SUMMER SONIC 08

2日目

5:00

毎回メッセの中は、夜中バカみたいに冷えて、長袖長ズボン無しでは乗り切れなかったんだけど、今回は半袖短パンのまま過ごすことができた。これはいい改善。

早朝5時にメッセを追い出されると、とりあえず外で気持ちいい風を受けながらまったり。暫くダラダラと過ごした後、食事とトイレを求めて移動を始めた。

メッセ周辺に開いてる店がなかったので、結局駅まで行って、コンビニでサンドイッチを購入して腹を満たすと、メッセに戻って再び外でだらける。

暫くすると、スーツ姿の人や、着物来た女性とかが前を通りだす。どうやら隣のイベントホールで、別のイベントがあるらしい。気になったから見てみたら、イベントホール入口に「ようこそ『神の霊による導き』地域大会へ」という看板が掛かってた。何か怖い……。

とりあえずメッセ入口が開放されたので、一先ず中に入ってコインロッカーに荷物を預けると、再び床に横になって寝て過ごす。

開場時間が迫る中、今日のオープニングアクト、イラストレーターの安斉肇率いるバンド、LASTORDERZが目の前を通る。今日は遅刻しなかったようだけど、暫くするともと来た道を引き返して行った。間違えたのか?

10:00

アホみたいな行列もはけてきたところで入場。焼きそばを食いながら安斉さんのバンドで学祭気分を味わった後は、小泉今日子 SPECIAL BANDを見るためにアイランドステージに移動することにした。アイランドステージの開演まではまだ時間があったけど、前日の雰囲気から入場規制もあり得ると判断して、SILVERSUN PICKUPSを諦めて早めの行動だ。

アイランドステージ内に入ると、スムーズに出れるように出口付近で待機してたんだけど、出口脇に設置された仮設トイレの臭いが時折風に乗ってきて気分が悪い。これからキョンキョンが出るってのに、トイレ臭はないだろ。

開演時間が迫ると、すっかり人で埋め尽くされたアイランドステージに、待ちきれないとばかりに何度も手拍子が起こる。すっかり受け入れ準備が整ったとこで、遂にキョンキョン登場。人生において、まさかキョンキョンを生で見る日が来るとは思ってなかった。く~っ、かわいいじゃないか!

ゆったりしたテンポで色っぽく仕上がった「艶姿涙娘」でスタート。その後「月ひとしずく」や新曲などを披露した後は、一般公募で選ばれたホーン隊、全21名を加えての大所帯で「なんてったってアイドル」でフィニッシュ。

キョンキョンは、やっぱりアイドルでした。いや~、いいもん見た。

12:00

メッセに戻ってMGMTとか見ようとも思ってたんだけど、既にサマソニに対して概ね満足してたので、マリンに残ってまったり過ごすことに。

スタンド席でVAMPIRE WEEKENDを見ると、みんなを座らせてからジャンプさせる演出をやっていた。ゼブラヘッドに続き、今回2回目だ。あれって、やってる方も楽しいけど、上から見てても楽しい。

サマソニを楽しむ上で、この上からの視点ってのはひとつのポイントだと思う。面積的にでかい会場は他にあるけど、スタンド席で上から見れるというのは、なかなか無い。アリーナを埋め尽くす客が一斉に手を上げたり、手拍子したり、ジャンプしたり。しかもそれが練習したマスゲームなんかとは違って、その場のノリ一発でやってることだから凄い。これは一見の価値ある光景です。

飯を求めて外に出ると、サイドショーステージのとこに人だかりが出来てたので覗いてみた。CHIKIという人で、ワハハ本舗だそうだけど、ワハハらしくない雰囲気の大道芸。最後にやった水晶玉を掌で回す芸は凄かった。

素晴らしい芸を見終えてから、折角だからと今度はアリーナに入ってTHE HOOSIERSを寝ながら聴く。終了後は、マリンステージ恒例の放水タイムを堪能して涼んでからアリーナを出た。

