ガンズのワールドツアー。チャイニーズデモクラシー発売から1年以上経ってるけど、一応これがレコ発ツアー。感想は……、何とも言いがたい感じですね。
トータル3時間半を超えた盛りだくさんな内容に文句は無いんだけど、音響とか環境が悪くて個人的に不完全燃焼でした。前回の来日公演の内容も個人的には煮え切らなかったし、ガンズとは相性悪いのかな……。
2009年12月19日(土)東京ドーム
16時開場・18時開演のところ、16時半頃会場入り。入場してまず驚いたのが席の場所。今回はS席からC席までチケットが出てたんだけど、A席の私は2階席の1番後ろ。ステージほぼ正面なんだけど果てしなく遠い。もはや神の目線ですよ。俺はデレクターかと。
1時間程、読書で暇つぶししたところで、前回の来日公演時と同じ前座のムック登場。まだ客席ガラガラで、客電も付きっぱなしのままなので、ほとんどBGM状態。そんな中2階席先頭で頭振りまくってる女の子のグループがいた。ムック目当てで来たんだろうか。残念ながらムックは20分そこらで終了。
前座に関しては、アクセルが前日にTwitterで、前座にもう1組「AK48」も出ると発言して、AKB48のことか?と物議をかもしたんだけど、どうやらそれは嘘だったのかジョークだったのか無かった。結局何だったんだ「AK48」って。
ムック終了後、てっきりそのAK48が出てくるもんだと思って気を抜いてたら、18時を30分少々すぎたところで暗転。早すぎるだろと疑っていると「Chinese Democracy」のイントロが流れ出して、本当に始まるんだとやっと確信。1時間2時間の遅延が当たり前のアクセルなうえに、先立って行われた大阪公演が21時過ぎにスタートということで覚悟してたんだけど、この日はあっさりスタートした。
早く始めてくれたのは嬉しいんだけど、いざ歌い始めると音の悪さにガッカリ。アクセルの声が全然聴こえないし、低音が籠っちゃってフロアの外に漏れてくる音を聴いてる感じ。前回もアクセルの声が出てなくてガッカリしたんだけど、やっぱりかと肩を落としていると、2曲目の「Welcome To The Jungle」の頭のシャウト1発で目が覚めた。声出てるじゃないかと。アクセル帰ってきた! と喜んだのも束の間、歌いだすとまた聴こえない。
最終的に3時間半の長丁場をステージ走り回りながらこなしたあたり凄いなと思うし、前回よりは声も出てたと思う。音のバランスも途中から改善されたのか後半聴きやすくなったけど、それでも1番後ろってのはやっぱ迫力に欠けていまいちだったな。私の周りにいた人も、かなり冷めてる感じの人多かったし。
ただ、途中から開き直って音が悪かろうが何しようがとにかく楽しむぞと気持ちを切り替えてからは、結構楽しかったです。周りが冷めてようが関係ないぞと。
そうは言っても、どこかスッキリしないものは残りましたけど。場所移ったら音が全然違ったなんて話を後から聞いて、余計悔しいなぁと。
アクセル上機嫌でとにかく盛りだくさん
内容は3時間半という時間を言っただけでも分かるように、とにかく盛りだくさんだった。これに関しては文句無し。Chinese democracy収録曲は、ほとんどやったし、AC/DCの「whole lotta Rosie」のカバーや、「Nice boys」なんていうレアな曲まで。
各パートのソロコーナーでは007のテーマ曲にピンクパンサーにQEEENの「We Will Rock You」。ベースの時に経っては、THE WHOの「My Generation」をベース自らボーカルを取って演奏。私はノリノリで一緒に歌ってたんだけど、周りはほぼ無反応だった。流石に知らんこともないだろうから冷めてたんだろうなぁ。
他にも「Rocket Queen」や「November Rain」あたりが嬉しかったな。あと「Knocking On Heavens Door」の合唱も良かった。
最後はやっぱり「Paradise City」。今までしらけた感じで座ってた周囲一帯の人も、この曲のイントロが始まった途端、一斉に立ち上がって盛り上がる。おせーよ! もう終わりじゃん!
曲の終盤、アリーナで赤い紙吹雪が大量に吹き上げられたんだけど、空調のせいか全部右側に流れてって、PAブースの左に吹き上げたのが全部PAブースに掛かってておもろかった。
アンコール終了後は、再び全員出てきてアクセルが感謝の挨拶。メンバー全員がステージ前に並んで大きく3回お辞儀して終了。前回のもそうだったけど、基本的にアクセルはいい人よね。