2009年12月12日(土)Shibuya O-EAST
フラカンのシリーズ企画。ゲストはスピッツと2人ピーズ。フラカン20周年のお祝いという事で、ネタ満載のアホみたいに楽しいライブでした。
まずはフラカン4人が登場して前説。圭介が事の経緯を説明しようとしたんだけど「あれは去年だっけ? ん? 一昨年?」と全く的を射ないので、マエさんが「いいよ、俺が説明するよ」って分かりやすく説明。スピッツの20周年ライブにフラカンがゲストで出た際に圭介が、フラカン20周年の時はスピッツに出てもらおうって冗談半分で言ったら、その次のイベントの時に打ち上げでマサムネさんが出ますよと自ら言ってくれたんだと。
その後のスピッツのMCによると、酔ったマサムネさんがフラカンとこのグループに入っちゃって、帰ってきた時には出る事になってた、ということらしい。酒の力か。
竹安さんの「今日は楽しむぞ!」という妙な張り切りを聞かせてもらったところで、スピッツが呼び込まれて登場。ギターのテツヤさんはオーバーオールを着ている。さすがに下は裸じゃないけど。
スピッツはテレビとかで流れてるの以外に聴いた事ないんだけど、思ってたよりも格好良かったですね。やっぱマサムネさんは良い声してますな。
途中、竹安さんを呼び込んでフラカンの「靴下」をカバー。始める前のトークでマサムネさんが、事前にMCどうするか聞いたら、竹安さんは喋らないキャラ設定だそうでって。キャラ設定だったのかよ。
歌の方は、マサムネさんでも高音がきついみたいだけど、違和感無くハマってました。前半のギターソロをテツヤさんが控えめにこなすと、後半のギターソロは竹安さんがガッツリと長めに演奏。演奏終わりでステージ去るときに、ベースの田村さんが握手しようと手を出したのに竹安さんは気づかずスルー。あわてて田村さんが追いかけて連れ戻してきて握手してた。
スピッツのステージ終了後に圭介とマエさんが登場してスピッツとのトークがあったんだけど、まず聞いたのが「うちの竹安はギターソロ長過ぎませんでしたか?大丈夫ですか?」。圭介は「靴下」カバーが良かったからと言って、ロビンソンと交換してくれと言い出す始末。
その後も、いつもの調子で喋りまくる2人に「ライブ前なのにこのテンションなのが凄いね」とスピッツ側から突っ込みが入る。あまりの饒舌ぶりに、スピッツのツアーに2人が司会として一緒に回ってくれと言われてた。
続いて、はるとアビさんの2人ピーズ。ずっとステージ左隅で話をしてたんだけど、マエさんが「あちらです!」とステージ反対側を指すと、ステージ脇にある小さな小さなサブステージに2人が立っていた。しかも2人ともオーバーオール。
いつもはマエさん側である左側にいるんだけど、この日は何となく右側にいたのが功を奏して、まさかの目の前。2人が立つのにちょうどいいくらいの大きさのステージで、はるは「シンちゃんがピロウズのツアーでいないので、この有様です」だって。2人ということで、はるもギターを持ってる。
先ほどのスピッツに続いて、こちらもフラカンをカバー。「発熱の男」を原曲キーでやったんだけど、高音過ぎて後半ほとんど絶叫だったな。でも曲の雰囲気は合ってた。
MCでは、お互いのオーバーオール姿を見て、はるがアビさんのムキムキっぷりに笑い、アビさんははるの胸板の薄さに笑ってた。はる曰く、ブルーワーカーの使用前・使用後。
終了後のトークでは、マエさんもオーバーオールに着替えて登場して、狭いステージ上におっさんが4人いて3人オーバーオールという異常な光景。マエさんが、また一緒にやりましょうと振ると、そうねと渋く返すアビさん。何その二枚目キャラはと突っ込まれてたけど、これはただの伏線でした。
その後フラカンのステージにゲスト参加したアビさんは、オーバーオールではなくリーゼントにグラサンで、袖にはヒラヒラが付いたエルヴィス・プレスリーのコスプレ。マエさんと圭介は爆笑しながら「ズルイ!」を連発。明らかに書いているもみあげを突っ込まれると「書いてねえよ。もみあげだよ」と二枚目キャラで押し通す。そんなアビさんの勇姿はピーズのブログで。
そのまま「はぐれ者讃歌」を演奏。強烈な爪痕を残してアビさんは退場。つづいて「深夜高速」やったんだけど、アビさんのせいで感動薄かったなぁ。
MCでは、既に喋り疲れたと言いつつも、当然のように黙る気配は無し。イオンに行ったときにニルヴァーナの Smells Like Teen Spirit がインストで流れてたという話で、一人盛り上がる圭介。それをさておき、ライブ告知の話をするマエさん。
20周年企画でワンマン2Daysシリーズをやってるんだけど、その第10弾を恵比寿でやると発表。実は2Days×10本で20周年の20にかけてるんだという説明をしたのに、圭介は曖昧な相づちを打ったあと「え?意味分からなかった。何?」だって。
だからぁ、とマエさんが全く同じ説明をもう1回やったのに、結局「あぁ」って。あからさまに興味が無い様子。「こういう話は興味ないのか。イオンとかの方がいいのか」とマエさん。マエさんは、完全に保護者ですな。
アンコールでは出演者全員登場して「真冬の盆踊り」。マサムネさんは何故かトナカイの被り物で登場。草野マサムネがここまでやってるというのに、あいかわらずプレスリーのままのアビさんにはかなわない。あの格好でステージの真ん中に立ってると、完全にアビさんメインの企画にしか見えない。「俺、フラカンとの対バンに掛けてんだよ」って、力の入れどころが間違ってるけどね。
挙げ句ギターも持たずに踊ってるだけだし、はるは裸にオーバーオールで冷えちゃってお腹が痛いとか言って、まともにマイクの前にも立たずフラフラしてるし。ピーズ自由過ぎるw
曲の途中で、フラカン対スピッツのベースバトル、ドラムバトルがあったんだけど、最後のギターバトルの時に、手ぶらのアビさんも参加したくなったらしく2人に絡んでいくと、竹安さんがギターを貸し出し。いざギターを持ってどうするかと思ったら、自分に酔ってるギタリストって感じで、体そらせて「ギュイーーーン!」って1音鳴らすだけ。しかも、何故かギターを持ってない圭介に向けてギュイーーーンポロンポロンって。
俺にアピられても困るんですけどって圭介が言ってもおかまい無しでギュイーーンって。「おたくの人どうにかしてよ。ズルいよ。3音しか出してない」と圭介が話しかける先では、はるが倒れて腹抱えて笑ってる。もう、やりたい放題。
盆踊り終了後は、客電も付いてスタッフも今日はこれで終了だって言ってるのに、みんな帰らず再アンコールを要求。しつこくやってると出てきてくれて、マエさんが「これで終わろうと思ってたけど、このままだとアビさんの印象しか残らないので、もう1曲やります」と「さよならBaby」を演奏。良かったんだけど、アビさんの印象は、そう簡単には薄れません。
もうとにかく最高に楽しかったです。今年一番声だして笑ったかもしれん。
あ、そうそう。開演前に話しかけてくれた女の子。最後中途半端な別れ方になってスイマセン。いや、ここ教えてないし見てる訳無いんだけど一応ね。無駄話に付き合ってくれてありがとうございました。