三宅伸治BAND、2010年1発目のライブという事で「NEW YEAR 2010 ROCK PARTY」ってタイトルがついてたんだけど、特に新年だからって感じの演出もなく普通のライブでした。伸ちゃんの普通のライブってことは、最高に楽しいライブってことですね。
2010年1月24日(日)新宿JAM
会場の新宿JAMは、今年30周年という老舗ライブハウス。初めて行ったんだけど、言われなくても老舗と分かる感じで年期入ってましたね。サイケデリックなイラストが壁一面に描かれた階段を下りた先にあるフロアは、天井が低くて隠れ家的な印象。伸ちゃんも、天井低くてパンクバンドとかどうしてるんだろうなんて言ってたけど、一カ所頭ぶつかって凹んだような跡があったな。
フロアはさほど広くはないけど、後ろの方に椅子が置いてあったんで、まずは座って前座のザ・ラヂオカセッツをゆっくり観賞。
ラヂオカセッツは、名前を聞くのも初めて。結成5年でボーカルは24歳ですって。曲は良かったけど、全体的にどこか自信なさげな印象だったな。特にボーカルが歌にしろギターにしろ、どこかおっかなびっくりな感じ。本人が実際どうかは別としてね。後半は調子に乗ってきた感じだったけど、そんな印象を受けたんで聴いててちょっと落ち着かなかったかな。
終了後は、眠くてしょうがなかったんで転換時に軽く寝て、スッキリしたところで三宅伸治BAND登場。ベースの高橋Jr.はカウボーイスタイル。そういうイメージ無かったのと、サングラスのイメージが強かったんだけど、それもしてなかったから、一瞬誰だか分からんかった。
今回はカバーを何曲もやったり、音源化されてない曲や新曲もあって、今まで見てきた伸ちゃんのソロとは、また違った感じを楽しめました。
1曲目「BLUES’N ROLL」のギターソロでは、早くもフロアに下りてきて(といってもステージは20cmくらい高くなってるだけなんだけど)、私の目の前の空いてる椅子の上に立って演奏。一直線にこっちに歩いてきたからドキドキした。
序盤でやった音源化されてないっていう曲は「Soul Man」っていうらしい。この日は他にもオーティス・レディングのカバーを2曲やったりして、本人も言ってた通りソウルが多かった。でも出来たばっかりだって言う新曲はロックンロールの王道って感じで、本人が言った通り「オリジナルらしくないオリジナル」でした。
ちなみにオーティスのカバーはのうち1曲は、さっき練習したばかりだって言ってた。当然のように歌詞は日本語訳。
本編を「雨上がり」、そしてアンコールを「たたえる歌」で締めると、2回目のアンコールではまたしてもソウルのカバーを披露。ここでは一旦引っ込んでからコートを羽織って再び登場するという、あの演出もやってた。つくづく清志郎への愛を感じる。
最後は「JUMP」。みんなでジャンプしながら、こうやって清志郎は生き続けてくんだろうなぁと。他の人が雨上がりとか歌ってるのは何回も聞いたけど、そういう風に感じたのはこの日が初めてで、、胸が熱くなった。