14:30

1階スタンド席に戻って311を見るも、いまいちパッとしないので、スタジアムを出てサイドショーのLEGEND OF ROCKを見ることにした。LEGEND OF ROCKはトリビュートバンドのステージ。ここに伏兵が潜んでいた。

PLATINUMSNAKE (as WHITESNAKE)、VON HALEN (as VAN HALEN)ときて、最後に出来てたは、MR.JIMMY (as LED ZEPPELIN)。前の2組も良かったけど、この人達が凄かった。以前QUEENのトリビュートバンドを見た時、凄い盛り上がったので、トリビュートバンドというもの自体に期待はしていたんだけど、これが期待以上。

ボーカルの人は喋ると普通の低い声なのに、歌声はプラントだし、演奏も凄くて、隣に居たデイブ・グロール似の外人が、何度も「ファンタスティック!」と言っていたのも頷ける。これは是非とも単独ライブを見に行きたい。

レジェンドを体験した後、スタジアムのスタンド席に戻ってTHE KOOKSを途中から見る。今回は、このクークスにしろヴァーヴにしろサブウェイズにしろ、UK勢がいい感じ。

クークスが終わってメッセに向かう途中、スタジアムの隣にあるサイレントディスコに寄ってみた。DJの流す音をヘッドホンで聴きながら踊るという、一風変わったディスコ。ヨーロッパで大人気らしい。

最初聞いたときは、それは面白いのか?と思ったけど、見てみるとこれが面白そう。ヘッドホンで音を聴くので、端から見ると無音の空間でみんなが踊っている。ポイントはDJが2人いて、ワイヤレスヘッドホンの受信チャンネルを切り替えることで、どちらかを選べるというところ。ひとつの空間に2つの音が混在してるので、右と左でノリが全く違う。右の方は普通に踊ってるけど、左の方は「Master!」というかけ声のせいで、曲聞いてないのにメタリカだと分かる。

早速ヘッドホンを借りて参加してみると、案の定2chのDJはメタリカの「Master Of Puppets」を流していた。1chはブロックパーティーのリミックスだ。これが同時に流れてるというのが面白い。

その後もガンズやらレイジやらフーファイやら、私好みの曲を流す2chのDJを楽しんだ後、メッセに向かった。

サイレントディスコ面白いけど、激しく動くとヘッドホン外れちゃうから、メタルは向かないかな。

17:30

人工芝が敷かれたメッセの休憩スペースで、目の前に寝転ぶ外人のナイスな胸の膨らみに見とれつつ休憩。DJダイノジのステージまで寝てようかと思ったけど、腹が減ったので寝ている友人を放置して飲食エリアへ移動。ついでにいろんなブースを回ってたら、飯を食う前にDJダイノジがスタート。

既にサマソニにも満足してることだし、今回はダイノジで締めようと思ってたので、ここで残った体力すべて使う覚悟で突進。

やっぱ盛り上がるわ~。最初はダンサーの人たちだけで踊ってたんだけど、ダイノジが登場した途端、一気に沸騰。盛り上がりすぎたのか、一旦小便するために抜けて戻った時に、ダイノジのあのトレーナーと同じようなトレーナー着たファン(?)のちょっと痛い男が、こともあろうかクラウドサーフしてスタッフに引きづり下ろされてた。DJでやるなよ。その後、そいつの姿を見なくなったとこを見ると、どっか連れてかれたかのかもしれん。

その後は、パフュームのモノマネ(?)3人組や、レイザーラモンRGまで登場し、大いに盛り上がって、結局、今回一番疲れて終了。

荷物ロッカーから出したあと、THE JESUS AND MARY CHAINをちょこっと見てから、少し早めの帰路についた。

今になって思うと、ポール・ウェラーちょっと見とけば良かったと思うけど、今回はヴァーヴ見れただけでOKです。いや~、良かった良かった。

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