SUMMER SONIC 08

今回は初の友人と2人での参加。メッセ到着後、早速ニコチンを求めて一服する友人を放っといて、クローク用の袋を購入。ドーピングを終えてきた友人の鞄と自分の鞄を袋に詰め込んで預け終える頃には、マウンテンステージのThe Metrosが始まる時間が迫っていた。

1日目

10:30

朝から何も食べてないという友人が飯を食いたがってたけど、時間がないのでマウンテンステージへ直行すると、中に入ったとこで、ちょうどスタート。初日一発目にしては、結構客が入ってるけど、ホールの角に立てられたステージは、やっぱり迫力がイマイチだ。

サマソニのサイトではロンドンで結成されたティーンネイジャー5人組って書いてあったんだけど、ボーカルはビール片手に歌っている。大丈夫なんでしょうか。

曲は明るいアークティックモンキーズって感じでキャッチーで疾走感もあって、なかなかいい感じ。前の方が楽しそうだったから参戦しようと行ってみたけど、フロントエリアの前で柵に突き当たったので、まぁいいかとそのまま柵の前で観戦。ふと見ると、ボーカルの持ってたビール入りのコップは、いつのまにか缶ビールに変わってた。飲み過ぎだろ。

メトロスが終わったとこで、ようやく食事タイム。今回の飲食ブース一番人気は、どうやら静岡のマグロ茶屋のようです。デビット伊東のラーメン屋「でびっと」が出店してたので、サマソニ限定メニューというラーメンを食おうと思ったけど、並ぶのが面倒臭かったので空いてるラーメン屋で、普通のラーメンを購入。ぱぱっと平らげてPerfumeを見るためにダンスステージに向かった。

12:00

飲食エリアとダンスステージを繋ぐ通路のシャッターは何故か閉じられていて、少しだけ迂回して外向きの入口から入るようになっていた。入口付近に行ってみると見事に混雑していたので、あのシャッター閉じたりするから、こんなことになるのにと思ったら、溜まってる人はパフューム目当てでダンスステージに入ろうとして溢れている人達だった。行列なんてもんじゃない人の群れは、どう考えてもフロアには入りきらない。

完全に想定外。まさかパフューム人気がここまで凄いとは。一発目から入場規制なんて、主催者側も想定外じゃなかろうか。

予定が狂ったので、ひとまずソニックステージに移動して作戦を立て直すことに。当初はもうちょっとメッセに残るつもりだったけど、ここは思い切ってマリンステージに行くことにした。

12:00

スタジアム入りする前にサイドショーステージで手品をちょっと楽しんだ後は、もはやサマソニ名物の沢田漬物キュウリ浅漬けを求めて飲食エリアを探索。キュウリを丸ごと一本割り箸に刺してあるシンプルさが逆にインパクトがあって、人が食ってるの見ると食べたくなる人気の逸品だ。

一昨年以来のキュウリとの再会に感動しつつ、マリンスタジアムの1階スタンドへ腰を下ろす。ステージではJOE LEAN AND THE JING JANG JONGが演奏中だけど、眠気がピークに達したので、友人共々ほとんど寝て過ごす。続くONEREPUBLICも半分寝ながら見ると、スッキリしたとこでビーチステージに移動。

今回はこれといって見たい人が居ないビーチステージだけど、折角だからちょっとだけ雰囲気を味わいに来てみた。ステージではOLD MAN RIVERが演奏中。

昔の無料で解放してた時のビーチステージは、広々としてて気持ちよかったけど、今は砂浜という開放的な空間にも関わらず、きっちり周囲が囲まれてるので、いまいち居心地が悪い。

鞄の中にタオルを忘れたという友人がタワレコのブースでタオル購入し、用も済んだのでマリンステージに戻る。

14:30

マリンステージではTHE SUBWAYSが演奏中。ベースの子のキュートな声を楽しみにしてたようなもんだけど、サマソニ05の初出演時に見たときよりボーカルも音も力強くなってて、先程のダンスステージとは違い、いい方向での想定外。

客の煽りも慣れたもんで、左右のブロックを交互に指しながら、日本語で「コッチノヒト サケンデー!」「コッチ! コッチ!」と思いのままに客を乗せ、大いに盛り上がる。やってる本人も興奮したのか、ボーカルが途中でステージ脇の櫓に登り始める。何をしでかすのかと思ったら、中途半端に登った後で普通に下りてきた。意味なし!

