SWEET LOVE SHOWER 2011

今年も例年通り友人と二人での参加。初日はずっと雨で少し寒かったけど、2日目は曇で過ごしやすかった。今までで一番のんびり過ごした気がするな。

1日目

2011年8月27日(土)山中湖交流プラザ きらら

自宅から会場まで車で2時間弱の道のり。あと30分ということろで駐車券を忘れたことに気づく。さすがに取りに帰ることはできないので、会場近くの公式じゃない臨時駐車場に止めることにしたんだけど、これが会場の入口近くで、下手に公式駐車場の離れたところに止めさせられるよりは全然良かった。

会場は霧雨が舞い、時折雨脚が強まる不安定な天気。オープニングアクトをパスして車の中でしばらく様子を見てから、とりあえず軽めの雨装備で会場入り。前日から雨が降っていたせいで会場の地面は田んぼ状態。SLS名物の気球は運転停止してた。雨だとダメなのか。

開演時間が来るとステージ横の巨大モニターに「60」という数字が現れ、開演を告げるカウントダウンムービーが流れだし、会場が徐々に盛り上がっていく。この映像がさすがSSTVって感じでかっこ良かったな。

カウントダウンが終わり登場した本日1組目はエレファントカシマシ。少し雨が強まる中、宮本さんはいつものように豪快にバケツの水をかぶり一言「お湯だと思ったら水じゃねーかエブリバディ」。寒さのせいかエブリバディの使いどころおかしくなってきてる。「もうちょっと後にすればよかったかな……」っていってたけど、雨の中風もあったし寒そうだったな。ってかエレキギター下げたまま被ってたけど、いいんだろうか。

最後はシャツのボタンを引きちぎりながら「ガストロンジャー」を熱唱して終了。雨が強くなってきていたので、飯を買い込んでから一旦車に戻って昼食。飯を食い終えたところで、ちゃんとしたレインウェアに着替えて会場に戻ろうとしたけど、結局ダラダラ過ごして軽く昼寝なんかもして、遠くから聞こえてくる音を聴きながら1時間くらい車内で過ごした。

すっかり休んでスッキリしたところで、フォレストステージの黒猫チェルシーから復帰。久々に見たけどやけにおとなになってて別のバンドか、って感じだったな。前見たときはまだ学ラン着てたのにヒゲまで生やしちゃって。なんかもう親戚のおじさんの目線……。

今回の会場は前回と同じくメインステージ2つにサブの小さめのが1つ。んで、超小さいのが1つの4ステージ制。サブのフォレストステージはレイアウトが変わって見やすくなったけど、相変わらず会場との動線が細い橋1本ということでつまりやすい。こればっかりは橋増設するわけにもいかないし、どうにもならんね。

黒猫チェルシーを微妙に早く切り上げてMt.FUJIステージの清竜人に移動。一向に上達する気配のないMCで、ほんわかとしたステージ。ほんわかしすぎて最後は客も演者も帰っていいのかどうか迷うという、フワーとした感じで締まりなく終了。ま、曲は良かったけど。ってか今回もほとんどTOKIEさん見てたけど。

続いてはレイクサイドステージでGRAPEVINE。今日はわざとゆっくりした曲ばっかやるんでと宣言すると「スロウ」や「光について」など通好みな感じの選曲でステージを展開。「最後まで盛り上げへんぞ」なんて言ってたけど、ゆったりしたテンポながらも音は熱く、しっかりと盛り上げて終了。最後に個人的に1番好きな「Everyman,everywhere」が聴けて嬉しかったな。

相変わらず強くなったり弱くなったりを繰り返しながら振り続ける雨の中、再び車に戻ってダラダラタイム。車に戻りながらフォレストステージで演奏中の長澤知之が聴こえてきたんだけど、結構良かったな。でも一度味わった楽から逃れることはできず、そこから先はひたすら車内でダラダラ。

今日1日だけ

またしても1時間ほどダラダラしたあと、BRAHMANで復帰。今までだらけた分を全部取り返そうと真ん中のモッシュピットに突撃してきた。もうとにかく最高だったな。まずは荘厳な曲と共にオープニングの映像が映しだされる。映像の中には脱原発を歌えるような内容も盛り込まれた映像が終わると始まった1曲目は「ANSWER FOR…」。

一気に曲が加速していく後半でTOSHI-LOWが早速ダイブ。曲が終わると、そのまま人の上に立ち上がり静かに語り始めた。「見てる人だけに寒い思いはさせないよ。倒れても…泥食っても…這いつくばっても……。俺たちBRAHMAN、始めます」

