SUMMER SONIC 2010

2日目

2010年8月8日(日)

朝8時とは思えない強烈な日差しを避け、メッセに入ってから開場を待つ。入場行列がはけきったところで中に入ってマウンテンステージへ。今日の1発目はSupe。以前 iTuens Store の無料シングルで聴いたときになかなか良かったんで楽しみにしてたんだけど、期待してた程では無かったかな。景気付けにモッシュピットで軽く遊んできたけど。

ボーカルが「朝から回ろうぜ!」なんて煽ってたけど、客は暴れるだけでサークルは出来てなかった。サマソニでサークル見たこと無い気がするんだけど何でだろう。そのあとのウォール・オブ・デスやろうぜって煽りには素直に乗っかったくせに。人数が少なかったから大したことなかったけど、ウォール・オブ・デスって怖いから好きじゃないのよねぇ。

Supeが終わるとマリン側に移動して、アイランドステージにて神聖かまってちゃん。生で見るのは初めてだったけど、多分普段に比べたら大人しかったんじゃないのかな。とはいえ、流石にすんなりは行かなかったけど。

まずは開始時間少し前に、の子がパソコンを持ったままステージに出てきそうになったけど引き返してどこかへ。時間が来てメンバーがステージに上がる中、の子は行方不明。メンバーが呼ぶがなかなか出てこず、しばらくして登場するも、おそらくニコ生で中継中のパソコンを持ったまま登場したのでスタッフが慌てて回収。抗議するの子に、別のスタッフが小学生をなだめるように両腕を掴んで説得。

そのあとも酔っぱらって何言ってるのかよく分からないmonoとグダグダの言い争いをしてから、ようやくスタート。1曲目が終わったとこで、浴衣を着てるドラムのみさこに対してmonoが「ちょっと(テンポ)速かったんじゃないか? そんなもん着てるからまともに叩けないんだろ」などと文句を言ってたけど、最後には折角だからそれ見せた方がいいだろうと、前に出てこさせてた。

ただそのあと、何の曲やるんだっけ? どうする? などと、またしてもグダグダになったあと、の子が強引に決めて「ちりとり」でフィニッシュ。の子は何回か下に降りてきたけど、特に何もなく平穏に終わった。

演奏してるとき以外終止グダグダで、見ていて何とも言えん気持ちになるな。

県境

かまってちゃんが終わったあとはメッセに帰る道すがら、キャンプエリア内にあるステージ、リバーサイドガーデンに立ち寄ってナオト・インティライミのステージを鑑賞。これ良かったなぁ。

キャンプエリアの奥にある小さなステージの前でみんなが座って待っていると、キャンプエリアの入り口の方からギターを抱えて笛を吹きながら本人登場し、そのままステージに上がってスタート。本人曰く、人が少なかったから集めながら来たんだそうで。ハーメルンの笛吹きか。

曲も良かったけど、トークが面白くて客乗せるのがうまい。世界1周28カ国を旅した経験のある人なんだけど、その国名を一気に全部言い切ったのは凄かったな。オープニングのトークで完全に客を掌握してたわ。

1曲目は、世界を旅した経験から作ったという曲。国境が無くなって県境みたいに気軽に行き来できるようになれば、みんな仲良くなれるだろうと思って作った曲。「では聴いてください『県境』……違う違う、そんなタイトルじゃないよ」と、小ボケを挟みつつ「How many times !?」を披露。いい曲だったな。県境ってタイトルも悪くないと思うけどね。

小さいステージだったから、より一層一体感があって楽しかった。みんながジャンプしたとこで砂埃だらけになったのがちょっと鬱陶しかったけど。

チキチキ

メッセに戻ったところで、フジロックで相部屋だったYさんから電話。Yさんも今メッセにいるとのことだったので合流した。軽く話をしたあとは一緒に BIGELF を鑑賞。事前に調べたときに良さそうだったから見てみたけど、期待通り良かった。盛り上がってたけど、ボーカルがMCで客を煽ったときに英語が伝わらなかったせいか客の反応がなくて苦笑いしてたな。

