THE MUSIC 〜 Farewell Japn Tour@SHIBUYA-AX

10年間の活動に幕を閉じるTHE MUSICのFarewell Tour(お別れツアー)。イギリスのバンドだけど日本びいきで、今回のツアーも日本とイギリスだけという日程。日本でやってくれるのは本当にありがたいけど、解散だなんてまったく寂しい限りだ。こんな最高なライブ見せられたら、尚更惜しい。

2011年7月26日(水)SHIBUYA-AX

開演時間を数分過ぎたところで場内が暗転。BGMに「Dragon Song」が流れて一気に熱くなる会場。まずはTHE MUSICの歴史をなぞるように1st アルバムの1曲目「The Dance」からスタート。最近ライブではちょっと下がって控えめに見てたり、中盤辺りで軽く踊ってたりすることが多かったけど、この日ばかりは最初から全力で踊りまくった。まぁTHE MUSICのライブだから最後じゃなくても大人しく見てるなんてことはないんだけど。

この日のセットリストは1stからの曲が多かったな。個人的には彼らの3枚のアルバムのうち1stが最高だと思ってて、2nd以前の曲はカップリングも含めて全部やってほしいと思うくらいだったので、このセットリストは嬉しかった。でもそれって過去を超えられなかったみたいな感じもあって、あとから思い返してちょっと寂しい気もしたな。2ndを聴いた時、悪くはないけどちょっと違うかなと感じて、3rdはいい曲もあるけど全体的にはイマイチかなって思ってたし、解散を知ったときは寂しかったけど同時に少しだけ「まぁ仕方ないかな……」という気もしたのは確か。

そうは言っても次回作の期待もしてたし、もっとライブ見たかった。この日の総決算って感じのステージは最高だったし。彼らのライブを見るのは、これが3回目。THE MUSICといえばFUJI ROCKってくらいFUJI大好きで何回も出てるけど、俺が見たのはサマソニとワンマンが2回。どれも良かったけど、1度は苗場で見たかったってのはちょっとあるかな。MCでロブがフジに来る人ーって訊いたとき「行けねーから今日が最後だよ!」って叫んでる人がいたけど、おれもー!って叫びそうになった。

MCでは会場からの声に気さくに反応したり、ギターを持ってきたローディーのハゲ頭に何故かキスしてみたりと上機嫌な様子のロブ。終盤は「日本には10年前から来るようになって最後のツアーでまた来ることができた。みんなには本当に感謝している」とロブが言うと、続く「The People」で盛り上がりは最高潮に達し、最後は「Bleed From Within」で本編終了。程なくして再びステージに登場すると、アンコールではインストの「Walls Get Smaller」を披露。その後4人がステージを去ってスタッフが片付けを始めても、なかなか拍手が止むことはなく続いてたけど、結局これが最後に聴いたTHE MUSICの演奏になった。

どんだけ拍手をしたところで、もうメンバーはでてこないと分かっていても、後ろ髪を惹かれつつ会場をあとにした。欲を言えば「Disco」が聴けなかったのと「Drugs」のサビをオクターブ下げて歌ってたのが残念だったなぁ。声出ないなら別の曲にすりゃいいのに……。

セットリスト
  • The Dance
  • Take The Long Road And Walk It
  • The Truth Is No Words
  • Freedom Fighters
  • Fire
  • Human
  • The Spike
  • Welcome To The North
  • Drugs
  • Too High
  • Strength In Numbers
  • Getaway
  • The People
  • Bleed From Within

アンコール

  • Walls Get Smaller

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