POLYSICS 〜 KARATE MAZRI

2007年5月5日 甲府 KAZOO HALL

POLYSICSのレコ初。対バンはthe courtとART-SCHOOL。ポリシックスも当然見たいけど、一応私の中のメインはthe court。

開演10分前くらいに会場に到着。中は既に大入りだったけど、チケットが売り切れてなくて当日券が出てるくらいなので、ギューギューと言うほどではない。つなぎを着た人でもいるかと思ったけど、さすがにそれはいなかった。

1発目はthe court。久しぶりに聴いたんだけど、ギターも歌もうまくなってる。以前に比べて安定してる感じ。そして相変わらずのええ声。

7曲中初めて聴いたのが4曲と、なかなか新鮮な内容。ん~、いい。全体的にアレンジが似通ってる気がするのが、ちょっと気になるけどいい。

来月のビークルのライブの時も、一緒に出るんだって。今回はポリシックスで次はビークルですか。何か成長したな~って感じ。MCでthe courtを初めて見る人って聞いたら、かなりの人が手を挙げてたけど、ちゃんと盛り上がってたし、終了後の周りの会話を聞いてると評判いいようだし、前から知ってるファンとしては嬉しいかぎりです。もうフェスとかでちゃえばいいのに。

続いてはART-SCHOOL。名前はよく聞くけど、曲は聴いた事ない。どんな感じかと期待していたんだけど、ボーカルが歌下手すぎる。前のコートが特徴的な声だったから、これと言って特徴がない声でぱっとしないってのもあるかもしれんけど。それにしても下手。ボソボソと素人のカラオケっぽい。

音楽のいい悪いって、うまい下手と直結してるわけじゃないから、下手だから悪いとは言い切れないけど、この人達からは何も感じなかった。周りはコートの時より盛り上がってたけど、自分は乗り切れず。混み合ったフロアをうろちょろする挙動不審なヨーロッパ系っぽい外人の男を見て、ポケットの中の財布を気にしつつ終わるのを待った。

ART-SCHOOL終了後、堀江元ライブドア社長に似たおっさんによる、妙に長いセッティングを経てPOLYSICS登場。のっけからハヤシは叫びまくりで、客も一気に沸騰。そんな中、無表情で淡々と仕事をこなすシンセを叩くカヨちゃんが素敵。時折、メンバーにあわせて無表情のままヘッドバンキングしたりする機械的な感じが最高です。

そのキャラにすっかり魅了された私の目線率は9割カヨちゃんだったけど、途中あまりの盛り上がりに隣りへ視線を映すと、フロアの方に乗り出したハヤシが、客の突き出した拳を食べていた。完全に口に入れていた。大丈夫なんだろうか。衛生的に。

後半はメンバー全員つなぎの袖を取って半袖になり、さらにヒートアップ。ハヤシはサングラスも取って暴れまくりの末、フロアにダイブ。ハヤシの足をつかんで安全を確保しようとする堀江似のおっさん。押し寄せる報道陣と、それを避けようとする堀江の図を想像させる光景である。

ラストのコール&レスポンスでは、ぶどう、桃といった山梨名産品コールの他、石和温泉、信玄餅という、なかなかこういう場では聞く事がない言葉も飛び出す。確かに山梨のものではあるが、コールするには語呂が悪い。

大盛況のうちにアンコールも終わり客電も付くが、フロアにはそんなことおかまいなしでもう1回コールが響く。この様子だともう1回出てくる可能性もあるなとは思ったけど、疲れたから帰宅。

まだ帰ろうとしない客の間を縫ってフロアのを出た瞬間に、後ろから歓声が上がる。案の定もう一度メンバーが出てきたらしいが、しんどかったので振り返る事なく外に出た。

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