SEX MACHINEGUNS　全国大会 ～あなたの町にお邪魔します～

セックスマシンガンズの全県ツアー。小さい箱なのに、メタルな豪音全開で久々に耳やられました。高音のシャウトとか効きますね。

2008年5月25日（日）甲府KAZOO HALL

オープニングアクトがPASTAFASTAってバンドだったんですけど、これが凄かった。約20分間休みなしで、ひたすら爆音ノイズをまき散らすという、カオスとしか言いようがないステージ。ボーカルは「ギャー！」とか「ウォー！」ばっかで、何言ってるかさっぱり分からないし、曲の始まりも終わりも全然分からないから、何曲やったのかも分からない。あとでAnchangが理解しがたいって言ってたけど、全くその通りでした。スピーカーの前にデカイ男の人が立ってたんだけど、頭抱えるようにして耳塞いでましたからね。

凶悪なノイズで、耳がしっかりダメージを食らったところでマシンガンズ登場。マシンガンズは「みかんのうた」しか知らないんだけど、非常に楽しかったです。

マシンガンズのファンって、やっぱメタルな感じの人達が多いのかと思ったら、若干年齢高めの普通っぽい女性が目につきました。何で？ と思ってたら、みかんのうたが始まったとたんに、その女性たちが頭回す回す。私の隣と前も髪の長い女性だったんだけど、ぶんぶん回すもんだから、顔の前を髪がファサ～ってなって、その度にトリートメントの香りがフワ～ッって。

何じゃこの空間と思いつつ、いっしょに「みかんみかん！」言ってました。楽しかったです。

今回が山梨初登場だったんだけど、初登場だからって特別なことは何もしない、なぜならいつでもどこでも命がけだからだとAnchangが言ってた通り、手抜きなんて言葉とは一切無縁の全力疾走。あれだけヘッドバンキングしながらしっかり演奏するって、メタルすごいね。

セックスマシンガンズは、何度もメンバーチェンジしたり解散したりと、波乱の軌跡を辿っているバンド。現在は第5期にあたり、ボーカル兼ギターのAnchang以外新メンバーという、出来立てのバンド。

Wikipedia見たら、演奏よりMCの方が長かったこともあるなんて書いてあったけど、メンバー新しくなってもその方向性は変わってないようです。体力消耗が激しいから休憩の意味もあるんだろうけど、確かにMCが長い。MCから曲に入る時に、毎回なぜか曲紹介のミニコントが入るんだけど、内容ちゃんと決めてないから、グズグズで余計長引く始末。面白かったからいいですけどね。

MCの度に一人ずつメンバー紹介していって喋らせるんだけど、メンバーに対するAnchangの駄目出しが厳しいと思う。ツッコミじゃなくて普通に駄目出してるし。ま、それで追い込まれてくメンバーのテンパりっぷりが面白いんだけど。完全にヘビメタコントでしたからね。

2度目のアンコール終了後、客電ついてBGMも流れて終了ムードなんだけど、みんなはまだ足りないらしく、すぐさま3度目のアンコール要求。私はお腹いっぱいだったし、ダラダラ続けるのも好きじゃないんで出てきちゃったけど、あの雰囲気じゃ3回目もあったかもしれないですね。メタルパワーすごい。