LOUDPARK 09

別にメタラーではないんだけど、ラウドパークはどんな感じなのか一度見てみたいと思ってたんですよ。1日中ヘビーな音に満たされる空間ってのがどんなものなのかなって。しかも今回はゴッドだの帝王だの豪華面子揃い。とは言え聴いたことないバンドばっかなんだけど、ものは試しという事で行ってきました。

結論から言うと、ほぼハズレなしで予想以上に良かったし、予想以上に凄まじかったです。聴いてるだけで疲れる。

1日目

2009年10月17日(土) 幕張メッセ

入場したらまずクロークの袋購入。その時点でサッシャの前説が始まってたので、荷物預ける前に一先ず中へ。やっぱ頭のMC聞かないと始まった感が薄いんだよねぇ。

1発目はBLESSED BY A BROKEN HEART。アゲアゲでトップバッターだな〜って感じでしたね。途中で抜けて物販に荷物預けにいってたけど、聴こえてくる音は楽しそうでした。

ボーカルが上半身裸で腰の浅いパンツ履いてたんだけど、フロアに降りてきて前の柵に乗っかった時、警備にパンツ掴まれてケツ見えかけてたのが面白かった。

今回はメインステージが2つにサブステージが1つなんだけど、メインが左右に並んでて交互に演奏するスタイルなので、空き時間が短い。1組目が終わって、客移動の流れが落ち着いたくらいに、早くも隣のステージに2組目のSTEEL PANTHER登場。

公式サイトで見た時、そのビジュアルに度肝を抜かれて気になってたバンド。一体どのタイムマシーンに乗ってきたんだと言いたくなるくらいの80年代なビジュアル。軽い受け狙いでやってるんじゃなくて、全力で本気な感じが素晴らしいです。

曲も見た目通りの雰囲気なんだけど、古くさいって感じじゃなくてカッコ良かったですね。1曲目から、もうラストかと言いたくなるくらいの長いアウトロで会場を盛り上げてて笑った。このままの路線で突っ走って欲しいですね。

STEEL PANTHERを途中で抜けて、気になってたLIV MOONを見るため、サブステージに移動。元宝塚の人という事で興味津々だったんだけど、正直いまいちだったかな。

ヘビーサウンドにオペラ風のボーカルが乗るってのはいいと思うんだけど、ボーカルがちょっとアニソンっぽくて迫力に欠けた。アニソンが悪い訳じゃないけど、ロックやメタルって感じじゃなかった。多分CDで聴く方が良いんだろうなぁて感じ。

暫く見てみたけどパッとしないので、OUTRAGEを見にメインステージエリアへ。OUTRAGEは爆音で、ラウドパークの洗礼を受けた気がしましたね。カッコ良かった。

次は隣のステージでFIREBIRD。ブルースロック、ヘビーなリフ、3ピース。完全にツボでした。今回のメンバーの中ではかなり異質で、客の盛り上がりも微妙だったけど、最後にはギター置いてハーモニカ吹いちゃったりして最高でしたね。

ただ、演奏中に隣のステージでセッティングしてたんだけど、嫌がらせかと思うくらい何回も照明ピカピカさせたり、マイクチェックの音が聞こえてきたりして最低でしたね。どう考えても、あれはおかしい。何考えてんでしょうか。

次はLOUDNESS。中学の頃、高校生の兄がファンでラウドネスかっこいいみたいな話をされた事はあるんだけど、当時の私はメタルなんて興味なかったんで全く聴いてなかったんですよね。それが今はラウドパークですからね。何か、俺も歳をとったのかなぁなんて感慨深く聴いてしまいました。

途中で抜けて飯食った後は、サブステージへ移動。目当てはツェッペリンのコピーバンド LED ZEPAGAIN。サマソニでレジェンドオブロックを見て、コピーバンドは侮れないということを知ったので、実はこのバンドが1番楽しみだった。

サマソニで見た日本のZEPコピーバンド Mr.Jimmyも良かったけど、こちらも流石の完成度。離れて見たら見た目も似てるし、ジミー・ペイジが認めた(らしい)実力は伊達じゃないですね。ボーカルも、ロバート・プラント全盛期のハイトーンとまではいかなかいけど声に似てたし。ちなみにMr.Jimmy同様、喋りだすと普通のおっさんなのがコピーバンドらしくて面白い。

セットも濃かったし、「Heartbreaker」のギターソロもかっこ良かったし、「Black Dog」とか「Stairway To Heaven」とかみんなで歌って最高に楽しかったです。

終了後すぐさまANTHRAX直行。カッコ良かったし盛り上がってたけど、盛り上がりが思った程ではなかったですね。ステージ右側エリアのやや前方まで行ってみたけど、微動だにせず見てるだけの人が多かった。左側のエリアではサークルピットが出来てたりして盛り上がってたけど。

この日は他のバンドの時も、全体的に客が大人しかった気がしましたね。前の方は盛り上がるけど、ちょっと後ろに下がるとただ見てるだけって人が多かった。演奏が終わるとイェー!とかなるけど、演奏中は体でリズム取るような事もなく微動だにしない。これがメタラーの特徴なんですかね。逆に落ち着いてるみたいな。

終わった後は、そのまま残ってARCH ENEMY。やっぱり生で見ても、あの容姿であのデスボイスってのは不思議な感じ。カッコいいけどね。初めて聴いた時は、この声が女?んなアホな、って思ったもんなぁ。

この日はFIREBIRDとLED ZEPAGAINですっかり満足してたので、あとは流して見ようと、クロークから荷物を出して一休み。

暫くしてからサブステージのPOISON THE WELLを見に行ってみたら、これがウドーミュージックフェスティバルを彷彿とさせる人の少なさ。一応このステージのトリなんだけど、1発目のLIV MOONより少なかったと思う。演奏とか悪くないんだけど、完全にメインステージに客吸い取られてる。

暫く後ろで見てたんだけど、あまりに人がいないので試しに前まで行ってみると、広々とサークルピットを楽しむ集団を発見。荷物があったから、ちょこっとだけ参加したんだけど楽しかったです。伸び伸びしてて。ま、その伸び伸びが逆に切なかったりするんですけどね。スカスカどころか、人がまばらでしたから。

終了後は当然のように更に人が減ったんだけど、残った人でアンコール要求。結構続けたけど無しでした。残念。個人的には例え客が1人でもあのアンコールには応えて欲しかったなぁ。

片付けに入ったサブステージ前を離れると、客を吸い取った張本人であるMEGADETHに直行。確かにカッコいい。でも僕はPOISON THE WELLを応援したい。

ラストはメタルゴッド JUDAS PRIEST。正直、特に思い入れはないんだけど、折角だから1度は見ておきたいでしょう。佐渡島に鴇を見に行く、みたいな感じです。

とまぁそんな気持ちで見てたんだけど、ロブ・ハルフォードのボーカルは凄いですね。あの歳でよくあのシャウトが出来るなと。想像以上に良かったです。ただ、1曲終わるごとに一旦舞台袖に引っ込むのを見てると、ロブが3人くらい居て交代してるんじゃなかろうかと思えてくる。

「Breaking the what?」「Law!」のコールも参加出来たし、アンコールのバイク登場も見れたし満足です。

ちなみに、MCサッシャの舞台裏Twitter情報によると、今回ロブが乗ってたバイクは舞台監督の私物で八王子ナンバーだって。メタルゴッドが八王子(笑)。

混雑を避けるため、終わり切る前に退場。幕張駅北口の漫画喫茶に直行して、耳鳴りを子守唄代わりに就寝。1日目終了です。

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