、みんなで輪になって手を振りながら合唱が始まった。音楽さえあれば、いつまでだって楽しんでしまうアグレッシブさが素晴らしい。

最後までガッツリ楽しんだせいで、駐車場は既に大混雑。結局駐車場を出るのに1時間近くを要し、その後も渋滞に巻き込まれながら2時間かけて自宅に帰り着いた。

フェスの途中で自宅に帰るのは初めてなので、明日もあるってのが何だか変な感じだ。

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