サブウェイズが終わったとこで、髭(HiGE)を見るためにアイランドステージに移動。曲は聴いたことないんだけど、以前からライブが凄いという評判は聞いていたので試しに見てみる。確かに曲も演奏もいいんだけど、期待しすぎたのか何なのか、いまひとつパッとしない感じだったので、予定変更してマリンステージに戻った。

14:30

ZEBRAHEADのMCが着てるTシャツには、日本語で「エドが糞をもらした」と書いてあった。何のメッセージだと思ってたら、ドラムのエドが日本到着後、ホテルのベットで本当にウンコ漏らしたらしい。そんなエドにと、その場でメンバーからオムツのプレゼント。包み紙をはがすと、中にはアテントが入っていた。

何度も来日してる彼らは日本語も熟れたもんで、「座ッテ クダサーイ」とみんなを座らせてからジャンプさせる演出もしていた。でも、それ以外に喋った内容は「オナニーしすぎて、チンコ痛い」とか「小便すると痛い」とか下ネタばっかり。チンコ痛いことを、そんな何回も説明しんでもいいっつーの。

挙げ句の果てに最後の曲では、ハンドサイン付きでマンココール。確実に放送できない内容だ。

以前のサマソニで、ゼブラヘッド最高に楽しいという話をしていた人が居たけど、こういうことだったのか。

18:00

続いて登場したPANIC AT THE DISCOは、これまた期待した程ではなかった。普段とは違うフェス仕様のステージだったみたいだけど、とりあえずパッとしなかったのでダラーッと鑑賞。

終わったところで、今後の予定を考えて一先ず食事を済ませることに。ロッテリアのハンバーガーセットを平らげたとこで、大歓声の中THE VERVE登場。

ヴァーヴは聴いたことなかったんだけど、再結成して奇跡の初来日! みたいな感じで言われてたから、とりあえず見てみようって感じだったのが実は大当たり。すげーいい。やっぱヘッドライナーは伊達じゃないってことか。

当初、途中で抜けてピストルズ見に行くつもりだったけど、予定変更して最後まで見ることに。途中、ボーカルが間違えて曲をやり直すなんて場面もあったけど、最高にいいステージでした。特にラスト2曲の盛り上がりは神掛かってましたね。後から聞いたらラストから2曲目にやった「Bitter Sweet Symphony」は、名曲として名高いらしいんだけど、そりゃ名曲って言われるわって感じでした。

早くも今年のベストステージ決定。ヴァーヴだけで、今年のサマソニ8割方満足です。

19:50

軽くダッシュして向かったマウンテンステージでは、SEX PISTOLSが既に演奏中。フロアは人で溢れてた。とりあえず人混みを縫って少し前まで進んでは見たものの、肝心のステージを見てると、ピストルズってこんなもんなのかと思えてくる。ジョニー・ロットンは入院患者が着るようなパジャマみたいな服着て、あんま動かないし、すっかりおじいちゃんだし。その言動も悪ガキというより、悪ガキであろうとしてる感じ。

かつて世界中に衝撃を与え、ロックの歴史に名を刻んだバンドの衝撃を求めてきてるのに、それらしきものは何も感じない。衝撃があったとすれば、ジョニー・ロットンが額の汗を拭いながら「ホットー ジョニーロットーン」というおやじギャグを言ったことくらい。

ピストルズをリアルタムで体験してる人には、今回のライブも思い出とか含めて意味のあるものの気がするけど、そうじゃない私たちの世代にしてみたら、これはただのおじいちゃんロックバンド。お笑い界で言ったら、ただの欽ちゃんだ。セックスピストルズというバンドは、あの時代のあの瞬間にしか存在しえなかったということか。

アナーキーインザUKだけは聴きたいと思ってたけど、ここに居ても時間の無駄だと思ったので、予定変更してマリンステージに戻ってプロディジーを見ることにした。

マリンステージに向かう前に、とりあえず物販に寄ってサマソニのTシャツを購入。今回は欲しいと思うのが2つあったんだけど、サマソニのTシャツだけでも家に何枚もあるから、物欲を押さえ込んで1枚だけにした。

マリンに向かう人の中に、シド・ヴィシャスの写真がプリントがしてある鞄持った人が居た。見限られ過ぎだろ、ピストルズ。

20:20

マリンスタジアムの1階スタンド席には入場規制が掛かってたので、渋々2階スタンドへ。

満員のスタジアムに挑戦するかの様なTHE PRODIGYの音とパワーは、ピストルズなんかより、よっぽどパンクだ。そのパワーはスタジアム全体を浸食して、盛り上がりが最高潮に達したとき、2階スタンドは揺れていた。

ラストにふさわしい圧巻のステージ。ピストルズやめてこっち来て大正解です。

終了後に打ち上がる花火を目当てに、終わり際、バックネット裏の席に移動しといたのも大正解。花火大会だったら、万単位でチケット売れるんじゃないかと思うくらいの絶景ポジションで、目の前で花火が豪快に咲き乱れる様に思わず感動。

バックネット裏の席は、PAブースでステージが見れなくなるので不人気なんだけど、花火の時だけは最高のポジションです。2階スタンドのバックスクリーン正面。サマソニにのラストには、是非おすすめです。

21:00

メッセに戻りクロークから荷物を引き出すと、結局最後までピストルズを見てた友人と合流。ソニックステージでは、まだポール・ウェラーがやってるようだったけど、疲れたのでパスして食事。

静岡のうな丼で精をつけると、人工芝スペースにスペースを確保して早速横になる。すぐ近くにある「ひざまくら耳かき」のブースに、新しい風俗の風を感じつつ、1日目の夜が更けていった。

〜2日目につづく〜

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