BAHO 20th Anniversary Tour ~ HOT TOUCH

会社を休んで行ってまいりました。いやー、面白かった。チケット買った時はBAHO LIVE TOUR 2009としか書いてなかったけど、いざ会場に行ってみたら入り口に「結成20周年 祝 馬呆成人 ハタチの出張 リサイクル会場」という看板。ここで初めてBAHO結成20周年記念ツアーである事を知って、これは濃い内容になりそうだと期待するとともに、長引いて終電を逃す覚悟を決めました。それにしてもリサイクルて。

2009年3月13日(金)ギャラクシティ 西新井文化ホール

物販でTシャツとパンフレットを購入して会場入り。席は1階7列目くらいの1番左端。スピーカーの前。出来れば後ろでもいいから真ん中で聴きたかったけど、まぁ見れればそれでいいです。

客の年代層が高い事は想定済みだけど、それにしても今日は高過ぎないかと思うくらい、おじいちゃんとかおばあちゃんとかいうレベルの人がやたら目につく。少なくとも、私の周りには同年代が見当たらない。すごいアウェー感。コンサートの最中も、途中で席を立つ人が多かった気がするけど、トイレ近いんだろうか。

第1部 研究家とマニアの前座

程定刻通りに開演。まずは会場にノリノリにRemixされた天才バカボンのテーマが流れ、それが終わると笑点のテーマ曲とともに緞帳が上がって、タキシードを着たマック清水さんが登場。どうやら本日のMCをやるらしい。

マックさんの挨拶とBAHOの簡単な紹介が済んだところで、BAHOの歴史を振り返るべく、まずはCharをよく知る方をゲストにお迎えしていますと、白衣を着たCharにそっくりなChar研究家、竹中尚人さんが登場。

ここからはもう一気にBAHOらしさ全開で、マックさんのことをいきなりサックさんと呼んでみたり、細かいボケやら小ネタがありすぎて、とてもじゃないけどいちいち書いていられませんw

竹中さんは、Charについていろいろと語った後、All Around Meを披露して退場。続いて登場したのは、タイガースのハッピやらユニフォームやらを着込んで謎のリュックを背負った石やんそっくりな、石やんマニアの石田長生(ながいき)さん。彼に至っては、マックさんが笑いを堪えるのに必死で喋れなくなる始末。

石田さんが愛しのジョージアを披露した後は、今日が初対面という2人がそろってBAHOの歴史を振り返りつつ、ベンチャーズや気絶するほど悩ましい、GEE BABYなど何曲かを披露。BAHOは石やんが右でCharが左が基本スタイルだけど、結成当初は逆だったということで、今回は竹中さんが左で石田さんが右。演奏は、とても初対面とは思えない息の合いかたでしたが、あくまでも本人ではないので、ただの完コピだと言ってました。

石田さんは、途中で何回も暑くなってきたと服を脱いでいったけど、脱いでも脱いでも下にあるのはタイガースのユニフォーム。しかも52番赤星。そして、何故か脱ぎ終わると、肉体の一部なのでとリュックを背負い直す。

いったい何が入ってるのかと思ったら、途中でリュックからBAHO結成当時のグッズである石やんモデルのキャップを取り出して、この前Charのイベントでやったオークションを真似したいと言う。竹中さんも偶然持ち合わせたというCharモデルのキャップを用意して、オークションならぬジャンケン大会がスタート。

ただ、基本はあくまでオークションなので、BAHOと勝負して勝った人にプレゼントではなく、購入権をプレゼントだそうで。

お客さん全滅でリセットが2回あり、いつ決まるんだと不安がよぎる中、3回目でようやく埼玉から来たという男性が購入権獲得。ステージに上がって今度は購入額を決めるためにBAHOの2人と勝負。2人に買ったら300円だったけど、竹中さんには勝ち、石田さんに負けて3000円ということになりました。2人に負けて3万円という地獄は見ずに済んで良かった。そのあとホントに3000円払って購入。このお金はCharが支援してるボランティア団体に寄付されるとの事でした。