終わったあとはYさんと別れ、腹ごしらえ。フェスと言えば大体食いもんの店でかわいい女の店員に出会えるもんだけど、今回は無かったな。それが残念だ。

食欲を満たしたあとはマウンテンステージでひたすらダラダラ。MICHAEL MONROE を寝ながら聴いたあとは、HOLE登場。聴いたこと無いし思い入れは無いんだけど、コートニー・ラブはとりあえず見てみたいなと。

始まった時フロアは大入りだったんだけど、終わる頃には結構空いてた。俺みたいに、とりあえずコートニー見たいって人が多かったのかな。個人的には、そういうの抜きにしても普通に良かったと思うんだけど。ま、そういう俺も半分寝ながら聴いてたんだけど。ストーンズの「Sympathy For The Devil」のカバーなんかやったのが、個人的には意外だったな。そういうのやるんだって。

本人は常に機嫌がいい感じで、「ワカラナーイ チキチキ」と謎の言葉を何回も言ってた。チキチキって何?

更にマウンテンに残ってSLASH featuring MYLES KENNEDY。これも良かったなぁ。当然スラッシュもいいんだけど、ボーカルのマイルズ・ケネディが凄い良かった。いい声してるわ。ガンズの曲もいっぱいやったんだけど見事に歌えてたし。

演奏したガンズの曲は「Night Rain」「Civil War」「Rocket Queen」「Sweet Child O’ Mine」。あとVelvet Revolverの「Sucker Train Blues」と、もう1曲なんかやってた気がする。更に「Paradise City」に、B’zの稲葉もゲストで登場したらしいんだけど、その前にスティービーを見るため退場したんで見れず。

結果から言うと、スティービーが始まるのが20分近く押したので最後まで見る余裕があったんだけど「Rocket Queen」がスラッシュのギターで聴けただけで良しとしよう。あの曲のリフたまらん。

ただ、ソロとして来てるくせにガンズばっかってのは、どうなんだろうかと。もっと自分の曲やればいいのに。

スティービー降臨

マリン前では、スタンドいっぱいだけどアリーナ空いてるよっていうアナウンスをしてたんだけど、そうは言っても3階席はどこか空いてるだろうと行ってみたら見事に満杯。仕方ないので通路に腰を下ろして待機。開演時間を20分程過ぎて、アリーナも人で埋まってきた頃、遂にメンバー登場。

準備の整ったステージに響き渡るハーモニカ。歓声がスタジアムを埋める中、舞台袖から STEVIE WONDER 登場。

ハーモニカを吹きながらゆっくりゆっくり中央のピアノに向かい歩いていく。ただそれだけで醸し出す貫禄。1時間10分程の短めのステージだったんだけど、誰もが知ってる有名な曲ばっかりで濃い内容だったなぁ。

中盤の「Free」では、まさに自由で縛られないといった感じの楽しいコール&レスポンスを展開。すると舞台袖からスティービーの息子が登場して隣に腰掛け「My cherie amor」で共演。最初は遠慮がちに歌ってた息子だけどいい声してたなぁ。流石スティービーの息子。

更に「Sir Duke」「I just call to say I love you」「Superstition」などを立て続けにを連発し盛り上がりも最高に達したところでラストは「Another star」。間奏では大所帯の長いメンバー紹介を挟んでから「Happy Birthday」をみんなで合唱。曲数増やす為か、フルコーラスやらないでメドレー的に次々演奏していって、もう出し惜しみ無しで詰め込みましたって感じ。

最後はメンバーが演奏を続ける中、観客に挨拶をして退場。パーカッション隊が最後までステージに残って演奏を続けてたんだけど、暫く演奏したあと、ステージ袖のスタッフにそろそろ終われって合図されて終了。それと同時に恒例の終わりを告げる花火が打ち上がった。アンコールがありそうな雰囲気だったんでちょっと残念だったかな。まぁでも、あんだけいろいろ聴かせてもらえたら大満足です。なんたって生スティービーだからね。

最初の電車停止のせいですっかり予定が狂ってしまったのが悔やまれるけど、終わり良ければ全て良しってことで。

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