SWEET LOVE SHOWER 2011

2日目

2011年8月28日(日)山中湖交流プラザ きらら

初日に忘れた駐車券も無事持参し、公式駐車場に駐車。でも昨日の非公式のほうが微妙に近かったな……。

この日はオープニングアクトの高橋優から参加。前座なので4曲と短かったけど良かったなぁ。ロックの学園でジャージ来て校内うろうろしてた人とは思えない。

高橋優のステージが終わり、レイクサイドステージに移動していると、THE BAWDIESのリハがスタート。「目が覚めるよう、皆さんの顔をビンタするつもりでいきます」と、いつものようにリハから1曲披露して会場を盛り上げる。

この日は曇って相変わらず富士山は見れなかったけど、前日の雨も上がって程よく涼しく、暴れるにはいい天気。ということで向かったのは毎年恒例、PAの裏側。前日は雨のせいもあってか人が集まってる気配はなかったけど、この日は朝からいつものように人が集まりだしてダンススペースに。

そんなわけでステージはほぼ見てないんだけど、MCでは「ステージ上の4人中3人が二日酔いですか?」と言うROYに「ロックンロールなんで。ほら、ロックなのに『明日早いんで』とかすぐ寝ちゃうのって…ねぇ」と返すTAXMAN。「それは僕のことを言ってるんですか?」と言うROYは「健康ロックですよ!あのマリーズの志摩くんも言ってましたよ『健康ロックだ』って。あの顔色と体で」と反論してた。反論として成立してない気もするけど。

続いてはフォレストステージでOKAMOTO’S。かなり良かったなぁ。バンドとしてかなりパワフルになったなぁという感じ。ボーカルがいい感じで下手なのがまたいい。ロックンロールのバンドとして正しいって気がする。エアロスミスの「walk this way」のカバーもなかなか良かった。

終了後はMt.FUJIステージに移ってONE OK ROCKをチラ見。CDJでちょっと見たときに中2っぽくて面白いなぁと思ったんだけど、改めて見るとあまりに中2だったので、さっさと切り上げて昼食タイム。くるりを見ながら、ピザと自家製ピクルスを胃に入れる。トランペットが正式加入してから始めてみたけど、正直ペットの存在感が微妙だったなぁ…。

くるりのあとはフォレストステージアルカラ。去年は昼寝しながら遠くで演奏してるのを聴いてたんだけど、なかなかいいなぁと思ってたんで、今年はちゃんと見てみようと。まぁまぁ良かったかな。去年もこのフォレストステージに立って、来年こそはメインステージに行くと宣言。

レイクサイドステージを指さしながら「来年はあっちの東京ドームステージに出るんで、みんな1年間東京ドームステージの前で待っててくれればいいから」って。東京ドームステージってどこだ。

デイドリーム

地面ぐちゃぐちゃだったんで、前日同様車に戻ってだらだらと休憩。またしても昼寝してスッキリしたところで、SLS名物の気球に乗るため移動。このフェスに来て5年目にして遂に気球初体験です。気球なんて当然のように乗るの初めてなんだけど、なかなか面白かったな。高さは20〜30m。風邪に軽く煽られてちょっと怖かったけど、いい眺めだった。あっという間に終わっちゃったけど、しばらく上でのんびりしたい感じだったな。

気球から降りると、最も小さいウォーターフロントステージに移動。出演するのは藤原ヒロシ&YO-KINGのユニット、AOEQ。ここはもうとにかく小さいステージで、藤原さんもここ「ステージなの?」って言ってたくらい小さい。客も目の前の地面に座ってのんびり聞く状態なので、演者から最前列の距離は2m無いくらい。すぐ裏が山中湖なんで、フェスと関係ない一般の人がボートに乗って聴きにこれるという不思議なステージ。

きっと混むと思ったんで始まる30分前くらいに行って前の方を確保して待機してたんだけど、セッティングのトラブルで押しに押して1時間近く待ったな。「セッティングが押したんでこれが最後の曲になります」なんて言って始まったんだけど、かなり押してたから一瞬ホントかと思った。

