赤いきつねと青い少年

この前コンビニ行ったら、野球の練習着着た中学生らしき少年が、ちょうどコンビニから出るとこだったんですよ。コンビニの前には同じく練習着着た少年が座ってるんで、まぁ連れでしょうね。手にはお湯が入った赤いきつね持ってるんですけど、そこはドアが自動じゃなくて手動だったんですよ。

普通両手塞がってたら、背中とか肩の辺りでドア押して開けますよね。でもその少年は、赤いきつねで押してるんですよ。両手で赤いきつね持って、ゆっくりゆーっくりドア押してんの。赤いきつねに一点集中。

アホでしょ。んで、あまりにゆっくりだから開けてやったんですよ。外からドアをガバッと。そしたらそいつ、両手で赤いきつね支えてると見せかけて、両手とドアの3点で支えてやがって、赤いきつ落としやがんの。集中しすぎて俺の存在に気づいてなかったのね。

そういう時って、「えー!」とか「マジかよ!」とかあるじゃないですか。何らかのリアクションが。私は思わず笑ったんですけど、そいつ微動だにせず落ちた赤いきつね見つめてんの。この世の終わりみたいな感じで。流石に謝りまりましたけど、反応が薄い薄い。暫く赤いきつね拾うことすらしませんでしたからね。赤いきつねの要であるきつねが、蓋の隙間かテロ~ンって出て、汁もこぼれてるのに。絵に描いたような「呆然と立ち尽くす」ですよ。そんな大事な赤いきつねでドア開けようとするなよ。

連れのとこに戻る後ろ姿があまりに切なくて、仕方ないから買ってやりましたよ。新しい赤いきつね。

何なんでしょうね。あのアホさ。絶対守備下手ですよアイツ。

“赤いきつねと青い少年” への2件の返信

  1. ヒヨさんの残忍さと偽善さが垣間見えるエピソードですねw
    ほんで師匠とごゆごゆもOKやって!
    あとはZSKさんだけだ!

  2. ZSKさんもOKだそうです!
    これで4人揃ったんで、とりあえず師匠んとこのBBSを見てください!

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