unkieのレコ発ツアー。最後を飾るCLUB Que 2Daysの2日目。今回のアルバムが凄く良かったので期待はしていたんだけど、すごい進化で期待以上に凄かった。特に城戸さんは、いろんな意味で進化してて凄かった。
2011年10月22日(土)下北沢 CLUB Que
前日はコピバンオーディションで選ばれたバンドが前座を務めたけど、今回はunkieのみ。入り口ではスタッフが、カネコアツシさんが手がけた今回のアルバムのアートワークを真似たデビルズメイクでお出迎え。そんなメイクしてるくせに丁寧な態度で、わらうせぇるすまん的な不気味さを醸し出している。
今までは青木さんと城戸さんだけだったけど、この日はTOKIEさんもデビルズメイク。これ似合ってたなぁ。メイクの仕方がオシャレだったのもあるけど、前からこういうキャラだったんじゃないかってくらいハマってた。本人は最初で最後って言ってたけど、是非またやってほしいな。
でも、そのTOKIEさんよりインパクトがあったのが城戸さん。デビルズメイク&モヒカンという姿で、Twitterでは「久々にunkieのライブ見たら、ドラムの人が変わってた」とつぶやかれたほどのビジュアルの変化。さらに苦手としていたMCでは、新キャラを次々開発。まずは「元気ですかー!」と、とにかく叫ぶキャラでライブをスタートさせると、中盤では聞き取りやすいように「はっきりとした口調で叫ぶ」というキャラに進化。アンコールで登場した際には「Tシャツ買ったほうがええで……」と、物販を売り込む謎の関西弁キャラが発動。これにはTOKIEさんも「何そのキャラは。それは初めて見た」と笑ってた。
メンバー紹介のときは、6年やってて始めてTOKIEさんに紹介してもらったという城戸さん。「この日を忘れられない」と言おうとして、おもいっきり噛んでグダっとしたり、途中間違えて青木さんに怒られたりと、相変わらずなところも見せてたけど、見た目だけじゃなくて演奏の方も別人かってくらいパワーアップしててかっこ良かった。個人的には今回のアルバム、城戸さんのドラムが一番ツボだったんだけど、ライブでは更に凄くて感動した。
そのパワーアップしたドラムを土台に、青木さんのギターが今まで以上に自由に歌ってるって感じなんだけど、でも3人の音はより一層一体感を増してるっていうか。もうとにかく最高にかっこ良かった。聴いてて気持ちがいいんだよなぁ。
昔の曲をリアレンジしてやったんだけど、どの曲も前からそうだったかのようにハマっててかっこ良かったな。新しいのにいつも通り、みたいな不思議な感じ。セルフカバー集を出して欲しいくらい。
完成されてるって感じ同時に、この先どこまで進化するんだって楽しみにもなるライブだったな。素晴らしかった。