こんな感じで、前座とは思えない盛り沢山な内容の第1部は、最後にHAPPINESSをやって終了。15分の休憩にはいるというアナウンスで一旦席を立つ人が沢山居る中、突如私の真横にあった入り口から、弁当売りのような箱を肩から下げたマックさんが登場。会場を歩き回ってパンフレットの販売を開始。

マックさん、今日は何でもやるな。

第2部 BAHO登場

赤いスーツのCharと、青いスーツの石やん。位置も第1部とは逆になり、マックさんも加わってベーシックな形に。

さっきまでの雰囲気とは打って変わって、MIDNIGHT SHUFFLEやPink & Blueなど数曲をクールにやったと思ったら、トークであっという間に演芸家BAHOの顔に。

今回は何をやってくれるかと思ったら、またかと思われるかもしれませんがと、進化したというベンチャーズを披露。ベンチャーズやるときは、毎回いろんな曲のフレーズを混ぜてくるけど、今回はこれが長かった。ベンチャーズだけで20分くらいやってたんじゃないかな。もっとかも。

歴史を振り返るという事で過去のネタの総ざらいて感じ。2人が交互に次から次へと、いろんなフレーズを織り交ぜ、挙げ句は水戸黄門の曲に小さい秋みつけたを繋げて「小さい黄門見つけ」たとか。もうベンチャーズ関係ねーじゃん!

もうやりたい放題やったあと、最後はベンチャーズに戻って、テケテケテケテケと決めるも、遂には手がネックから離れて伸びていき、自然と土俵入りの形に。西~、朝青龍~。東~、そのまんま東~の呼び声でフィニッシュ。テクニックもふざけっぷりも存分に堪能させていただきました。

そのあと、さらに3弦ギターも登場。今回は禁じられた遊びを後半のメジャーに展開するとこまで。高速の猫踏んじゃった。そして歌ものという事でストーンズのJumpin’ Jack Flashも披露。ただ、完全にスピーカーの前だったから、聞こえる音がモノラルっぽくて、いまいちステレオで楽しめなかったのが残念でなりません。前回見た時は真ん中辺りで聴けたから、もろステレオで面白かったんだけどなぁ……。

2部も終盤に差し掛かろうかという頃、お客さんの指摘で、Charの社会の窓が全開だったことが発覚。最初は、これはわざとだと開き直りつつも、しっかり閉めて一件落着。しかし、結構長いこと放ったらかしだったな。この日は、DVD用の撮影してるっていってたけど大丈夫だろうか。

2部の最後はCharがベースに持ち替え一般的な3ピース編成に。厚みを増した音でしっかり盛り上げて終わった後は、Charがステージからの去り際に、石やんのギターを手に取って、なんと前のお客さんにプレゼント。うわ、ホントに渡した!と思ったら、すぐにスタッフが出てきて回収してました。当たり前のような顔してあげてたのにw

アンコールは、まずは石やんが出てきて、では残業しますとレイ・チャールズのHallelujah, I Love Her Soで幕開け。今まで座りっぱなしだった客も立ち始めたけど、まだまばら。やはり歳のせいか。続いて披露したのはSMOKY。この曲は、何回聴いてもBAHOのアコギバージョンが一番カッコいいと思う。この終盤で、また立つ人が増えたけど、まだ少ない。別にいいけどね。いいけども。

アンコールが終わって、そそくさと帰る人が目立ち始める中、再度のアンコール要求。最初からアンコールは2回のつもりでいたので、ここで帰る訳には行きません。その要求に応えてくれて2回目のアンコールでUncle Jackを演奏。ここにきて、ようやく客もほぼ総立ち状態に。

たっぷり楽しませていただいて、終わってホールを出たのが10時20分。6時半からやってたから、休憩の15分抜いても3時間半はやってたことになる。全然感じなかった。あっという間だったなぁ。

DVD用の撮影やってたってことは、そのうち発売されるってことだと思うけど、これは買うしか無いですね。ま、私は確実に映らない位置でしたけど。

アンコールの時にCharが「電車あるの?」って言ってたけど、この時間なら終電乗れるはずなので新宿駅に向かったら、よりによって乗った電車が2つ続けて遅れたため、電車無くなっちゃいました。仕方ないから、漫画喫茶で一泊。電車のドアにて挟まれて非常停止ボタンとか、どういうことよ。挟まれるなよ。

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