何なんでしょう、このかっこよさ。間違いなくTOSHI-LOWが抱かれてもいい男No.1にランクインしたところで2曲目「THE ONLY WAY」がスタート。人の上でもみくちゃになりながら歌うTOSHI-LOW。おれの目の前まで来たけど、TOSHI-LOWの体から発せられる熱気が凄かったなぁ。

ステージに戻ったあとも次々と休むことなく、いや休ませることなく演奏を続け突っ走る。いったい何曲やったのか記憶にないけど、持ち時間も終盤に差し掛かったところでやっとブレイク。

震災のあと、すぐに支援行動を起こし今でも続けているBRAHMAN。SSTVとは、その頃から共に現地入りしたりして同じ釜の飯を食ったりした縁があって今回のオファーを受けたとのこと。それに対してTOSHI-LOWは「あんま考えなしに出ますって言ったんだけど、木村カエラ、BRAHMAN、岡村ちゃんって並び、おかしくね? 今気づきました」とタイムテーブルの並びについて疑問を投げかける。

「いや、1つ1つはいいんだけど……シュークリーム、つけ麺、濃厚チーズケーキ…みたいな。食べ合わせがいいんだか悪いんだか…」って。昔はMC自体することもなかっったのに、今やこんな砕けた話もするようになったとは……。会場が和んだあとは、真面目な話も。

「明日のことはわからないけど、今日1日、こうやって音楽が好きな人の前で歌えること感謝してる。明日のことは明日の自分が心配してくれる。だから今日1日……難しいけど、たった今日1日を懸命に生きればそれでいい」と、まぁ詳しい内容は思い出せないんだけど、今日1日だけ生きてばいいって言葉が印象的だったなぁ。

最後は「変わらない日常。変わらない世界。変わらない自分。本日、晴天の……」そう呟いて「霹靂」を演奏。圧巻のステージだった。どういうわけか、BRAHMANのときだけ見事に雨が止んでたのも印象的だった。

岡村ちゃん登場

フラフラになりながらフォレストステージに移動してThe Mirraz。初めて見たけど、なかなか良かったな。CDは買わないけどフェスとかで見るにはいいって感じ。

そしていよいよ1日目も大詰め。ラストは岡村靖幸の登場。岡村ちゃんといえば、昔「だいすき」のPV見て気持ち悪い!と思って以来、全然接点なかったんだけど、こんな機会でもなきゃ見ることないだろうから前まで行って見ることに。これが凄い良かった。

待ちきれないファンの手拍子やら靖幸コールが起こるなか、暗転したステージに、セルフカバーで生まれ変わった「どぉなっちゃってんだよ」のイントロが流れだしてバンドメンバーがつぎつぎとステージに登場。もったいぶるように長いイントロで徐々に盛り上がっていく会場に、スーツにメガネで冴えないサラリーマンといった風貌の岡村ちゃん登場。

久々のステージでちゃんと歌えたりするのかと思ったけど、初っ端から「スペースシャワーカモン!」と煽りまくりの踊りまくりで岡村ちゃん節全開って感じ。演奏もノンストップで次々と展開していって、ほんとにブランクを感じさせない完成度。

最後は「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」「だいすき」と立て続けに披露して早めに本編終了。アンコールではネクタイを外して赤いシャツに着替え、大人の雰囲気にチェンジ。アンコールというよりも2部構成といったところか。メドレーで何曲かを披露すると、最後はありがとうございましたと深々お辞儀して退場。有名曲をなんとなく知ってる程度の認知度だったけど楽しかったなぁ。また見たいわ。

ちなみに途中で何度も「OK!スペースシャワーカモン!」って煽ってたけど、スペースシャワーは主催者側です。

終了後はTHE BAWDIESのクロージングDJをチラッとだけ見て帰宅。人いっぱい集まってたけど足元グッチャグチャだったから、あんま動けなかっただろうな。

“SWEET LOVE SHOWER 2011” への2件の返信

  1. 今年SLS参戦2回目の者です!
    少しお聞きしたいのですが、1日目の非公式駐車場に停められたのは何時頃でしたか?あと、その駐車場の名前も教えていただければありがだいです!
    公式の駐車券を予約し忘れていて、見事に売り切れていました(泣)
    車で行くのは初めてなので、何時頃に到着すれば非公式の駐車場に停められるのかが知りたいです。よろしくおねがいします。

    1. はじめまして。
      最近はSLS行ってないので、あくまで数年前の情報ということで参考までに。

      会場周辺はいろんなとこが臨時駐車場として店開きしてて会場から少し離れたとこにもあるし、停めるだけなら昼くらいに行っても大丈夫なんじゃないかなという気はします。近場に止めたいなら早めに行くに越したことはないですが、わたしが行ってた時はオープニングアクトやってるくらいの時間でまだ大丈夫でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です