「では次の曲はヒロシさんがダイブします」なんて、YO-KINGらしい適当なMCをまじえつつアコギでゆったりしたステージ展開。さすがに1曲では終わらず、しっかり6曲ほど演奏して、最後に披露したのは清志郎が日本語でカバーした「デイ・ドリーム・ビリーバー」の歌詞を更に変えてカバーしたもの。歌詞を清志郎のことを歌った内容に変えているんだけど、この曲を始めた瞬間に、今までずっと曇っていた空に太陽が現れ、強烈な光で一面が照られてたのが印象的だった。YO-KINGも驚いた様子で太陽の方を見て、歌い終わったあとは太陽を指さしてた。この演出、さすが清志郎だね。

歌声はおきた

続いてはMt.FUJIステージで上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat. アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス。長い。要はピアノ、ベース、ドラムの3ピースジャズバンドですな。

このステージはホントジャズがよく似合う。以前SLSに出た時も、このステージで、SLSとは別にジャズフェスティバルなんかも開かれてるとこなんだけど、自然の中でのんびり聞く感じが凄くいい。まぁ今回はのんびりというよりもアグレッシブなステージだったけど。ピアノとベースの掛け合いとか、ツーバスでドコドコ言わせたりとか、かっこ良かったなぁ。

次はレイクサイドステージに戻ってサカナクション。再びPA集団に参加。終盤にみんなで肩組んで輪になったんだけど、今までの中でも1番じゃないかってくらい大きい輪になって楽しかったなぁ。

終わったあとは毛皮のマリーズをちょっとだけ見てから、場内をうろうろ。小腹が空いたので何か胃に入れようと美味そうな薫製肉を売ってる店に並んでみた。

店の中で威勢よく肉を切ってる店主は、並んでる客の会話に勝手に割り込んでくるノリの良さ。前の人が「あれヤバイよねぇ」なんて話をしてるところに「やばいよね!ね!」と話の内容分かってないくせに参加。店の前の売り子さんが「今ならベーコン厚切りしてまーす!」と言うと「はい厚切り厚切り!厚底サンダル!」と、久し振りに聞く単語で乗っかってくる店主。

笑った方がいいのかどうかよく分からない状況に唖然とする客を見て「古い?古いか?厚底サンダル古い?いやー、若い人の言葉『厚底サンダル』しか知らねーんだよ」って。知らなすぎだろ!「若い人の言葉」でもないし!

店主はさておき味はいいベーコンを食ったあとは、いよいよ大トリのサンボマスター。相変わらず熱いライブで圧巻だった。

「I Love You & I Need You ふくしま」を涙を流しながら熱唱したあとは「俺たちは悲しい歌唄いに来たんじゃねーの。俺は難しいことわかんねぇから政治家の話はわかんねぇ。けど、あなたたちからは希望の匂いがする」と語り、和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」をカバー。人はみな 悩みの中 あの鐘を 鳴らすのは あなた。会場みんなで合唱。改めていい歌だなぁと感動した。

でもこの日1番感動したのは、ステージ終盤での出来事。曲間で会場が静かになった時に、前の方で自然とロックンロールコールが沸き起こり、それが徐々に広がっていって、やがて会場全体を埋め尽くした。相変わらずPA裏にいたんだけど、前から迫ってくる感じが、鳥肌たつくらいドラマチックだったなぁ。これぞライブって感じ。

アンコールの「歌声よおこれ」でステージを締めくくると、ステージの上に次々と花火が打ち上がった。やついいちろうのクロージングDJがまだ残ってたけど、今年はこれにて終了。帰路についた。

2日間富士山見えずで、初めて来た人には残念だっただろうけど、個人的には暑さにやられることなくのんびり過ごせてよかったな。

“SWEET LOVE SHOWER 2011” への2件の返信

  1. 今年SLS参戦2回目の者です!
    少しお聞きしたいのですが、1日目の非公式駐車場に停められたのは何時頃でしたか?あと、その駐車場の名前も教えていただければありがだいです!
    公式の駐車券を予約し忘れていて、見事に売り切れていました(泣)
    車で行くのは初めてなので、何時頃に到着すれば非公式の駐車場に停められるのかが知りたいです。よろしくおねがいします。

    1. はじめまして。
      最近はSLS行ってないので、あくまで数年前の情報ということで参考までに。

      会場周辺はいろんなとこが臨時駐車場として店開きしてて会場から少し離れたとこにもあるし、停めるだけなら昼くらいに行っても大丈夫なんじゃないかなという気はします。近場に止めたいなら早めに行くに越したことはないですが、わたしが行ってた時はオープニングアクトやってるくらいの時間でまだ大丈夫でした。

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